カッコ良いひこ〜き写真が撮影できたら、SNSにアップロードして多くの人に見てもらいたいものですよね。インスタグラムやツイッターのアカウントを持っている人も多いのではないでしょうか。しかし、高価なカメラ&レンズで撮影した写真も、適当にアップロードすると画質が低下するおそれがあります。多くの人に高画質な写真を見てもらう方法をまとめました。ちょっとした一手間をおこなうことで、写真映えがアップするかもしれませんよ!
SNS投稿時の推奨解像度
Instagram編
Instagramのタイムラインに表示される投稿用写真の最大解像度は1080×1080pxです。ファイル容量は、最大30MBまでと定められています。これより小さな写真は、1080×1080pxまで拡大表示されるため解像度が低下します。
欲張って1080×1080pxより大きな写真をアップロードしても、インスタグラムのサーバ側で長編1080pxまで自動的に縮小処理されます。
◆ファイル形式:JPEG/GIF/PNG
◆容量:30MBまで(サーバ側で自動圧縮されます)
◆推奨サイズ:
正方形(1:1)= 横1080px × 縦1080px ※正方形
横長(3:2)= 横1080px × 縦719px ※写真の比率
横長(16:9)= 横1080px × 縦604px ※動画の比率
縦長(3:2)= 横719px × 縦1080px
縦長(16:9)= 横604px × 縦1080px
ピンチアウトで拡大表示
インスタグラムは、ピンチアウト操作により画像を拡大表示できます。ただし、Twitterのように高画質写真に切り替わるわけでなく、1080×1080pxが拡大されるだけなので拡大時は解像度が荒くなります。拡大状態を維持することもできません。
そのため、投稿する写真は1080×1080pxの大きさで必要十分。
トリミングに余裕があるため、150-600mmクラスのズームレンズで十分写真投稿を楽しむことができます。
Twitter編
Twitterのタイムラインに表示される投稿用写真の最大解像度は4096×4096px(PCブラウザ版Twitterから投稿時)です。ファイル容量は、最大5MBまでと定められています。
これより大きな写真をアップしても、自動的に4096×4096pxまで縮小されます。EXIFデータは自動的に削除されます。
◆ファイル形式:JPEG/GIF/PNG
◆容量:5MBまで
◆推奨サイズ:
正方形(1:1)= 横4096px × 縦4096px ※正方形
横長(3:2)= 横4096px × 縦2727px ※写真の比率
横長(16:9)= 横4096px × 縦2304px ※動画の比率
縦長(3:2)= 横2727px × 縦4096px
縦長(16:9)= 横2304px × 縦4096px
注意点は、スマホ(スマホアプリ版Twitter)からアップロードする場合、最大解像度は2048×2048pxに制限されるようです。
スマホアプリ版Twitterで高画質写真をアップロードしたり閲覧するには、あらかじめ下記の方法で設定変更しておく必要があります。
スマホアプリ版Twitterの設定変更
アップロードの設定
設定とプライバシー▶︎データ利用の設定▶︎画像を高画質でアップロード
高画質画像の閲覧設定
設定とプライバシー▶︎データ利用の設定▶︎データセーバーをON
拡大表示に対応
Twitterに投稿した写真は、クリックすると最大解像度4096×4096pxの大きさサイズで表示されます。そのため写真品質を向上するには「高品質=機材勝負」になりやすくなります。
写真投稿時の注意点
写真投稿時に空港名や基地名を記載すると検索ワードに該当する投稿がタイムラインに表示されます。しかし、短時間に集中して空港名や基地名を記載すると、あなたの投稿がタイムラインを埋めつくす事態に陥ります。アカウント名に有名空港や有名基地の名称を含む場合も同様です。
Twitterは、情報検索や情報交流で活用している人が多い傾向です。特定の人の投稿が検索によりズラリ表示されると「うっとうしい存在」になりかねません。
あえて「有名空港や有名基地を記載しない」人が多いようです。
Facebook編
Facebookに表示される投稿用写真の最大解像度は横幅幅2048px以内です。ファイル容量は、最大15MB(PNGは1MBまで)までと定められています。これより大きな写真をアップしても、自動的に縮小されます。
◆ファイル形式:JPEG、BPM、PNG、GIF、TIFF
◆容量:5MBまで
◆推奨サイズ:
正方形(1:1)= 横2048px × 縦2048px ※正方形
横長(3:2)= 横2048px × 縦1365px ※写真の比率
横長(16:9)= 横2048px × 縦1152px ※動画の比率
縦長(3:2)= 横1365px × 縦2048px
縦長(16:9)= 横1152px × 縦2048px
SNS投稿用写真撮影のコツ
Instagram編
インスタグラムの最大解像度は1080×1080ピクセルです。
いまどきのデジカメで1080×1080ピクセルの解像度を確保することは余裕だと思います。被写体までの距離が遠い場合、テレコンを使わずトリミング対応した方がより高解像度で表示できる可能性が高くなります。
Twitter編
ツイッターは、写真選択時に最大解像度4096×4096ピクセルの写真を拡大表示できます。4Kサイズの写真はプリント出力できるほどの高解像度。そのため「SNS用写真だから」と油断することはできず、写真を本格的に撮影する必要があります。
解像度重視の写真を投稿する場合、テレコンなしの撮影が前提になります。
撮影場所から被写体までの距離が遠い場合、テレコン無しで4096×4096ピクセル以上のサイズを確保できない時は、テレコンを使って大きく撮影して後処理により「縮小」した方が良い結果が得られる傾向です。
とちらが有利?
ひこーき写真は、本格的な超望遠レンズを揃えたとしても「なかなか大きく撮影できない」というのが実情ですよね。
そのような現状を踏まえると、誰もが一律の解像度「1080×1080ピクセル」で投稿できるインスタグラムの方が敷居が低くなります。また、インスタグラムは写真主体のSNSのため、素晴らしい写真を公開すれば、知らない人からでも「いいね」をもらえやすい傾向にあります。
ツイッターは、写真主体のSNSではありません。言葉による交流が主体になるので素晴らしい写真を公開しても「いいね」をたくさんもらうのは困難だと思われます。
純粋に写真公開する目的なら・・・
個人的には気軽な「インスタグラム」をお勧めします。
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