シグマ100-400mm F5-6.3 DG DN OS発売|ソニーEマウント用を考察

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どもっ!

シグマから、ミラーレスカメラに専用設計された超望遠ズーム「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary」が発売されました。発売日は2020年7月10日、標準小売価格12万円(税別)です。

僕なりに、ソニーEマウント用に注目して、スペックや価格について考察しました。

ミラーレス専用設計の超望遠ズーム

ミラーレス専用設計の定義とは何?

従来の一眼レフ用に開発されたレンズは、ヘリコイド(ネジ)やカムなどの機構を介して「機械的」にレンズ群を動かしていました。

 

その後、オートフォーカスの普及に伴い、既存の構造にモーターが追加されました。

ピント操作を電動化したにすぎず、ヘリコイドの摺動抵抗が大きいため高トルクのモーターが必要だったり、作動音がしたり、高速なピント合わせがしづらい性格がありました。

シグマの考えるミラーレス専用設計とは、レンズ駆動にヘリコイド(ネジ)やカムなどの機構を廃止して、レンズ(レンズ群)をダイレクトに前後方向に移動するというもの。モーター制御が高精度かつ高速で行えるため、より高速なオートフォーカスを実現します。

また、ヘリコイドやカムなどの機構が取り除かれることで作動音が低減され、ほぼ無音のフォーカスを実現。動画撮影時のオートフォーカスで圧倒的なアドバンテージが得られます。

デメリットは、レンズの移動の動力が100%モーターに頼ることになるため、電源がOFFの状態では動作しません。

マニュアルフォーカス時のピント合わせは、ピントリングに内蔵されたセンサー情報を元にモーター駆動で作動するため、センサー品質がレスポンスや精度を左右します。

高級なレンズは、高性能なセンサーが用いられているため違和感を感じることは少ないですが、安価なレンズは、ストレスを感じることがあります。

ここが気になる!

【ゲタの材質】が変更
今までのシグマのレンズで(個人的に)残念だった、マウントと本体の部品が「つやあり」で違和感がありました。

このレンズは材質にアルミを採用。あの光沢感が消え、精悍なイメージに仕上がりました。

海外Youtuberが公開する気になる点
このレンズは、AF作動時に全域のピントを探る「コントラストAFの挙動」を指摘していました。純正は、逆には動かずスッと合うので現品で確かめる必要がありそうです。

マウント交換可能
マウント交換は、ソニーEマウントとライカLマウントのみ有償交換(変更)できます。

100-400mm F5-6.3 DG DN OSの特徴

 

引用:シグマ https://www.sigma-photo.co.jp

↑広角端の全長

 

引用:シグマ https://www.sigma-photo.co.jp

 

100-400mm F5-6.3 DG DN OSは、コンテンポラリーに分類されるレンズ。コンテンポラリーシリーズのコンセプトは、メカニカルなレンズ補正を控え積極的に電子補正で補うことで価格とサイズを抑えたモデルです

シグマ初のフルサイズミラーレス対応・超望遠ズームレンズとしてソニーEマウント用とライカLマウント用の2種類が同時発売されました。

すでにシグマからは、ソニーEマウント用互換レンズ(従来構造の応用品)が発売済みで、ライセンス認証済みなので瞳AFやレンズ補正はもちろん、カメラ経由のファームウェア更新にもネイティブに対応します。

ところが、ヘリコイド(ネジ)やカムを介した構造のためオートフォーカスの動作がギクシャクしたり作動音が気になりました。

ミラーレスは動画撮影するユーザーも多いため、AF動作や作動音の点において、ミラーレスに専用開発された純正レンズの性能に及ばないというのが正直な感想でした。

というわけで・・・・

ミラーレス専用設計された100-400mm F5-6.3 DG DN OSは、高速AFや静音性能についても期待が持てそうです。

完全ミラーレス専用設計

100-400mm F5-6.3は、すでに一眼レフ用レンズとして発売済みです。

ユーザーの中には「マウント部分に小細工してミラーレスに対応したのでは?」と思いますよね。

ミラーレス専用を謳った「24-70mm F2.8 DG DN | Art」ですが、モーターにHSMモーターを使用していることからも「完全ミラーレス専用」とは言えない部分も否定できない製品です。

今回発売された「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary」は新規設計されたレンズで、モーターにステッピングモーターが採用。

ミラーレス専用に偽りはなさそうです。

レンズ構成

引用:シグマ https://www.sigma-photo.co.jp

↑SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary(ミラーレス専用設計)

