RAW現像・写真編集向けノートパソコン選び!【おすすめ4選】

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Mac

RAW現像や写真編集用ソフトは、ここ数年でGPU処理する方向にシフトしているため古い情報を信じて従来のGPU軽視のノートパソコン選びをすると後悔することになります。

ところが、ネット検索すると様々なブランドや種類のノートパソコンが発売されています。高価な製品を購入すれば良い結果が得られるわけではなく、ポイントを押さえた製品選びが重要です。

この記事を読んでいただければ、今後5年は安心してRAW現像や写真編集に専念できるノートパソコンが見つかるはずです。

というわけで、フォトグラファー向けノートパソコンの選び方とおすすめ製品を紹介します。

RAW現像・写真編集ソフトの傾向と推奨スペック

Adobe Photoshop

Adobe Photoshopは、もともとCPU演算処理優先の設計思想でしたが、ここ1〜2年で状況が一転。ニューラルエンジンを活用したAIエフェクトを搭載し、GPU演算処理を積極活用するように変更されました。書き出しもGPU支援で高速化できます。

ノートパソコン選びで重要なのは、AIフィルターのノイズ除去RAWディテールスーパー解像度の高速化です。この中でもAIノイズ除去は高負荷処理をおこなうためパソコン性能が顕著にあらわれます。快適な作業を行うためには、60秒以内におさめることが重要です。AIノイズ除去は、GPU性能が高いほど高速化できます。

CPUは、メーカーが公式に6コアが最高のポテンシャルを発揮すると公表しています。速さを追求するならマルチコア性能よりクロック性能を重視すべきです。Intel Core i5やAMD Ryzen 5の中から高クロックモデルを選択するのが重要です。高価なIntel Core i7/9やAMD Ryzen 7/9に投資するなら、GPUの高性能化に投資した方が費用対効果がえられます。

GPUは、nvidia GeForce RTX 4060や3060あたりがベストです。性能を重視するならRTX 4070が理想ですが、それ以上の高性能モデルは費用対効果が悪くなります。CPU内蔵GPUは、性能不足が懸念されるためおすすめしません。

メモリは最低でも16GB必須です。6100万画素やレイヤーを多用する場合は32GBが欲しいところ。これらはAdobe Photoshopを単独利用した場合で、プラグイン経由で他ソフトを連携運用する場合、2つのソフトが同時起動します。同時起動を多用するなら32GB以上を導入しても損することはありません。

Adobe Lightroom Classic

Adobe Lightroom ClassicAdobe Photoshop同様、CPU演算処理優先の設計思想でしたが、ここ1〜2年のあいだにニューラルエンジンを活用したAIエフェクトを搭載し、GPU演算処理を積極活用するように変更されました。書き出しもGPU支援で高速化できます。

ノートパソコン選びで重要なのは、AIフィルターのノイズ除去RAWディテールスーパー解像度の高速化です。この中でもAIノイズ除去は高負荷処理をおこなうためパソコン性能が顕著にあらわれます。快適な作業を行うためには、60秒以内におさめることが重要です。AIノイズ除去は、GPU性能が高いほど高速化できます。

CPUは、メーカーが公式に6コアが最高のポテンシャルを発揮すると公表しています。速さを追求するならマルチコア性能よりもクロック性能を重視すべきです。Intel Core i5やAMD Ryzen 5の中から高クロックモデルを選択するのが重要です。Adobe Lightroom ClassicはAdobe Photoshopより動作が重くなりがちなので、CPUクロック性能は妥協できません。Intel Core i7/9やAMD Ryzen 7/9に投資するなら、GPUの高性能化に投資した方が費用対効果がえられます。

GPUは、nvidia GeForce RTX 4060や3060あたりがベストです。性能を重視するならRTX 4070が理想ですが、それ以上の高性能モデルは費用対効果が悪くなります。CPU内蔵GPUは、性能不足が懸念されるためおすすめしません。

メモリは最低でも16GB必須です。100枚以上の書き出しをおこなう場合は32GB搭載すると高速化できますが、64GB搭載しても速度向上は望めません。これらはAdobe Lightroom Classicを単独利用した場合で、プラグイン経由で他ソフトを利用する場合、2つのソフトが同時起動します。連携運用を多用するなら32GB以上を導入しても損することはありません。

DxO Photolab

DxO Photolabは、GPU演算処理を積極活用する設計思想のためGPUは欠かせません。書き出しについてもGPU支援で高速化できます。

ノートパソコン選びで重要なのは、AIフィルターのDeepPRIMEやDeepPRIME XDの高速化です。快適な作業を行うためには、60秒以内におさめることが重要です。DeepPRIMEやDeepPRIME XDは、GPU性能が高いほど高速化できます。

