【ドライブ用メガネの特徴やレンズ色は?】しっかり選んで快適ドライブ!

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アクセサリー

カメラ沼にどっぷりハマってくると「新たな撮影地」を求め、クルマで遠方まで移動する機会が増えてきますよね。私は長年名古屋住まいでしたが、若い頃は「神奈川県から岡山県までのエリア」は日帰りエリアでした。20~30代の頃は体力があったので疲れを感じませんでしたが、40歳を過ぎたころから「長距離ドライブ=眼精疲労」が顕著に現れてきました。少しでも目の負担を減らして撮影に集中したい! というわけで、快適な長距離ドライブを実現する「ドライブ専用メガネ」について調べてみました。

運転に特化したメガネが進化中!

まずは時間がない忙しい人向けに結論から。

運転用メガネの種類はおもに3種類

日中運転専用 夜間運転専用 昼夜運転兼用

●夜間運転の条件 可視光線透過率75%以上(JIS規格)の明るさを確保していること。

運転用メガネの種類は、上記の3種類です。日中運転用と夜間運転用の違いは、JIS規格で定められた可視光線透過率75%より明るいレンズが夜間用、サングラス的な暗いレンズが日中用に分類されます。透過率が低いレンズは、夜間運転時に使用できませんし、トンネルで視界が見辛くなります。

昼夜運転兼用は、夜間運転の条件(可視光線透過率75%以上)を満たしつつ、日中運転時に眩しさ等を抑えるなどの効果が得られる製品を指します。

レンズ色は3色が主流

レンズ色 効果
イエロー系 おもに青色光線の透過率を抑える
黄緑系 おもに黄色と青色光線の透過率を抑える
ブルー系 おもに黄色光線の透過率を抑える

イエロー系レンズは、おもに青色系ライトの透過率を抑える働きがあります。ヘッドライトのLEDやHIDは刺激の強い青色成分の光を多く含む特徴があり、その青色成分の透過率をピンポイントで抑えることで眩しさを軽減します。パソコン用のブルーライトカットレンズに類似します。全体的に明るく感じる反面、色の正確さは低下します。

ブルー系レンズは、おもに黄色系ライトの透過率を抑える働きがあります。人間の眼は黄色を眩しく感じやすいという論文に沿ったもので、光源を特定せず、黄色い光の成分だけをピンポイントで抑え、ストレスを軽減します。色の正確さはイエローレンズより良好です。

黄緑系は、イエローレンズとブルーレンズの特徴を両方備えたレンズと言えます。

サンプルレンズで確認

一言で「長距離運転で目が疲れる」といっても、昼の運転で疲れるのか、夜の運転で疲れるのかを見極める必要があります。用途とレンズ色を事前に知るだけでも、よりドライビングに最適なメガネが購入できる可能性が高くなります。

有名メガネブランドの製品をチェック

メガネチューン店のサイトを巡回すると、各社ドライブ用に特化したしたメガネ(レンズ)が用意されています。各社特徴があるので紹介しましょう。

眼鏡市場

引用:meganeichiba.jp

ブランド名:ALL-DRIVE(昼夜兼用 ※伊藤光学工業製かも?)
価格:メガネ一式価格+3,300円(レンズ交換のみは15,180円)
レンズ色:黄緑系
可視光線透過率:78%
屈折率:1.60
特徴:青色、黄色、橙色、赤色の波長をカット

引用:meganeichiba.jp

ALL-DRIVEは、運転中に眩しいと感じる青色を大幅にカット。ここまではパソコン用のブルーカットレンズに類似しますが、さらに黄色、橙色、赤色の領域もピンポイントで低減します。一つのメガネで昼間と夜間の運転を兼用できるメリットがあります。

引用:meganeichiba.jp

夜間走行は、明るい対向車のヘッドライト、街のイルミネーション、濡れた路面の反射を軽減。信号・道路標識・走行ラインがはっきりと見えるようにチューニングすることで、眼にかかる負担を抑えます。レンズの色は緑色。適度に色が付いているので透過率が気になりますが、夜間走行を想定したコンセプトなのでJIS規格で夜間走行用に定められた「透過率75%」をクリアします。

通常はオプション価格となる「ヒートガードコート」を装備。クルマの車内に置き忘れた時も、高熱によるレンズ変形やコーティングん劣化を低減できます。このあたりもクルマに特化した製品らしい機能といえます。

