α7RIVと相性の良いSDカード【写真重視ならコレを買え!】

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SDカード

α7RIVは有効画素6100万画素のミラーレスカメラです。画素数が多いということはファイスサイズも大きくなり、テンポよく撮影するにはSDカードの書き込み時間や読み出し時間が重要になります。というわけで、α7RIVに照準を合わせたSDカードの【グレード】と【スピード】について、現役ユーザーがねちっこく検証しました。

気になる人は、テスト結果を掲載したので最後までお読みくださいね!

結論:コスパ重視ならUHS-II V60を買え!

結論を先に言うと・・・。

「UHS-II V60」が速度と価格のバランスのとれたSDカードです。パソコンへのバックアップ(コピー時間)も重視するならSD最強スペック「UHS-II V90」を購入しましょう!

検証に使用したSDカード4選

今回のテストで使用したSDカードはこの4枚。最新型のUHS-IIのV90とV60をはじめ、UHS-IのV30、そして8年前のSDHCカードも用意しました。

、SDHC Class10 【Trancend 32GB】 ※販売終了製品
、SDXC UHS-I Class10 U3 V30 【SunDisk Extreme 128GB】 ※販売中
、SDXC UHS-II Class10 U3 V60 【PROGRARD GOLD 128GB】 ※販売中
、SDXC UHS-II Class10 U3 V90 【Kingston CANVAS React Plus 128GB】 ※販売中

テスト条件

今回は「写真撮影」に特化したテストを行いました。

カメラ:ソニーα7RIV
記録方式:JPEGエクストラファイン(L60M)、非圧縮Raw、圧縮Raw、JPEGエクストラファイン+非圧縮Raw同時記録の4種類を計測
備考:10枚連写から書き込みが終了するまでの時間を計測

※動画記録が気になる人のために補足すると、α7RIVの動画は4K30Pが上限なので「V30クラス」を満たしていれば問題なく撮影できます。安価なSDカードでOKです!

【JPEG】書き込み時間を検証

JPEG変換に時間がかかり高速メディアのメリットが発揮できず!?
α7RIVでJPEGを10連写した時の書き込み時間を計測しました。UHS-I U3以上のSDカードを使用すれば書き込み速度に大差ない予想外の結果が判明しました。詳細は不明ですが、JPEGの処理時間がボトムネックになっていることが推測されます。

このあたりは一般には知られておらず、有意義な検証結果だと思います。

JPEGのみで撮影する人は、高価な高速メディアを購入してもポテンシャルを発揮できないことが判明しました。
SDカード 【JPEG】10連写の書き込み時間
SDHC Class10
Trancend 32GB
29秒58
SDXC UHS-I Class10 U3 V30
SunDisk Extreme 128GB
16秒26
SDXC UHS-II Class10 U3 V60
PROGRARD GOLD 128GB
16秒17
SDXC UHS-II Class10 U3 V90
Kingston CANVAS React Plus 128GB
16秒03

結論 JPEGオンリーで連写しないなら「UHS-I V30」で十分

【非圧縮Raw】書き込み時間を検証

高性能・高速SDカードの優位性を存分に発揮!
α7RIVで非圧縮Raw10連写した時のメディア書き込み時間を計測。ファイスサイズが大きくなる分、SDカードの書き込みスピードの優劣が時間短縮に反映されました。

UHS-II規格のV60とV90の時間差は約3秒。体感できるかと問われれば「わかりづらい」というのが正直なところ。UHS-I V30と比較すると明らかな速さを体感できます。
SDカード 【非圧縮Raw】10連写の書き込み時間
SDHC Class10
Trancend 32GB
1分00秒74
SDXC UHS-I Class10 U3
SunDisk Extreme 128GB
17秒46
SDXC UHS-II Class10 U3 V60
PROGRARD GOLD 128GB
10秒62
SDXC UHS-II Class10 U3 V90
Kingston CANVAS React Plus 128GB
7秒60

結論 非圧縮Rawの保存は「SDカード性能=速度向上」として体感できる

【圧縮Raw】書き込み時間を検証

最高速SDカードの速度は最速だけど体感できないかも!?
α7RIVで圧縮Raw撮影した時のメディア書き込み時間を計測。ファイスサイズが圧縮された分、非圧縮Raw記録よりも高速書き込みできます。

