
デスクトップPCにWi-Fi機能がない場合でもUSB無線LAN子機を使えば簡単にネット環境を整えられます。
しかし、実際に使ってみると電波が弱かったり速度が安定しなかったり途中で接続が途切れるといった問題に悩まされることもあります。
今回は親機ルーターがWi-Fi5(IEEE802.11ac)だったため最新規格にこだわるのではなく、親機との相性と安定接続を優先してバッファローWI-U3-866DHP/Nを導入しました。
実際の作業環境で親機との相性、通信速度、接続の安定性を中心に検証しています。
この記事はこんな人におすすめ
- デスクトップPCを簡単に無線LAN化したい
- Wi-Fi 5ルーター(親機)でも安定して使えるUSB子機を探している
- アンテナ内蔵型の小型子機で後悔した経験がある
本記事では「選んだ理由/設置手順/速度テスト/使用感/注意点」をまとめています。
これからUSB無線LAN子機の購入を検討している方は参考にしてください。
バッファロー WI-U3-866DHP/Nを選んだ理由

市販の無線LAN子機は数多くありますが、その中からWI-U3-866DHP/Nを選んだ理由は以下の3点です。
理由1:親機がWi-Fi 5規格なので、最新規格の子機は不要
現在使用しているルーターが Wi-Fi 5(11ac)対応の旧規格のため、Wi-Fi 6 / Wi-Fi 7対応の最新子機を導入しても性能を十分に活かせません。
という判断で本機を選択しました。
理由2:MU-MIMO対応+デュアルバンドで複数機器にも強い
WI-U3-866DHP/NはUSB 3.2 Gen1接続の無線LAN子機で・・・
- Wi-Fi 5デュアルバンド(2.4GHz / 5GHz)
- 最大 866Mbps
- MU-MIMO対応(複数端末利用に強い)
と、旧規格ながら実用性能は十分。
理由3:外付けアンテナで電波の掴みが段違い
本機の最大の魅力が 大型外付けアンテナを装備していること。
過去にアンテナ内蔵の小型モデルを使った際、
- 階をまたぐと電波を拾えない
- 隣室でも速度が大きく落ちる
という失敗経験があったため、アンテナ調整できる本機は大きな決め手となりました。
バッファロー WI-U3-866DHP/Nの外観と仕様
WI-U3-866DHP/Nの特徴を簡潔にまとめると以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
| 対応規格 | IEEE 802.11ac / n / a / g / b |
| 最大速度 | 5GHz:最大866Mbps / 2.4GHz:最大400Mbps |
| 周波数帯 | 2.4GHz / 5GHz |
| 接続端子 | USB 3.2 Gen1 |
| 対応技術 | ビームフォーミング / MU-MIMO |
| セキュリティ | WPA3対応 |
| サイズ / 重量 | 18 × 188 × 15 mm / 約16g |
実売価格は Amazonで 3,000円以下。
2025年発売で、Wi-Fi 5子機としては最新世代という点もポイント。
購入前にチェックしておきたいポイント
以下の条件を満たしていればベストな性能を引き出せます。
購入前にチェックすべきポイント
□ 親機はWi-Fi 5(11ac)に対応しているか?
□ PCにUSB3.0(3.2 Gen1・タイプA)ポートがあるか?
□ アンテナの可動スペースは確保できるか?
□ 5GHz帯が使用できる環境か?
WI-U3-866DHP/Nの開封と外観

商品パッケージは、白色無地の元箱に梱包されています。
パッケージ内容

パッケージの中身は、本体、ドライバCD、説明書などが入っていました。
アンテナ本体

アンテナ本体はプラスチック製。カラーはブラック(可動部分は赤色のワンポイント)の無塗装仕上げです。
バッファロー WI-U3-866DHP/Nの取り付け手順
バッファローWI-U3-866DHP/Nを自作PC(Windows11)にセットアップする手順を紹介します。
PC背面の USB 3.0(3.2 Gen1)ポートに接続

付属ディスク or メーカーサイトからドライバをインストール

付属のインストールCDまたはメーカーサイトからドライバーを入手し、PCにダウンロードします。
Wi-Fi設定でSSIDを選んでパスワードを入力

Windoes11の「ネットワークとインターネット」の「Wi-Fi」を開き、アクセスポイントを選択して親機のパスワードを入力します。
作業時間は、5分程度。特別な設定は不要です。
バッファロー WI-U3-866DHP/Nの通信速度と安定性を検証
実際の作業環境で、2種類の親機にバッファロー WI-U3-866DHP/Nを接続して速度測定しました。
ネット回線は、コミュファ光・300Mbps(戸建て)を使用しました。
NEC WG2600HS2(1階)とWI-U3-866DHP/N(2階)で接続
5GHz接続時

- 5GHz接続:常時270〜300Mbps
- 大容量ダウンロード:途切れなし
- 4K60PのYouTube再生:安定
貸出ルーター(2階)とWI-U3-866DHP/N(2階隣部屋)で接続
5GHz接続時

- 5GHz接続:常時270〜300Mbps
- 大容量ダウンロード:途切れなし
- 4K60PのYouTube再生:安定
2.4GHz接続時

実際に使って感じたメリット・デメリット
バッファロー WI-U3-866DHP/Nを購入して感じたことを、まとめてみました。
良かったポイント
- デスクトップPCの無線LAN化に最適
- 回線が途切れることなく安定接続
- 外付けアンテナが想像以上に強力
- MU-MIMO対応で同時使用でも不安定にならない
- ハイコスパの「必要十分な性能」
中華製の有名ブランドの製品を購入しましたが、コミュファ光レンタル品の親機と相性が悪く、回線が頻繁に途絶えてイライラMAXでした。
そこでバッファローWI-U3-866DHP/Nに買い替えてみると、鬼門のコミュファ光レンタル品とも安定接続できるようになりました。国内メーカーの製品らしい高い信頼性を体験できました。
気になったポイント
- 中華製に比べて価格が割高
まとめ
Wi-Fi5ルーター環境でデスクトップPCの無線LAN化なら、バッファローWI-U3-866DHP/Nが最適です。
外付けアンテナで電波をしっかり掴み、MU-MIMO対応で複数端末の同時接続も安定。
速度や接続の安定性は十分で、ドライバを入れるだけですぐ使えます。
価格も手頃で、必要十分な性能を備えた実用的なUSB無線LAN子機です。


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