
カメラマンは、機材購入やソフトのサブスクなどで出費が多くなりがちです。だからこそ、毎月かかる通信費はできる限り抑えたいところです。
本記事では、ブログ管理人が実践している、通信費を極限までカットしつつストレスなく使えるスマホ環境について、実体験ベースで解説します。特に、Wi-Fi環境中心で撮影データを扱う方には相性の良い構成です。
2026年2月に楽天モバイルを導入し、約2ヶ月間運用しました。その結果、実売33,000円程度のスマホと、月額1,500円前後のデュアルSIMプランで、実用的な通信環境を構築できています。
本記事で紹介するのは、楽天モバイルの最強プランとHISモバイルを組み合わせた運用方法です。キャンペーンは随時更新されるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。
この構成は、特別な知識がなくても誰でも再現可能です。結論として、楽天モバイルはサブ回線なら最強クラス、メイン回線は条件付きという評価です。
原稿・写真:ちゃんまさ
ブログ管理人のスマホ環境

楽天モバイルの運用にあたり、スマホ環境は安定性を重視してAndroid端末を選択しました。
ネット上では、楽天LINKの通話トラブルはiPhone利用者に多い印象があり、「片方の音声が聞こえない」といった事例が報告されています。一方で、ブログ管理人のAndroid環境では、通話できない事象は一度も発生していません。非通知発信についても、スマホ設定の見直しで問題なく利用できています。
今回使用しているスマホは「Nothing Phone (3a) Lite」です。ミドルクラスに属する機種で、実売33,000円前後で購入できます。
この機種を選んだ理由
- eSIM+物理SIM2枚のデュアルSIM運用が可能
- DSDV対応で通話の同時待ち受けに対応
- 価格が安く、普段使いでストレスがない
一方で、n79バンドに非対応のため、ドコモ回線の一部5G電波が利用できない点には注意が必要です(実用上の影響は限定的)。
「低コストでデュアルSIM運用したい人向けの現実的な選択肢」と言えます。
メイン回線とサブ回線の機能分担を明確にする

楽天モバイルをデュアルSIMで運用する場合、回線の役割を明確にすることが重要です。
メイン回線(通話専用)
メイン回線は、郊外でも繋がりやすい通話品質を最優先します。ブログ管理人は、ドコモ回線を利用する「HISモバイル」の「自由自在2.0プラン」を契約し、通話専用(着信中心)として運用しています。
- ドコモ回線を利用する格安SIMでVoLTEで通話品質が安定
- 通話料金:アプリ不要で30秒9円(一般の半額以下)
- 基本料金:月額280円(データ通信100MB以内)
メイン電話は安心安定のドコモ回線(HISモバイル)でどこでも着信、データ通信は使用せず。
月額280円+通話料のみで運用しています。
サブ回線(データ通信+アプリ経由の無料通話)
サブ回線は「楽天モバイル(最強プラン)」を契約し、データ通信と楽天Linkアプリ経由の無料通話を担当します。
- 楽天LINKで通話料0円
- 月額1081円(データ通信3GB以下)
楽天Linkアプリ経由の無料通話とデータ通信中心。楽天の電話番号は使用せず。
仕事場はWi-Fi接続が大前提
この構成は、別途光回線によるWi-Fi環境が利用できるケースの運用例です。ブログ管理人は、普段の業務や生活の多くをWi-Fi環境で行っており、モバイル通信は最小限です。
- 外出先で動画は視聴しない
- モバイル通信の用途は外出先でのX閲覧、LINE、メール確認程度
実際に半年間の通信量を確認したところ、3GBを超えた月は一度もありませんでした。「重い通信は自宅、外では軽作業」という使い方を徹底しています。
ブログ管理人の楽天モバイル運用ルール

楽天モバイルのデュアルSIM環境は、回線ごとの役割を明確にすることで、楽天モバイルの弱点をメイン回線で補い、コストと使い勝手のバランスを最適化できます。
HISモバイルは電話専用

- 業務用の通話着信はドコモ回線のHISモバイルでどこでも受信
- 通話(有料)は最小に抑え、長電話は楽天Linkアプリ経由(無料通話)で掛け直す
- メインのデータ通信は利用しない
HISモバイルの通話料金は30秒9円と安価なため「楽天Linkアプリで掛け直す」と伝える程度の通話なら1回あたり18円程度で収まります。※6分かけ放題の月額500円は「26分通話分」に相当
また、データ通信が100MBを越えると月額550円にアップするため利用しない。
オプションの通話無料契約(6分かけ放題は月額500円・HISモバイルの場合)により都度な通信料を支払う方が安価。そのため、無料通話オプションは契約していません。
楽天モバイルはデータ通信と無料通話専用

