DxO ViewPoint 6の新機能&価格|生成AIでは難しい狙いどおりのパース補正

Mac

DxO Labsは、写真のパースや歪みを補正する専用ソフト「DxO ViewPoint 6」を発表しました。新バージョンでは、AIマスクを活用した部分的なジオメトリ補正に対応し、写真に写っている被写体の形状や位置を細かく調整できるようになりました。生成AIで画像を作り変えるのではなく、撮影した写真を維持しながら狙った部分を補正できる点が大きな特徴です。さらに、RAWファイルの直接編集や露光・ホワイトバランス調整などの機能も追加されています。

新規ライセンスは14,900円、ViewPoint 5からのアップグレードは9,400円です。macOSとWindowsに対応し、30日間の無料体験版も用意されています。本ブログ記事では、DxO ViewPoint 6の新機能や製品の特徴を解説し、実際に使ってみた感想も紹介します。

DxO ViewPoint 6の発売日・価格・プロモーション価格

DxO ViewPoint 6の基本情報として、発売日、価格、ライセンス形態、対応OSなどを紹介します。

発売日

DxO ViewPoint 6は、2026年10月20日に発売されました。

価格

DxO ViewPoint 6は、DxO SHOP(公式Webショップ)からダウンロード購入できます。

新規ライセンス価格 ¥14,900
アップグレード優待価格(Ver5の所有者) ¥9,400
お得情報:DxO公式ショップで使用できるプロモーションコード適用でDxO全ソフトウェアが20%OFF
プロモーションコード → chanmasa26
DxO ViewPoint 6の公式情報(公式サイト) → こちらから
DxO SHOP(公式Webショップ)から安心確実に購入する → こちらから

ライセンス

DxO ViewPoint 6は買い切り型の永久ライセンスを採用しています。購入後はサブスクリプションのように毎月・毎年の利用料金を支払う必要がなく、購入したバージョンを継続して利用できます。

クロスライセンスに対応しており、1つのライセンス認証コードで複数台のコンピューターを認証できます。ただし、同時起動はできません。

同一バージョン内のアップデートは無料ですが、新しいメジャーバージョンへのアップグレードには別途料金が必要です。また、ライセンスのアクティベーションにはインターネット接続が必要です。

対応OS

DxO ViewPoint 6は、macOSとWindowsに対応しています。具体的なOSのバージョン要件については、購入前に公式サイトで確認してください。

ソフト単体、いつものソフトウェアの中でも使える

DxO ViewPoint 6は、スタンドアロン版(ソフトウェア単体)とお使いの編集ソフトのプラグイン版として起動します。DxO PhotoLabやAdobe Photoshopなど、いつものワークフローにパース補正機能を追加できます。

ソフトウェア
DxO ViewPoint 6のプラグイン対応ソフト
  • Adobe Photoshop
  • Lightroom Classic
  • DxO PhotoLab

Adobe Photoshop
画像を開いた状態で、メニューバーから「フィルター」→「DxO Labs」→「DxO ViewPoint 6」を選択します。

Lightroom Classic
画像を右クリックして、「他のツールで編集」→「DxO ViewPoint 6」を選択します。編集したファイルはカタログに追加されます。

DxO PhotoLab
完全に統合されViewPointのツール全てがPhotoLabで使用できます。

対応カメラと対応レンズの確認方法

DxO ViewPoint 6では、カメラとレンズの組み合わせに対応した補正プロファイルを利用できます。DxOでは、カメラとレンズの組み合わせをラボで測定・検証し、補正用のデータを提供しています。

公式サイトで最新の対応状況を確認する
DxO公式ウェブサイト → サポートされているカメラとレンズを公式サイトで検索する

DxO ViewPoint 6はどのようなソフト?

DxO ViewPoint 6は、写真の歪曲収差やパース、ボリューム歪みなどを補正し、被写体の形状や構図を整えるためのソフトです。

建築写真では、カメラを上に向けて撮影したときに建物の垂直線が傾いて写ることがあります。また、広角レンズでは画像の端にいる人物や物体が引き伸ばされて見えることがあります。こうした問題を補正し、写真の形状やバランスを整えることがViewPointの主な役割です。

ViewPoint 6では、従来の画像全体に対する補正に加えて、AIマスクを使った部分的なジオメトリ補正が可能になりました。建築写真だけでなく、旅行、風景、ポートレート、集合写真など、幅広いジャンルで活用できます。

パース補正専用ソフトとしてのDxO ViewPoint 6の存在意義

AIによる画像生成や編集は便利ですが、意図しないオブジェクトの追加・削除や、顔の形状変化など、元の写真を忠実に保つことが難しい場合があります。狙った結果を得るには適切なプロンプトを考える必要があり、写真の知識だけでなく、言葉で指示する技術も仕上がりを左右します。同じ指示でも結果が変わるなど、再現性の面でも課題があります。

DxO ViewPoint 6は、写真に写っている要素を生成し直すのではなく、AIマスクで補正対象を選択し、メッシュを操作して形状や位置を調整します。生成AIに指示を出す手間をかけず、撮影した写真を維持しながら、意図した部分のジオメトリを精密に補正できることが、専用ソフトならではの強みです。

写真の内容を変えずに形状や構図を整えたい場合、生成AIとは異なるアプローチで補正できるViewPoint 6は有力な選択肢になります。

DxO ViewPoint 6の新機能

DxO ViewPoint 6では、AIマスクを活用した部分補正をはじめ、RAW直接編集や露光・ホワイトバランス調整など、6つの新機能が追加されました。それぞれの機能について、従来のバージョンから何が変わり、写真編集にどう役立つのかを解説します。