CPUは、メーカーが公式に8コアを推奨しています。プレビューの高速化はクロック性能、書き出し時間の高速化はマルチコア性能が有効です。基本的には、Intel Core i5やAMD Ryzen 5が有力候補。Intel Core i7/9やAMD Ryzen 7/9を導入すればさらなる高速化が見込めますが、個人的にはGPUに投資することを推奨します。

GPUは、nvidia GeForce RTX 4060や3060あたりがベストです。性能を重視するならRTX 4070が理想ですが、それ以上の高性能モデルは費用対効果が悪くなります。CPU内蔵GPUは、性能不足が懸念されるためおすすめしません。

メモリは最低16GBは必須です。100枚以上の書き出しをおこなう場合は32GB搭載を検討したいところです。

DxO PureRAW

DxO PureRAWは、GPU演算処理を積極活用する設計思想のためGPUは必須です。

ノートパソコン選びで重要なのは、AIフィルターのDeepPRIMEやDeepPRIME XDの高速化です。快適な作業を行うためには、60秒以内におさめることが重要です。DeepPRIMEやDeepPRIME XDは、GPU性能が高いほど高速化できます。

CPUは、メーカーが公式に8コアを推奨しています。書き出し時間の高速化はマルチコア性能が有効です。基本的には、Intel Core i5やAMD Ryzen 5が候補になりますが、Intel Core i7/9やAMD Ryzen 7/9を導入すればさらなる高速化が見込めますが、個人的にはGPUに投資することを推奨します。

GPUは、nvidia GeForce RTX 4060や3060あたりがベストです。性能を重視するならRTX 4070が理想ですが、それ以上の高性能モデルは費用対効果が悪くなります。CPU内蔵GPUは、性能不足が懸念されるためおすすめしません。

メモリは最低16GBは必須です。100枚以上の書き出しをおこなう場合は32GB搭載を検討したいところです。

RAW現像・写真編集向けおすすめノートパソコン

おすすめノートパソコンの中から、理想の製品を選択できるチャートを作成しました。理想の製品が判別したら、メーカーホームページで価格や仕様をチェックしましょう!

高性能&高速処理向けのおすすめノートパソコン

数多くのノートパソコンの中から、6100万画素のRAW現像を想定した製品を選抜しました。

グラフィックスは、nVIDIA GeForceシリーズの中からCUDAコアTensorコアを搭載したモデルを厳選。最新スペックを狙うならRTX4060搭載モデルを推奨します。

DAIV Z6-I7G60SR-A

16型・インテルCore i7-13700H・メモリ32GB・GeForce RTX 4060 Laptop

 

 

6100万画素のRAW現像を想定
RAW現像や写真編集向けノートパソコンの理想形
グラフィックスに最新RTX4060 Laptop GPUを搭載。CUDAコアとTensorコアを搭載するためアドビのAIエフェクト処理を高速処理できます。CPUは、最大5GHzで駆動するためフォトショップやライトルームクラシックとの相性がよく、14コアを搭載するためマルチコア処理に対応したDxO PureRAWやPhotolab、動画編集も余裕で処理できます。
メモリは、標準仕様で高速なDDR5規格を採用し、大容量32GBを標準搭載。
ディスプレイは、反射を抑えたノングレアタイプを採用し、2,560×1,600サイズを表示できます。色域はsRGB比100%を表示でき、色の正確さはΔE2以下の高精度を誇ります。自宅運用する場合は、HDMIやThunderbolt経由で4K外部モニタを接続して作業することも可能です。
標準状態で問題なく使用できますが、メモリ64GB搭載は+44,000円、ストレージ2TB搭載は+25,300円からカスタムオーダーできます。

公式ページで購入→ mouse DAIV Z6-I7G60SR-A
※販売価格はセール等で変動するため最新情報を確認ください。
価格:289,800円〜

メーカー マウスコンピュータ シリーズ DAIV Z6-I7G60SR-A
CPU インテルCore i7-13700H
※最大5GHz
OS Windows11 Home
メモリ 32GB(16GB×2)DDR5
※最大64GBまで増設可能
ストレージ 1TB(NVMe Gen4×4)
※最大4TBまで増設可能
グラフィックス GeForce RTX 4060 Laptop
VRAM 8GB
画面サイズ 16型
ディスプレイ ノングレア 解像度 2,560×1,600
色域 sRGB比100%
ΔE2以下
バッテリー
駆動時間
16時間
無線 Wi-Fi 6
Bluetooth 5
本体重量 1.60kg
ACアダプター重量 323g
その他 Thunderbolt4 SDカードリーダー

