写真印刷が綺麗に仕上がるプリンター選び2020年おすすめ5選【エプソン編】

アクセサリー

フォトグラファーがプリンタに求める品質は「写真画質」ですよね。人気のエプソンプリンタをフォトグラファー視線になって写真品質と印刷コストで機種選びしました。

結論を先に申し上げると「EP-882A・EP-30VA・EP-10VA」の三択。フラッグシップを狙うなら新型「SC-PX1VL・SC-PX1L」を狙いたいですね。

写真印刷で重要したいプリンタ選びの基準はなに?

インクの種類と色数

通常の印刷は「シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック」で印刷されます。雑誌やポスターなどの商業印刷は、この4色で印刷されています。

ところが、インクジェツトプリンタは高級機になると6色とか10色とかインク色が多くなります。これはディスプレイで表示される鮮やかな色が4色インクでは再現できないからです。彩度の高い領域の色を5色目以降のインクで補っているのですね。

インクの色数が増えるとより鮮やかな色が再現できる反面、インクコストが増加します。相反する関係なんです。

ランニングコスト

プリントメーカーが絶対に公表したくない本体価格を含めた印刷コストを算出しました。

印刷コストはL版で算出。L版プリントが500枚以内だと恐ろしく高額ですね・・・。A4サイズは「L版6枚分」だと思ってください。

▼ 本体購入費用込みの印刷コスト

本体価格 印刷コスト
メーカー公表値
L版500枚
総額
L版1000枚
総額
L版2000枚
総額
普及高画質機
(6色インク)
EP-30VA
市場最安価格
40,000円前後
※5200円
L版1枚
12.7円
46,350円
@82.3円
52,700円
@47.5円
65,000円
@30.1円
普及機
(6色インク)
EP-882A
市場最安価格
22,000円前後
※4200円
L版1枚
20.6円
32,250円
@56.2円
42,600円
@38.4円
63,200円
@29.5円
大容量インク機(5色インク)
EW-M752T
市場最安価格
36,000円前後
※3300円
L版1枚
8.6円
40,300円
@74.0円
44,600円
@41.3円
53,200円
@25.0円
高級機
(9色インク)
SC-PX5VII
市場最安価格
78,000円前後
※22,500円
L版1枚
18.9円
87,450円
@129.9円
96,900円
@74.4円
115,800円
@46.7円

※本位価格にインク(1セット)が付属するためインク代を引いた金額をベースに算出しました。

筆者は3年間にL版プリントを400程度を印刷しました。A4はインクを大量に消費するので家庭では印刷しなくなりました。

大容量インク機は印刷コストは安価ですが本体価格が割高のため、L版1000枚程度ではコストが発揮できないことが判明。事務系プリンタとして大量に印刷しないとメリットは発揮できません、

コストパフォーマンスは普及6色インク機のEP-882Aがベストチョイスになります。

L版3000枚以上印刷するなら高画質6色インク機のEP-30VAがパフォーマンスを発揮しますが、家庭用プリンタでL版3000枚印刷する可能性は皆無だと思います。

これはお伝えしたくない事実ですが印刷枚数がL版1000枚以内ならカメラのキタムラなどで銀塩プリントした方が良いかも・・・。いつでも自宅でプリントできる環境は夢がありますからね。忘れてください!

機種ごとのインク色

▼ エプソンプリンタの色数と内訳

対応インク 色数
EP-30VA ヨット
6色
ブラック・シアン・マゼンタ・イエロー
レッド・グレー
EP-882A カメ
6色
ブラック・シアン・マゼンタ・イエロー
ライトシアンライトマゼンタ
EW-M752T ケンダマ・タケトンボ
5色
マットブラック(顔料文字用)
フォトブラック・シアン・マゼンタ・イエロー
SC-PX5VII
9色
マットブラック(顔料つや消し印刷用)
フォトブラック・シアン・ビビッドマゼンタ・イエロー
ライトシアン・ビビットライトマゼンタ・グレーライト・グレー

用紙サイズと設置スペースの関係

家庭用プリンタは、A4サイズが普及しています。A3プリント機は、本体サイズが一気に大きくなる傾向にあります。

自宅でA3サイズが出力できる点は大きな魅力ですが、本体を棚の上に置くことは不可能だと思います。横幅は大きくなっても対処できますが、A3プリンタは奥行き方向が大きくなるのが設置に困る要因になります。

