出典 キヤノン:https://cweb.canon.jp/eos/special/eos-r/r5/
キヤノンは、2020年4月21日、同社ウェブサイトで公開中の「EOS R5スペシャルサイト」の情報を更新。新たに「動画撮影」「ボディ内手ブレ補正」「デュアルスロット」の項目が公開されました。
す、すごいです。
涙目の現役αユーザーがスペックを考察します。
EOS R5の動画コーデックはH.265を採用
8K動画
- フレームレート29.97fps
- RAW動画撮影対応
4K動画
- フレームレート119.88fps
- 4K 59.94fps外部出力
コーデック
- 4:2:2 10bit Canon Log(H.265)
- 4:2:2 10bit HDR PQ(H.265)
動画スペックはスゴイの一言。8Kが29.97fpsという実用的なフレームレートで撮影できるのが普通に立派ですね。動画切り出しによる写真で完結できる仕事も増えそうです。
また、RAW・422-10bit Log・HDRに対応しています。コーデックはXF-HEVC(H.265)ですかね?
8Kは今すぐ活用できる機能ではありませんが、動画性能が一気にブレイクスルーしたので長期間使えるカメラになりそう。ソニーαは未だ4:2:0 8bitですからね。
色域は、sRGBやAdobe RGBのほか、映像用のBT.2020とかRec.709(写真とはガンマが違う)も搭載されそうですね。
HDRで撮影した映像を写真として抜粋する時、色域変換はそうすればよいのでしょうか? 新しいワークフローが必要ですよね。
4Kは、フレームレート119.88fpsに到達。スロー撮影による表現方法が格段に向上しそうですね。2K240fps撮影ができれば、それはそれですごい。
しかし、H.265の採用により、相当なパソコンスペックが必要になりそう。作業領域やレンダリングで大量のストレージを消費するのは避けられそうにないですね。
AFについては、8K4Kとも全画素フルフレーム書き出しに対応。デュアルピクセルAFが制限なしで動作するようです。
ソニーαユーザー、完全に涙目です!!!!!
アップルは、T2プロセッサにH.264エンコーダーを搭載しているので高速書き出しに対応できますが、H.265は再生だけだったはず。H.265の書き出しは時間がかかりそう。EOS C300 MarkIIIの発売が予告されてるだけに、夏前にFCPXのバージョンアップがありそうですね。
ボディ内手ブレ補正搭載
キヤノン初搭載 ボディ内手ぶれ補正
- ボディ内5軸手ぶれ補正
- +レンズ光学ISと合わせた協調制御
ボディ内5軸手ぶれ補正+レンズ光学ISの協調制御というのは、オリンパスが得意な領域ですよね。新型RFレンズのイメージサークルにどれだけ余裕があるのかわかりませんが、ジンバル並みの防振効果が得られるのなら大歓迎ですよね。
多くのFEレンズが協調動作するとのことなので、過去の資産を活用できる可能性があります。現役レフユーザーの人には嬉しい配慮です。
デュアルスロット
キヤノン初搭載 ボディ内手ぶれ補正
- CFexpress ×1
- SD UHS-II ×1
デュアルスロット対応です。動画撮影の収録は、制限がつくのか両規格とも同等の保存ができるのかは不明です。
まとめ
ソニーαユーザーの筆者は涙目です。
しかし、ソニーには業務用カムコーダーの技術があるので、どうにかなりそうな予感があります。一番涙目なのはLUMIX S1Hユーザー? パナソニックはオートフォーカスの足枷から逃れられません。AFは速くて正確に越したことはありませんよね。
ソニーは、業務用カムコーダーの発表と同時に新しいH265コーデックが公開される噂があります。わざわざ発表会をズラしたとの噂があり、EOS C300 MarkIIIとEOS R5のスペックを考慮したプレゼン資料を作成しているのかもしれませんね。

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