UHS-II規格のV60とV90の時間差は約1秒。書き込みに時間の「差」は、ほぼ体感できないと言えそうです。
SDカード 【圧縮Raw】10連写の書き込み時間
SDHC Class10
Trancend 32GB
32秒37
SDXC UHS-I Class10 U3
SunDisk Extreme 128GB
10秒21
SDXC UHS-II Class10 U3 V60
PROGRARD GOLD 128GB
6秒50 ※上級グレードと遜色ナシ!
SDXC UHS-II Class10 U3 V90
Kingston CANVAS React Plus 128GB
5秒84

結論 V90とV60の速度差はわずか1秒・・・

【JPEG+圧縮Raw】同時記録時の書き込み時間を検証

V90とV60の書き込み時間が同じという衝撃結果
α7RIVでJPEG+圧縮Raw同時記録時のメディア書き込み時間を計測。8年前のSDカードは、書き込み時間がぶっちぎりで遅いことが判明。 意外なことにV60とV90は同一タイムでした。JPEG単独記録時と同様、変換処理がボトムネックになり、スピードが発揮できないようです。

α1からCFexpress Type Aカードが採用されましたが、α7RIVのJPEG&RAWの同時記録ではスピードが活かせないため採用されなかったと推測できますね。

UHS-II規格のV60とV90の書き込み時間を比較すると「時間差なし」の衝撃結果。高価な上級グレードを購入してもポテンシャルを発揮できないなんて!
SDカード 【JPEG+圧縮Raw】10連写の書き込み時間
SDHC Class10
Trancend 32GB
1分30秒63
SDXC UHS-I Class10 U3
SunDisk Extreme 128GB
26秒03
SDXC UHS-II Class10 U3 V60
PROGRARD GOLD 128GB
17秒41
SDXC UHS-II Class10 U3 V90
Kingston CANVAS React Plus 128GB
17秒08

結論 JPEG+圧縮Rawの同時保存は「UHS-II V60」でも十分な性能を発揮できる!

α7RIVにオススメなSDカードはコレ!

▼ 連写&大量撮影しない人にオススメな低コストSDカードの決定版

のんびりα7RIVユーザー向け▶︎ SDXC UHS-I V30の高速読み出しタイプ

SDXC UHS-I Class10 U3の書き込みスピードは、高スペック品で90MB/s前後が上限。しかし、読み出し速度は、独自規格の採用により高速化した製品があります。専用のSDカードリーダーが必要になりますが、バックアップ時のコピー時間が短縮できるのでオススメです。SunDiskは安心のブランド!

 

▼ カメラの書き込み速度とコピー時間をコスト重視で両立するならコレ

賢いα7RIVユーザー向け▶︎ SDXC UHS-II V60

JPEG+圧縮Raw同時記録の書き込み時間は、UHS-II V90と同じでした。V90(キングストン製品)とV60(プロガード製品)の違いは読み出し速度の差なので、バックアップ時のコピー時間を妥協できれば低コストで導入できます。データを消去した時、純正ソフトを用いることで復活できます。

UHS-IIをチョイスすることでパソコンへのバックアップ(コピー)時間は短縮できますが、保存メディアがハードディスクの場合、ボトムネックでフルスピードを出せない可能性があります。その場合は、読み出しスピードが少し遅めの250MB/s程度でも問題ありません!

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▼ カメラの書き込み速度もバックアップのコピー時間も圧倒的に高速化!

最強最速α7RIVユーザー向け▶︎ SDXC UHS-II V90

究極の速さを求めるのならUHS-II V90を購入しましょう! この製品はUHS-II V90の中ではぶっちぎりに安価でUHS-II対応カードリーダーが無料で付いてくるお得な製品です。買わない理由が見つからない「神製品」といえますね。

UHS-IIをチョイスすることでパソコンへのバックアップ(コピー)時間は短縮できるので、128GBまで撮りためたデータの最短時間でコピーするなら効果絶大です。ただし、バックアップ側のメディアがSSDであることが必須です。

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