A3プリンタを購入するときは、同時に設置する机や棚を用意する必要があります。

MacOSXのドライバ対応

マックユーザーの写真プリンター選びは、基本的にエプソンの一択だと思ってください。

というのも、キヤノン製インクジットプリンタは、MacOSX用プリンタドライバーの供給を終了しました。プリント自体はOS付属の汎用ドライバー「AirPrint」で出力できますが、用紙やカラー設定などの細かな設定ができなくなりました。

マックユーザーがこの事実を知らずにキヤノン製プリンタを購入すると「不幸の始まり」になるので、絶対に避けてください。

 

EPSONインクジェツトプリンタ 写真プリントおすすめ5選

EP-882A L版1000枚程度の印刷ならコストパフォーマンス抜群

超個人的評価 A
光沢★★★★★ 人物★★★★★ 風景★★★★★ 白黒★★★☆☆ コスト★★★★☆

写真ユーザーの80%の人がEP-882Aで満足できそう!
写真印刷に特化した完成度が高い染料インク専用機です

サイズ 両面プリント 給紙 廃インク交換 スマホ
プリント
ディスク
印刷
スキャナ
L版〜A4 全面2段
背面手差

染料インクを採用したA4普及機。CMYK基本インクにライトシアンとライトマゼンタの2色を追加。普及機ですが高級機並みのポテンシャルを秘めた実力機だと思います。ライトマゼントは肌色の再現性。ライトシアンは青色の階調向上に寄与します。

人物から風景に対応するオールラウンド機。けっこう狙い目かも。

本体込みの印刷コストはL版2000枚までなら最安です!

▶︎ デメリット
1年でモデルチェンジされる運命
黒色が染料インクなので書類は苦手

追記

カラープロファイルを確認すると、Adobe RGBの色域をほぼカバーできる色域を実現。色域についてはEPSON染料インクジェットプリンター最強のEP-10VAやEP-30VAにわずかに及びませんが同等といえる僅差です。ライトシアンとライトマゼンタ搭載により諧調も優れていると思われます。

sRGBならモニター同等、Adobe RGBでも青と緑の一部を除きモニターの表示とおりに出力できる性能を備えています。

白黒を印刷しないならアリです。

EP-30VA A4サイズ以内で写真高画質を求めるならベストチョイス

超個人的評価 A+
光沢★★★★★ 人物★★★★★ 風景★★★★★ 白黒★★★★☆ コスト★★★☆☆

色域の広さはエプソン染料機最強?

写真に特化した光沢&性能重視ならベストチョイスかも

サイズ 両面プリント 給紙 廃インク交換 スマホ
プリント
ディスク
印刷
スキャナ
L版〜A4 全面2段
背面手差

染料インクを採用したA4ランンイングコスト低減機。CMYK基本インクにレッドとグレーの2色を追加。旧世代のインク色ですが、実績がある無難な仕様ともいえます。レッドインクの採用により肌色の表現が向上。グレーインクは白黒出力時や正確なグレーバランスの表現に寄与すると思います。

本体価格が高くなるので印刷コストは高くなります。廃インクタンクの交換に非対応なのが残念すぎます。新型モデルが発売される可能性も!

用紙メーカーが専用ICCプロファイルを提供しているメーカーもあります。

▶︎ デメリット
廃インクタンクの交換に非対応
本体価格が高くなるので印刷コストが安くなるのはL版2500枚以上から
設計が古い
黒色が染料インクなので書類は苦手

追記

用紙メーカーが提供しているカラープロファイルを確認すると、Adobe RGBの色域をほぼカバーできる色域を実現。EPSON染料インクジェットプリンター最強の広さです。

sRGBならモニター同等、Adobe RGBでも青と緑の一部を除きモニターの表示とおりに出力できる性能を備えています。

EP-10VA A3サイズの高画質をご自宅で出力したいなら!

超個人的評価 A+
光沢★★★★★ 人物★★★★★ 風景★★★★★ 白黒★★★★☆ コスト★★★☆☆

A3写真出力にチャレンジするならこの機種がベストかなぁ
色域の広さはエプソン染料機最強!

サイズ 両面プリント 給紙 廃インク交換 スマホ
プリント
ディスク
印刷
スキャナ
L版〜A3 全面2段
背面手差

染料インクを採用したA3ランンイングコスト低減機。CMYK基本インクにレッドとグレーの2色を追加。EP-30VAの基本性能を継承しつつ、大出力に対応した機種になります。

本体価格が高くなるので印刷コストは高くなります。廃インクタンクの交換に非対応なのが残念すぎます。新型モデルが発売される可能性も!