1. ReShape FusionにAIマスクを追加

AIマスクによって、写真内の特定の被写体だけを選択し、形状や位置を調整できるようになりました。

  • AIマスクによる被写体の選択
  • メッシュを使った部分的なジオメトリ補正
  • 補正が周囲の画像に及ぼす影響を調整
  • 元のフレームサイズを維持した変形補正

従来のパース補正では、画像全体が変形して周辺部分のクロップが必要になる場合がありましたが、ReShape Fusionでは補正する範囲と周囲への影響をコントロールできます。

建物の傾きや集合写真の端に写った人物の顔の変形など、画像全体を補正せずに部分的な調整が可能です。画像を生成したり、存在しない画素を追加したりせず、撮影した画像の構成要素を再配置する仕組みです。

2. メッシュの細分化による精密な補正

被写体を長方形で囲むと、ソフトウェアが内部の要素を検出し、輪郭に沿ったマスクとメッシュを作成します。

  • 被写体の輪郭に沿ったメッシュを自動生成
  • 補正したい部分のメッシュを細分化
  • 不要な部分のメッシュを結合
  • コントロールポイントを個別に有効・無効化
  • 選択範囲の内側・外側で細かさを調整

メッシュは画像全体に均一に配置されるのではなく、細かな調整が必要な部分ほど密になります。

ユーザーはメッシュを直接操作し、必要な部分だけを細かく補正できます。変形によって周囲の人物や背景まで引っ張られる影響も調整できるため、複雑な形状の補正をより細かく制御できます。

3. RAWファイルの直接編集に対応

ViewPoint 6は、RAWファイルをほかのソフトウェアで事前変換することなく、直接開いて編集できるようになりました。

  • RAWファイルを直接開いて編集
  • DxO独自のカメラプロファイルでRAW画像をレンダリング
  • 対応するDxO Camera-Matching Profileを適用
  • RAW・TIFF・JPEGをスタンドアロンで編集

RAW画像はDxO独自のカメラプロファイルによってDxO Wide Gamutでレンダリングされ、メタデータに基づいて対応するカメラプロファイルが適用されます。

これにより、PhotoshopやLightroom Classicなどのホストアプリケーションを経由せず、ViewPoint単体でジオメトリ補正を始められます。

4. 露光補正機能を追加

ジオメトリ補正を行う前に、画像の明るさを調整できるようになりました。

  • 露光補正:−4.00〜+4.00 EV
  • RAW・TIFF・JPEGに対応

露光補正はすべての対応ファイル形式で利用でき、構図や形状の補正と合わせて基本的な明るさの調整を行えます。

5. ホワイトバランス調整機能を追加

ホワイトバランスを調整し、画像の色かぶりや色温度を整えられるようになりました。

  • プリセットによる調整
  • 色温度・色合いスライダー
  • 画像内のニュートラルな色調を指定するスポイト
  • RAWとTIFF・JPEGで異なる操作方法に対応

RAWファイルではプリセット、色温度・色合いのスライダー、スポイトを利用できます。TIFFとJPEGでは、単一のスライダーとスポイトによって調整します。

6. 非破壊編集に対応

編集内容は元画像に直接書き込まず、画像と同じ場所に保存するサイドカーファイルで管理されます。後から画像を開き直しても補正内容を復元でき、複数回に分けて編集作業を進められます。

  • 元のRAW・TIFF・JPEGファイルを変更しない
  • 補正内容をサイドカーファイルに保存
  • 編集を終了しても補正内容を復元
  • DxO PhotoLabとは独立した編集情報を管理
  • 8ビット・16ビットTIFF、JPEGで書き出し

DxO PhotoLabとは編集情報が分離されているため、それぞれのソフトウェアで行った作業が互いに干渉しない設計です。

DxO ViewPoint 6の無料体験版のダウンロード方法

DxO ViewPoint 6を購入する前に、まずは無料体験版で自分のPC環境で快適に動作するか確認したいところ。

DxO ViewPoint 6は、30日間試用できる無料トライアルが用意されています。試用期間中は実際の写真を使って機能を確認できるため、購入前に操作感や処理速度をチェックできます。

  • 試用期間:30日間
  • 試用版の機能:購入前に実際の機能を確認可能
  • 支払い情報の登録:不要
フル機能が30日間試用できる無料体験版をDxO公式サイトから入手する → こちら

メールアドレスを登録することで無料トライアルを利用できます。クレジットカード情報の登録は必要なく、試用期間終了後に自動的に料金が請求されることもありません。

まとめ

DxO ViewPoint 6は、AIマスクを活用した部分的なジオメトリ補正を中心に、RAW直接編集や露光・ホワイトバランス調整などの機能を追加した写真編集ソフトです。

生成AIで写真を作り変えるのではなく、撮影した画像を維持しながら、被写体の形状や位置を細かく調整できる点が大きな魅力です。パース補正に伴う画角変化が少ない点も、専用ソフトの特徴です。

買い切り型のため、サブスクリプション契約を避けたい人にも適しています。30日間の無料体験版も用意されているので、購入前に操作性や補正効果を確認できます。

この記事を書いた人
ちゃんまさ

雑誌編集部勤務を経て、個人制作会社を設立。30年以上にわたり雑誌取材、企業案件、TV番組の撮影・ディレクションに従事。現在はカメラ・レタッチ・動画編集などの実務情報を発信中。
ソニーイメージングプロサポート(SIPS)会員/ニコンプロフェッショナルサービス(NPS)会員。
業務で実際に使用してきた機材をベースに、現場視点で信頼性あるレビューをお届けします。

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