【6面ウレタン】秀和クーラーボックス10.4Lを買って真夏の日帰り撮影が快適に!

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真夏の写真撮影は、とにかく暑い! しかも撮影場所は近くにコンビニがないことも多く「ぬるくなったジュース」を飲まざるを得ないことがあります。そんな時、助手席にクーラーボックスを積んでおけば、いつでもキンキンに冷えた飲み物で火照ったカラダをクールダウンできます。というわけで、日帰り撮影に適したクーラーボックス選びと運用方法をご紹介します。

Text/Photo:ちゃんまさ

日帰り専用クーラーボックスの選び方

クーラーボックスは、キャンプで使用する大型から日帰りで使用する小型まで、様々なサイズが販売されています。1つだけ購入するなら「大は小を兼ねる」と言われますが、私の経験からアドバイスするなら「車中泊撮影=大型、日帰り撮影=小型」と2つの容量があると利便性が向上します。

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最適な容量は?

カメラマンがクーラーボックスを選ぶとき、主な用途が日帰り撮影なら、飲料水の保冷がメインになります。500mLのペットボトルが収まることが絶対条件になり、仮に6本(3リッター)入れば真夏でも十分な容量といえます。

というわけで「10L前後」の容量が有力候補になります。このぐらいのサイズなら片手で持てますし、助手席に置けるので利便性を損ないません。

保冷剤を有効活用する

真夏にクーラーボックスを運用する場合、保冷剤選びも重要になります。大型クーラーの場合、保冷材は角氷一択になりますが、10L前後のクーラーボックスには収まりません。

現実的には、家の冷凍庫で凍らせるタイプの保冷剤が有力候補になります。この手のタイプの保冷剤は、温度を低くできる反面、持続時間が短くなる傾向にありますが、日帰り用途なら十分なポテンシャルを発揮します。

裏技として、ペットボトル1本だけを氷らせておけば保冷剤の容量アップにつながりますし、気温がもっとも暑くなる14〜16時の時間帯に「程よい感じで溶け」、キンキンに冷えた状態で飲めるので一石二鳥です。

小型クーラーボックスで持ち運べるもの

クーラーボックスのメリットとして、要冷蔵のジュースを撮影現場に持ち運べるようになります。エスプレッソ系コーヒーやヨーグルト系飲料も冷えた状態で美味しく飲めます。飲みかけの状態で冷たさをキープできる点も大きな魅力です。

ジュースや水はスーパーで購入する

ジュースを自動販売機やコンビニで購入すると定価販売になりますが、前日にスーパーで購入すれば500mLの水が50円前後、コカコーラも100円以下で購入できます。購入コストを半額程度まで抑えることができます。

クーラーボックスの種類

クーラーボックスの性能(保冷力)は、断熱材の種類と構造が決定します。

断熱材 価格
高性能 真空パネル内蔵タイプ 高い
コスパ ウレタン内蔵タイプ 高コスパ
それなり 発砲スチロール内蔵タイプ 安い
避けるべき 空洞 安い

断熱材の理想は真空パネルになりますが、6面真空パネル内蔵タイプは価格が10万円を超える商品もあります。価格を抑えた1面真空パネル内蔵タイプは、価格が高価な割に性能が見合わないこともあるので判断が難しくなります。

日帰り撮影には小型クーラーボックスがおすすめ

ここからは、日帰り撮影に最適な小型クーラーボックスに照準を絞り話を進めます。

真空パネル内蔵タイプを購入すれば、最高の保冷性能が得られますが、あくまでもカメラが趣味なので大金はつぎ込めません。また、キャンプ動画を見ていると「意識高い系」があふれていて、製品選びもブランド志向の風潮です。

その点、私たちは写真撮影が目的なので、クーラーボックスは道具として割り切れます。有名ではないメーカーの製品でも、高性とコスパを両立した製品をチョイスするのが賢い選択と言えます。

6面ウレタンが狙い目

一押しは、6面ウレタン注入タイプの製品です。数ある製品の中でも、10Lクラスのサイズで6面ウレタン注入タイプを採用する安価な製品があるのでご紹介します。

6面ウレタン採用の秀和クーラーボックス10.4L(UL1000LH)

秀和クーラーボックス10.4L(UL1000LH)は、道具として考えた場合、6面すべてに断熱性能に優れるウレタンを内蔵し、保冷効果は10Lクラスとしては抜群のスペックを誇ります。価格は6,000円台なので、ホームセンターの格安製品と比較すると3倍以上の価格になりますが、釣り具メーカーのブランド品などと比較すると半額以下なので、最強レベルのコスパと言えます。

ただし、最新型と比較すると使い勝手で劣る点があるのも事実。最近のクーラーボックスは、上蓋が両開き対応だったり、簡単に取り外して洗うことができますが、この製品には先進機能は搭載されていませんので、ある程度の割り切りが必要です。

▲第一印象は軽い! 上蓋には、取っ手が付いているので片手で持ち運ぶことができます。ただし、取っ手収納部分は構造的にウレタンが注入できないので熱損失になります。

▲水抜きも付いています。氷を直接投入しないので栓を開閉する機会はありません。

▲500mLのペットボトル8本を収納したイメージ。600mLのペプシが少し全高が高くなりますが上蓋と干渉することなく閉じることができました。

▲隙間に保冷剤(TRUSCO保冷剤760g強冷タイプ)を納めたイメージ。

▲35Lと10.4Lの外観比較。10.4Lのコンパクトさが際立ちます。

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この記事を書いた人
ちゃんまさ

雑誌編集部勤務を経て、個人制作会社を設立。30年以上にわたり雑誌取材、企業の企画執筆・写真撮影・TV番組の撮影などに従事。業務で得た経験や知見をもとに、カメラ・写真レタッチ・動画編集・商品レビューなどの情報を発信します。

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