用紙メーカーが専用ICCプロファイルを提供しているメーカーもあります。

▶︎ デメリット
廃インクタンクの交換に非対応
本体価格が高くなるので印刷コストは安くならない
設計が古い
黒色が染料インクなので書類は苦手

追記

用紙メーカーが提供しているカラープロファイルを確認すると、Adobe RGBの色域をほぼカバーできる色域を実現。EPSON染料インクジェットプリンター最強の広さです。

sRGBならモニター同等、Adobe RGBでも青と緑の一部を除きモニターの表示とおりに出力できる性能を備えています。

EW-M752T 写真品質を重視するなら避けるべき機種

超個人的評価 B
光沢★★★★★ 人物★★★★☆ 風景★★★★☆ 白黒★★☆☆☆ コスト★★☆☆☆

色域はPX-5VII同等の広さを実現
写真品質を重視するなら避けるべき機種
印刷コストが下がるのはL版3000枚以上から

サイズ 両面プリント 給紙 廃インク交換 スマホ
プリント
ディスク
印刷
スキャナ
L版〜A4 全面1段
背面手差

染料インクを採用したA4エコインク搭載機。CMYK基本インクの4色で印刷。マットブラックはテキスト印刷専用なので写真印刷の向上には寄与しないと思われます。

カラーレーザープリンタ+αの性能だと思います。Photoshopで色域に注意しながら補正できる人なら、それなりに使えると思います。

▶︎ デメリット
1000枚程度の印刷だと本体価格が高額なので印刷コストは安くならない
ディスク印刷に非対応

追記

メーカーが提供しているカラープロファイルを確認すると、Adobe RGBの色域をほぼカバーできる色域を実現。驚くべきはフラッグシップモデルのSC-PX5VIIの色域をわずかに上回る色域を実現すること!

sRGBなら青の一部、Adobe RGBでも青と緑の一部を除きモニターの表示とおりに出力できる性能を備えています。

ただし、写真品質はノイジーな感じ。本体価格が高価なので、写真品質重視の方が購入すると落胆するでしょう。

SC-PX5VII 高性能機ですがモデル末期なので新型を購入すべき!

超個人的評価 AB
光沢★★☆☆☆ 人物★★★★★ 風景★★★★★ 白黒★★★★★ コスト★☆☆☆☆

コストを無視したエプソン最高品質は無駄にロマンです
残念ながら新型の購入をお勧めします

サイズ 両面プリント 給紙 廃インク交換 スマホ
プリント
ディスク
印刷
スキャナ
L版〜A3ノビ 背面手差

顔料インクを採用したA3ノビ・ハイエンドモデル搭載機。CMYK系インクの他に、ライトシアン・ライトビビットシアン・グレー・ライトグレー・マットブラックインクを追加。インク構成は、青色と白黒写真の再現性に寄与するので、風景写真の印刷に効果を発揮しそうです。

用紙メーカーが提供しているカラープロファイルを確認すると、Adobe RGBの色域をほぼカバーできる色域を実現。EPSON顔料インクジェットプリンター最強の広さですが染料機より若干劣るようです。青と緑の一部を除きモニターの表示とおりに出力できる性能を備えています。

用紙メーカーが専用ICCプロファイルを提供しているメーカーもあります。

▶︎ デメリット
本体込みの印刷コストはぶっちぎりの高額で自己満足の世界
スキャナー非搭載
両面プリント不可
給紙が手差しのみ

追記

用紙メーカーが提供しているカラープロファイルを確認すると、Adobe RGBの色域をほぼカバーできる色域を実現していますが、廉価機の性能向上が著しく圧倒的なアドバンテージにはならない状況です。

sRGBなら青の一部、Adobe RGBでも青と緑の一部を除きモニターの表示とおりに出力できる性能を備えています。残念ながら色域についてはEP-30VAやEP-882Aに劣ります。

メリットは白黒印刷、顔料インク、A3ノビ出力だけです。廃インクタンクの交換に対応していないで長期使用を考慮すると廃インクタンクの交換に高額な費用がかかります。新型は自分で廃インクタンクを購入できるので長期利用で断然有利です。

まとめ

写真品質に特化したエプソン・インクジェツトプリンタおすすめ5機種を紹介しました。品質は大差ないところまで煮詰まっている状態です。

本体込みの印刷コストに着目すると、L版の印刷枚数が2000枚以下の場合では、インクコストの安さをアピールする製品が、実際はそれほど安くないことがわかり、筆者自身もあらたな発見になりました。

コストと品質のバランスを重視するなら「EP-882AまたはEW-M752Tをキャッシュバックキャンペーン期間中に購入する」のが最強だと思いました。

最後までお読みただきありがとうございます

 

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