引用:シグマ https://www.sigma-photo.co.jp

↑SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary

一眼レフ用は、レンズ構成が15群21枚に対して、ミラーレス用は16群22枚です。

また、高性能レンズについては、一眼レフ用はSLDガラス4枚に対して、ミラーレス用はFLDカラス1枚、SLDガラス4枚の合計5枚を採用。

モーター

一眼レフ用は、「HSM」モーターを搭載するのに対して、ミラーレス用は「ステッピングモーター」を採用。

レイコイドやカムを介さず、ほぼ無音の駆動を実現。

テレコンはEマウント非対応

残念な点は、同時発売されたSIGMA TELE CONVERTER TC-1411/TC-2011がソニーEマウント用の設定がないこと。

大人の事情でソニーEマウント用テレコンは発売されません!

引用:シグマ https://www.sigma-photo.co.jp

真相は、ソニーとの契約条件により、テレコンバーターの発売が認められないことにあるようです。

ソニーとしては、シグマがすべてのEマウントレンズとの適合確認ができないと思われます。

SIGMA TELE CONVERTER TC-1411/TC-2011をソニー純正レンズと組み合した時に不具合が出る可能性があるので、個人的には「仕方ない処置」だと思います。

レンズ内手ぶれ補正内蔵

ソニーEマウント互換レンズは、ソニーが大株主のタムロン製品が大人気ですが、レンズ内手ぶれ補正機構が排除されています。

大株主様に対する忖度でしょうか?

引用:シグマ https://www.sigma-photo.co.jp

その点、シグマに忖度する必要がありません(笑

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporaryは、約4段分に相当する強力な手ブレ補正(OS)機構をレンズ内部に搭載しました。

レンズ本体に「AF/MF切り替えスイッチ、フォーカスエリア設定切り替えスイッチ、手ブレモード切り替えスイッチ、OSスイッチ、AFLボタン」も搭載。

本体のメニュー操作をせずに切り替えられるので、スポーツ撮影などで本領を発揮しそうです。

ボディ内手ブレ補正機構を持たないα6400ユーザー待望のレンズといえそうです。

その他 特徴や機能

引用:シグマ https://www.sigma-photo.co.jp

  • デュアルアクションズーム
  • オプションでアルカスイス互換三脚座を用意
  • 簡易防塵防滴機構を採用
  • 9枚羽根の円形絞りを採用
  • フレアやゴーストに配慮した設計
  • レンズ光学補正機能に対応

ソニー100400GMの性能はスゴイ!

対抗レンズは、ソニー純正100400GMですよね。

100400GMは見かけこそ普通の望遠レンズですが、凄まじい解像度で撮影できる神レンズです。純正1.4倍テレコンを装着して、画質がほとんど低下しませんからね。

流石にシグマも、真っ向勝負は避けてきました。

アピールポイントは絞りが1/3段暗くて価格が半額。

スペックを比較

100400GMとスペックを比較してみましょう!

100-400mm F5-6.3 DG DN OS SEL100400GM
レンズ構成枚数 16群22枚 16群22枚
焦点距離 100-400mm 100-400mm
解放絞り F5.0〜F6.3 F4.5〜F5.6
高性能レンズ FLDカラス=1枚
SLDガラス=4枚
スーパーEDカラス=1枚
EDガラス=2枚
モーター ステッピングモーター DDSSM+ダブルリニアモーター
画角(フルスケール) 24.4° – 6.2° 24°-6°10′
最小絞り 9枚(円形絞り) 9枚
最短撮影距離 112cm(ワイド) – 160cm(テレ) 98cm
最大撮影倍率 1:4.1(400mm時) 0.35
手ブレ補正 あり あり
フィルターサイズ φ67mm φ77mm
最大径×長さ φ86.0mm × 199.2mm(Eマウント用) φ93.9mm x 205mm
質量 1,140g(Eマウント用) 1395g (三脚座別)
価格 120,000円(税別) 290,380円(税別)
価格.COM価格 106,920(税込)2020年6月現在 252,723円(税込)2020年6月現在
付属品 フード LH770-05
PROTECTIVE COVER PT-31
フード ALC-SH151
ソフトキャリングケース
三脚座

まとめ

ソニーSEL100400GMと比較すると劣る点があります。

しかし、シグマは価格は半額以下で購入できます。

圧倒的なコストパフォーマンスを考慮すると、画質もそこそこ良さそうなので及第点に収まる人も多いのではないでしょうか?

 

 

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