ALL-DRIVEは特殊レンズ扱いなので店頭在庫はありません。メーカー発注するとおおよそ1週間でお店に届くようです。

値段は、フレーム&レンズ同時購入の場合はメカネ&レンズ一式価格+レンズ価格の3,300円が合算された金額になります。最安値は、13,200円のメガネにレンズ交換代金3,300円を加えた16,500円から。フレーム持ち込み場合、レンズ費用は15,180円。

JINS

引用:www.jins.com

JINSは、ドライブレンズとして昼間の運転に特化した「ドライブデイ」と夜間走行に特化した「ドライブナイト」の2タイプ用意されています。

ブランド名:ドライブデイ(昼専用 ※夜間使用不可
価格:メガネ一式価格+5,500円
レンズ色:スモーク系
可視光線透過率:38%
屈折率:1.60/1.67/1.70
特徴:青色と黄色の波長をカット

引用:www.jins.com

ドライブデイは、眩しさを抑えて色調変化の少ない自然な視界を重視。赤色はクリアにすることで信号やブレーキランプの視認性を向上する。眩しさを抑える方法は、可視光線透過率38%まで暗くした上、紫外線や短波長(青色)の光や黄色の光をバランスよく抑えています。レンズ色は、一般的なサングラスに類似したスムーク調です。なお、ドライブデイはJIS規格の夜間走行の規定を満たさないため、夜の運転には使用できません。

ブランド名:ドライブナイト(夜専用)
価格:メガネ一式価格+5,500円
レンズ色:アンバー系
可視光線透過率:85%
屈折率:1.60
特徴:

引用:www.jins.com

ナイトドライブは、ヘッドライトの種類が光の特性を考慮した上、特定の波長の光を効率よくカット。必要な光は十分に透過することで、眩しさを抑えつつも明るさをキープします。可視光線透過率は85%に抑えられているのでJIS規格の夜間走行の規定にも適合します。効果は、対向車ヘッドライトの眩しさや雨天時の路面のギラつきを抑えます。

ドライブデイ・ドライブナイトは特殊レンズのため店頭在庫はありません。納期は10〜14営業日程度。ちょっと長めですね。

Zoff

引用:zoff.co.jp

ブランド名:イエローカットレンズ(昼夜兼用 ※SAビジョン製かも?)
価格:メガネ一式価格+5,500円
レンズ色:薄いブルー系
可視光線透過率:90%
屈折率:1.60球面
特徴:青色と黄色の波長をカット

Zoffは、イエローライトカットレンズを夜間運転用に推奨。特徴は、40歳以上のミドル〜シニア層にとって眩しいと感じやすい「黄色」の光をピンポイントでカット。さらに、ブルーライトの領域も約38%カットして、明さを保ちながら日常生活の眩しさを和らげる効果があります。

引用:zoff.co.jp

可視光線透過率が90%と高いため、夜間走行時やトンネル内でも十分な明るさを確保。1つのメガネで昼夜問わず運転できます。

イエローカットレンズは特殊レンズのため店頭在庫はありません。納期は3〜4営業日程度。最短納期ですね。

愛眼

ブランド名:with Drive NEO(昼夜兼用)
価格:メガネ一式価格+10,100円〜
レンズ色:薄いブルー系
可視光線透過率:
屈折率:
特徴:青色と黄色の波長をカット

ブランド名:with Drive2 (昼夜兼用)
価格:メガネ一式価格+5,500円〜
レンズ色:色調変化
可視光線透過率:
屈折率:
特徴:

愛眼は、運転用レンズを2種類扱っています。ただし、安価なフレーム&レンズ込みの製品(屈折率1.55レンズの価格)を選択すると、なぜか価格が一気にアップします。一番安価な5,280円のメガネを選択しても、with Drive NEOを装着すると2万円オーバーになるので要注意です。

街のメガネ屋さん

メガネ量販店は、運転用レンズの扱いが限定されていますが、街のメガネ屋さんなら、レンズメーカー各社が扱うドライブ用レンズの中から用途にあったレンズを組み合わすことがあります。運転用レンズに詳しいメガネ屋さんなら鬼に鉄棒と言えます。その反面、コストは割高になる傾向なので「お金に余裕がある人向け」の選択になりそうです。

この記事を書いた人
ちゃんまさ

雑誌編集部勤務を経て、個人制作会社を設立。30年以上にわたり雑誌取材、企業の企画執筆・写真撮影・TV番組の撮影などに従事。業務で得た経験や知見をもとに、カメラ・写真レタッチ・動画編集・商品レビューなどの情報を発信します。

ソニーイメージングプロサポート会員 NPS会員

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