- 通話は楽天LINK経由で無料通話
- データ通信専用として利用
- 一般電話番号での発信は使用しない
通話(発信)とデータ通信は楽天モバイルに集約。
データ通信が3GBを越えると月額1,980円にアップするため3GBを絶対に超えない。
■ データ通信のルール(重要)
データ通信量を抑えるため、運用ルールを明確にしています。
郊外の撮影現場では、RAW転送やクラウド同期を行うと通信量が大きく増加します。
そのため
- 外出先でのSNS投稿はサイズ変更した画像に抑える
- 外出先でのYoutube視聴は解像度を抑える
- アプリのダウンロードや更新はWi-Fi環境で実施
- RAWデータの転送やクラウドバックアップは帰宅後にWi-Fi環境で実施
「重いデータ通信はWi-Fi環境で行う」ことを徹底しています。この運用により、月間データ通信量は3GB以内に収まっています。
■ 月間コスト
- HISモバイル:月額280円
- 楽天モバイル:月額1081円
合計:1,361円+通話料(通話は無料通話アプリで掛け直す案内をするだけ)
■ 2ヶ月間の運用実績
実際の運用では、お店や役所への電話も楽天LINKの無料通話で問題なく対応できています。通話時間は3時間を超えていますが、トラブルは一度も体験していません。
その結果、月額1,361円+通話料100円前後(合計1,500円以内)で運用可能。大手キャリアと比較して半額以下のコストで、通話無料環境を実現できています。
楽天リンクの通話品質(実測レビュー)

楽天モバイルの物理SIMを「Nothing Phone (3a) Lite」に装着し、楽天LINKアプリを利用した無料通話品質を、電波環境別に検証しました。
| ブログ管理人の環境(発信) | 相手環境(受信) | 評価 |
| 光Wi-Fi接続のスマホから | 光Wi-Fi接続のスマホ | ◎ 遅延が少なく高品質 |
| 光Wi-Fi接続のスマホから | 固定電話 | ◎ 遅延が少なく高品質 |
| 光Wi-Fi接続のスマホから | データ通信のスマホ | ○ やや遅延あり |
| データ通信のスマホから | 光Wi-Fi接続のスマホ | ○ やや遅延あり |
| データ通信のスマホから | 固定電話 | ○ やや遅延あり |
| データ通信のスマホから | データ通信のスマホ | △ 遅延・途切れあり |
■ 評価の基準
◎ 高品質 遅延が少なく快適に会話できる(LINE通話を光回線同士で行った感覚に近い)
○ 実用レベル 軽い遅延を感じることがあるが、会話に支障はなくストレスを感じない。
△ 不安定 遅延や音声の途切れが発生することがある。
iPhone環境では不具合報告が多いですが、本検証はAndroid環境での結果になります。
■ 通話が不安定になる条件
楽天LINKアプリ経由の通話は、以下のような環境で通話品質が低下する傾向があります。
- 車・電車など移動中の会話
- 電波が弱い場所(エレベーター・地下、建物の奥、山、トンネルなど)の会話
- データ通信のスマホ同士の会話
「回線の安定性」がそのまま通話品質に影響する仕様です。
楽天モバイルは繋がる? 実際の通信エリアとバンド検証
ブログ管理人の事務所は岐阜市内にあります。楽天モバイルのエリアマップ上では4Gエリア内に位置しています。
Nothing Phone (3a) Liteに楽天SIMを挿入したところ、アンテナ表示は3〜4本で安定しています。ここで罠が隠されているので、詳しく解説します。
注意点:楽天回線とauローミングの違い
楽天モバイルは、エリアによって
- 楽天回線
- au回線(ローミング)
のいずれかに接続されます。
重要なのは、2026年9月まで電波が弱いエリアではau回線に自動接続される仕様になっており、どちらの回線につながっているかわかりません。
接続回線の確認方法
接続回線を確認するには、Androidアプリ「NewRadioSupporter」を使用します。
アプリを起動すると、スマホで接続中のバンドが表示されます。
- バンド3 → 楽天回線
- バンド18 → au回線(ローミング)
実測結果(ブログ管理人の通信環境)

事務所で確認した結果「バンド18(au回線ローミング)」で接続されている状態です。
楽天モバイルの個人評価(2026年3月)
現時点の楽天回線の電波は弱いですが、auローミング効果で通信は安定しています。実用上の問題はありません。
将来的なリスク(重要)
ただし注意点があります。auローミングは2026年9月で終了予定です。そのため、楽天回線のみになる2026年9月以降は、スマホを使うエリアによっては電波が弱くなる可能性あります。
結論(運用判断)
現状の評価としては「サブ回線としては優秀、メイン回線にするには不安あり」の判断です。
そのためブログ管理人は2026年9月以降のauローミング終了後の状態を確認するまで、デュアルSIM運用を継続する予定です。
楽天LINKの非通知発信の回避方法(Android)
楽天LINKで無料通話を行う際、Androidの設定によっては非通知で発信されてしまう場合があります。この状態だと「相手が非通知拒否設定の場合、通話が繋がらない」ことがあり、実際に何度か経験しました。
原因(重要)
楽天LINKは通話アプリですが、SIM設定の影響を受けるため
- 通話設定
- データ通信設定
が一致していないと、非通知になるケースがあります。
■ 回避方法(実際に改善した設定)

アンドロイド → 設定 → ネットワークとインターネット → SIM
プライマリSIMの設定を統一する。
- 通話 → 楽天SIMを選択
- モバイルデータ → 楽天SIMを選択
ブログ管理人のアンドロイドは、上記設定で、相手側に電話番号が通知されます。
まとめ
楽天モバイルは、デュアルSIMで運用することで月額1,500円以下の通話無料環境を実現できる高コスパ回線です。
楽天LINKはWi-Fi環境では高品質ですが、モバイル通信や移動中は遅延や途切れが発生する場合があります。非通知発信はSIM設定の見直しで回避可能です。また、エリア内でもauローミング接続となる場合があり、2026年9月以降の通信品質には注意が必要です。
現状はサブ回線として優秀で、使い方次第で「ストレスフリーでコスト削減」という大きなメリットを得られます。

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