α7iiiの基本|「ファイル形式」と「リレー記録」について

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初心者向け

α7iiiの画像ファイルはデフォルトでJPEGが設定されているので沢山の写真を保存できます。しかし、高性能なミラーレス一眼を購入されたのなら「RAW+JPEG」を選んでみませんか?

撮影枚数は少なくなりますが未来で役立つかも知れません。撮影枚数が減ってしまうマイナスポイントを補う方法もアドバイスします。

ファイル形式「RAW+JPEG」のススメ

α7iiiはファイル形式の項目で「RAW」「RAW+JPEG」「JPEG」の3通りの記録方法を選択できます。出荷状態では「JPEG」が設定されています。

RAWとは
撮影素子のデータを無加工の状態で保存する方式です。別途パソコンで画像処理をおこない高品位に補正したり、露出の暗い画像を明るく修正することができます。
JPEGとは
撮影素子のデータをカメラ内部で画像処理した上、データ量を小さく圧縮した方式です。ファイル容量を小さくできるのでSDカードに多くの写真を保存できます。
RAW+JPEGとは
JPEG画像とRAW画像を同時記録する方式です。「閲覧用にはJPEG画像、編集用にはRAW画像」という用途で利用します。その反面、1枚の写真で2つのデータを保存するのでデータ容量が大きくなりSDカードを消費します。

で〜、結局どれに設定すればいいの?


設定場所

MENU ▶︎ 撮影設定1 ▶︎ 画質/画像サイズ1 【1/14】▶︎ ファイル形式

 

高性能なα7iiiを購入したからこそ、個人的には「RAW+JPEG」を選んでいただきたいですね。パソコンで画像処理しなくても、未来に活用できる機会が訪れるかもしれませんから。

ただし「RAW+JPEG」は撮影できる枚数が少なくなります。事項で説明します。

それぞれの画像サイズは?

▼α7iiiで写真撮影したときのデータ容量

ファイル形式 8GB 16GB 64GB
JPEG
Lサイズ
3:2
スタンダード 1100枚 4600枚 9200枚
ファイン 790枚 3200枚 6400枚
エクストラファイン 435枚 1750枚 3500枚
RAW 圧縮 295枚 1200枚 2400枚
非圧縮 150枚 610枚 1200枚
JPEG+RAW
(ファイン)
圧縮 215枚 870枚 1750枚
非圧縮 150枚 300枚 600枚
出荷状態の設定は「JPEG・Lサイズ・横縦比3:2」です。16GBのSDカードを使用した場合、3200枚も撮影できます。

設定をJPEG+RAW(非圧縮)に変更すると、撮影枚数が300枚に減少します。

4600枚と300枚の差は大きいですよね。

それでもJPEG+RAWをお勧めします

余ったSDカードの活用法

みなさん、使用する機会が少なくなったSDカードを持て余していませんか?

α7iiiは、SDカードを2枚挿入することができます。

「JPEG+RAW」を設定すると撮影枚数が極端に少なくなります。容量の大きなSDカードを買い足すことで対応しますが、お金をかけずに対処する方法もあります。

余ったSDカードをスロット2に入れっぱなしにする方法です。

普段はまったく役に立ちませんが、スロット1のSDカードが満タンになった時「リレー記録」によりスロット2のSDカードに保存できます。


設定場所
MENU ▶︎ セットアップ1 ▶︎ 画質/画像サイズ1 【6/7】▶︎ 記録メディア設定

リレー記録になる設定内容

優先記録メディア スロット1
記録モード 標準
記録メディア自動切り替え 
※スロット2も同じ設定にします。

この方法は、SDカードを忘れた時にも役立ちますよ。誰でもうっかりミスはありますからね。

容量は4GBでも構いません。4GBあればJPEG+RAWで100枚、JPEGファインに変更すれば400枚近く撮影できます。

 

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まとめ

「JPEG+RAW」の同時保存はSDカードの容量を大量に消費します。しかし、SDカードは価格が安くなっています。

今すぐRAWデータが必要でなくても未来で役立つかもしれませんよ。

最後までお読みいただきありがとうございます

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