DAIV S4-I7G60CB-B

14型・インテルCore i7-13700H・メモリ32GB・GeForce RTX 4060 Laptop

 

 

6100万画素のRAW現像を想定した携帯性重視のコンパクト14型
外出先でRAW現像や写真編集する機会が多いならコレ
グラフィックスに最新RTX4060 Laptop GPUを搭載。CUDAコアとTensorコアを搭載するためアドビのAIエフェクト処理を高速処理できます。CPUは、インテルCore i7-13700Hを搭載し、最大5GHzで駆動するためAdobeフォトショップやライトルームクラシックとの相性がよく、14コアを搭載するためマルチコア処理に対応したDxO PureRAWやPhotolab、動画編集も余裕で処理できます。
メモリは、標準で高速なDDR5規格を採用し、大容量32GBを標準搭載。
ディスプレイは、不快な反射を抑えたノングレアタイプの液晶を採用し、1,920×1,080サイズで表示できます。色域はsRGB比100%を表示でき、色の精度はΔE2以下に調整された状態で出荷されます。自宅運用する場合は、HDMIやThunderbolt経由で4K外部モニタを接続して作業することも可能です。
標準スペックで問題ありませんが、メモリ64GB搭載は+44,000円、ストレージ2TB搭載は+25,300円からカスタムオーダーできます。

公式ページで購入→ DAIV S4-I7G60CB-B
※販売価格はセール等で変動するため最新情報を確認ください。
価格:229,800円〜

メーカー マウスコンピュータ シリーズ DAIV S4-I7G60CB-B
CPU インテルCore i7-13700H
※最大5GHz
OS Windows11 Home
メモリ 32GB(16GB×2) DDR5
※最大64GBまで増設可能
ストレージ 1TB(NVMe Gen4×4)
※最大4TBまで増設可能
グラフィックス GeForce RTX 4060 Laptop
VRAM 8GB
画面サイズ 14型
ディスプレイ ノングレア 解像度 1,920×1,080
色域 sRGB比100%
ΔE2以下
バッテリー
駆動時間
13.5時間
無線 Wi-Fi 6
Bluetooth 5
本体重量 1.78kg
ACアダプター重量 290g
その他 Thunderbolt4 マイクロSDカードリーダー
NEXTGEAR J6-A5G60GN-A

16型・Ryzen 5 7535HS・メモリ16GB・GeForce RTX 4060 Laptop

 

 

6100万画素のRAW現像を想定
15万円から購入できるRTX4060 Laptop GPU搭載モデル
グラフィックスに現行型RTX4060 Laptop GPUを搭載した通販限定モデル。CUDAコアとTensorコアを搭載するためアドビのAIエフェクト処理を高速処理できます。
CPUは、6コア/12スレッドですが、最大4.55GHzで駆動するためフォトショップやライトルームクラシックとの相性も良好です。
メモリは、標準仕様で高速なDDR5規格を採用。容量は16GBですがカスタムで32GBに増量できます。
ディスプレイは、反射を抑えた16インチのノングレアタイプを採用し1,920×1,080サイズを表示できます。色域は非公表。正確な色を重視するなら、外部モニターを接続して作業することを推奨します。
ストレージは512GB(PCI Express 3.0×4接続)なので、外つけSDDを併用することを推奨します。

公式ページで購入→ NEXTGEAR J6-A5G60GN-A
※販売価格はセール等で変動するため最新情報を確認ください。
価格:149,800円〜

オススメカスタム
1TB SSD +13,200円

メーカー mouse シリーズ NEXTGEAR J6-A5G60GN-A
CPU AMD Ryzen 5 7535HS
※最大4.55GHz
OS Windows11 Home
メモリ 16GB(8GB×2)DDR5
‎※最大64GBまで増設可能
ストレージ 512GB(PCI Express 4.0 x4)
※増設不可
グラフィックス GeForce RTX4060 Laptop
VRAM 8GB
画面サイズ 16型
ディスプレイ ノングレアカラー液晶 解像度 1,920×1,080
色域 バッテリー
駆動時間
約8時間
無線 Wi-Fi 6
Bluetooth 5.0
本体重量 約2.29kg
ACアダプター重量 非公表
その他 USB3.1 (Type-C 10Gbps) SDカードリーダー

メモリ32GB、1TBストレージを標準搭載するモデルも設定あります。
公式ページで購入→ NEXTGEAR J6-A5G60GN-A
※販売価格はセール等で変動するため最新情報を確認ください。
価格:169,800円〜

ノートパソコンの種類・用途

ノートパソコンの用途はさまざま

ひとことでノートパソコンといっても、様々な製品が販売されています。おもにノートパソコンの用途は下記に分類できます。

・WEB閲覧や事務処理用のノートパソコン
・ゲーム用のノートパソコン
・クリエーター用のノートパソコン

家電量販店に並ぶノートパソコンは、一部例外を除きWEB閲覧や事務処理用が大半です。RAW現像や写真編集向けのノートパソコンはゲーム用またはクリエーター用のジャンルに分類され、高スペック&高価格帯のマニア志向の製品になります。そのため、地方の家電量販店でゲーム用やクリエーター用パソコンを購入するのは困難な状況です。

ゲーム用やクリエーター用に特化したノートパソコンをリーズナブルな価格で購入するならBTOパソコンメーカーからネット購入するのが常識です。Amazonでも購入できますが、大量のノートパソコンの中から選り抜く知識が必要なので、初心者にはオススメできません。

ゲーム用とクリエーター用の違い

ゲーム用パソコンとクリエーター用パソコンに明確な定義はありませんが、私の主観は搭載されるグラフィックス性能・グラフィックスブランド・メモリ搭載量・ディスプレイ品質だと思っています。

RAW現像や写真編集は、作業時に大量のメモリを消費するため、安価なノートパソコンが搭載している8GBでは完全に役不足どころか、まともに動作しない可能性があります。また、グラフィックスはnVIDIA GeForceAMD Radeon、intel Arcがありますが、グラフィック系の多くのソフトはnVIDIA GeForceに最適化されています。

また、ゲーム用グラフィックスは画面を高速表示することに利用されるのに対し、クリエーター用グラフィックスは、演算処理のために活用される違いがあります。

クリエーター用PC ゲーム用PC
グラフィックス nVIDIA GeForce nVIDIA GeForce
AMD Radeon
グラフィックスに要求するもの 処理速度・AI処理 高フレームレート表示
メモリ搭載量 32GB〜64GB 16GB
ディスプレイ品質 色域の広さ
色の正確さ
ノングレア
高フレームレート表示
低遅延

クリエーター用ノートパソコンは、メモリ搭載量とnVIDIA GeForceを搭載したモデルが人気の主流です。ゲーム用ノートパソコンとして販売されていても、メモリ搭載量とnVIDIA GeForce搭載した製品を選り抜けば、クリエーター用途でも問題なく快適に作業できます。

ディスプレイについては違いがあり、クリエーター用パソコンは、色の正確性・色域の広さを重視する傾向に対し、ゲーム用パソコンは高フレームレートや低遅延を重視します。

RAW現像・写真編集向けノートパソコンのスペック

高性能グラフィックス搭載モデルが必須

2023〜2024年のRAW現像・写真編集向けノートパソコン選びで最も重視すべきポイントは、高性能グラフィックス搭載モデルを選り抜くことです。

GPUなしでは動作しない機能がある

フォトショップやライトルームクラシックには、GPUなしでは動作しないフィルターが増えてきました。また、GPU支援による高速書き出しや高速処理できるものがあるので、対応GPUが搭載されていることが必須です。

GPU支援により高速化できる機能

  • アートボード
  • ぼかしギャラリー ※OpenCL
  • Camera Raw
  • 画像サイズ
  • ぼかし(レンズ)
  • ニューラルフィルター
  • フォーカスの選択
  • 選択およびマスク ※OpenCL
  • スマートシャープ ※OpenCL

GPU支援なしでは動作しない機能

  • 3D
  • フリックパン
  • 油彩
  • 遠近法ワープ
  • レンダリング – フレイム、ピクチャフレームおよびツリー
  • スクラブズーム
  • 滑らかなブラシサイズ変更

最新のRAW現像・写真編集ソフトは、ニューラルエンジンを活用したAIフィルターが搭載されています。人気機能のAIノイズ除去フィルターは、とても高度な演算処理をおこなうため、CPU処理と対応GPU処理を比較した場合、10倍近い処理速度の差としてあらわれます。これからノートパソコンを新規購入する場合、GPUにCUDAコアとTnesorコアを搭載したモデルの購入を推奨します。

グラフィックス = nVIDIA GeForce RTXシリーズ搭載モデルを推奨

グラフィックスには、独立型とCPU内蔵型の2タイプあります。家電量販店で販売しているノートパソコンは、大半がCPU内蔵型でありintel iRIS Xe GRAPHICSと表記された製品は、グラフィック用途には性能不足なので避けた方が無難です。

AI専用コアを搭載したグラフィックスが有利

グラフィックスは、nVIDIA GeForceシリーズを推奨しましたが、厳密に言うといろいろな種類があります。2023〜2024年に新規購入するなら、CUDAコアAI専用コア搭載モデルが候補になります。nVIDIA GeForceの場合、TensorコアがAI専用コアに該当します。

nVIDIA GeForceシリーズの中で、CUDAコアとTensorコアを搭載する製品は、RTX2000番台以降のモデルになりますが、新規購入するならRTX3000〜RTX4000番台が該当します。

メモリ搭載量

RAW現像や写真編集向けノートパソコン選びで鬼門になるのが、メモリ搭載量です。安価モデルの8GBは完全な役不足なので、クリエーター用途では避けたいところです。

メモリ = 16GB以上 ※32GB推奨

メモリ搭載量は、最低で16GB、理想は32GB以上になります。6100万画素のデータを快適に扱うためには32GB確保するのが理想です。

ところが、店頭に並ぶノートパソコンでメモリ32GBを搭載したモデルは販売していないと思います。カスタムメイドのBTOパソコンメーカーから購入するのが一般的です。ここで妥協すると痛い目にあいます。

CPU

CPU性能は処理速度を左右する重要要素ですが、最近ではグラフィックスの活用した分散処理が普及しているため重要性は低下しています。一般的には、高性能CPUが有利に思われますが、フォトショップやライトルームクラシックは、メーカーが公式に6コア前後で最高のパフォーマンスを発揮すると明記されています。

6コア前後の製品といえば、Intel Core i5AMD Ryzen 5が対象になりますが、処理速度を重視するならクロック周波数の高いものが有利になります。

Adobe写真ソフト = Intel Core i5やAMD Ryzen 5 ※クロック周波数を重視
DxO製品や動画編集ソフト = Intel Core i7やAMD Ryzen 7 ※マルチコア性能を重視

またDxO PureRAWやPhotolabは、メーカーが公式に8コアを推奨しています。動画編集もおこなう場合は、Intel Core i7AMD Ryzen 7を選択するのもアリです。

ディスプレイ

色域
RAW現像や写真編集をおこなう場合、ディスプレイに求める性能は正確な色を表示できることになります。IPS液晶を採用したモデルで、sRGB100%以上で表示できることが理想です。クリエイター向けノートパソコンは、ディスプレイの製品にこだわった製品が多いので問題ありませんが、ゲーム用の場合は表示速度が優先されるためスペックを確認する必要があります。

色域 = sRGB100%表示以上

ノートパソコンの液晶品質はモニター単体と比較すると見劣りすることが多いです。自宅で作業するなら24〜27インチ程度のモニターを併用すると作業性が向上します。

解像度
ディスプレイ解像度は、ノートパソコンの場合フルHD(1920×1080)が一般的です。このサイズでも問題ありませんが、縦方向にサイズが大きいWUXGA(1920×1200)を選択できれば作業性が向上します。

より広い作業エリアを確保できるWQXGA(2560×1600)は、画面サイズとの兼ね合いが重要で、最低でも15.6インチ程度のサイズがないと文字が小さすぎて視認性が低下します。動画編集する場合は、WQXGA(2560×1600)あると快適になります。

サイズ
ノートパソコンのディスプレイサイズは、持ち運びの頻度で選択するのが一般的です。持ち運びを重視するなら15インチが限界です。携帯性を重視して13インチを選ぶ場合は、自宅では外部モニターを接続した運用を検討したいところです。

ノートパソコンを自宅専用で使用するなら、大型画面を購入しても良いでしょう。

ストレージ

内蔵ストレージは、起動時間の短さや高速コピーできるM.2 SSD搭載モデルがマストです。容量は、RAW現像や写真編集専用なら512MBでも問題ありませんが、動画編集をおこなう予定があるなら1TB以上を選択した方が無難です。

実際の運用は、起動ディスクにデータを詰め込まず、別途外付けHDDやSSDを用意して保存するのが基本です。

ノートパソコンのデメリット

・ファンノイズがうるさい
・ACアダプターを接続しないと性能が制限される
・発熱により性能が抑えられやすい
・CPUやGPUが交換できない
・バッテリー寿命が製品寿命になりやすい

ノートパソコンには小型軽量で持ち運びできる魅力がありますが、デスクトップ型と比較するとデメリットもあります。性能を重視するならデスクトップ型が有利です。ノートパソコンは割り切りが必要です。

コメント

  1. ぱんだ より:

    RTX3060とRTZ4060
    どちらがおすすめですか?

    • Chan-masa Studio Chan-masa Studio より:

      特売品で安く購入できるならRTX3060
      最新型を重視するならRTX4060だと思います。
      ワンランク下のRTX4050を買うなら
      RTX3060をお勧めします。

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