【Nik Collection 8】 レタッチ機能を強化するプラグインの機能と価格

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Mac

DxOは2025年5月6日、フォトグラファーに長年愛されてきたプラグインスイートの最新版「Nik Collection 8」の販売を開始しました。新バージョンでは、Photoshop用の操作パネルが再構築され、その他の機能も強化されるなど、よりダイナミックな編集体験を提供します。

というわけで、30日間全機能を無料で使用できる「Nik Collection 8 無料体験版」を入手し、ブログ管理人自らがNik Collection 8の新機能を体験してみました。

機能レビューや個人的な感想をブログ記事にまとめましたので、興味のある方はぜひご覧ください。

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Nik Collection 8の価格

Nik Collection 8の基本情報というべき「価格・ライセンス形態・対応OS」などを、網羅的にざっくり解説します。

Nik Collection 8の公式情報(公式サイト) → こちらから

発売日

Nik Collection 8は、2025年5月6日に発売されました。

価格とプロモーションコード割引

Nik Collection 8の価格は、以下の通りです。Nik Collection 8は、DxO SHOP(公式Webショップ)からのダウンロード販売のみとなります。

新規ライセンス価格 ¥20,999
アップグレード優待価格
Ver.6と7所有者対象
¥11,999

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Nik Collection 8へのアップグレード費用は優待価格:¥11,999

対象となるのは「Nik Collection 6または7の所有者」です。
それ以前のバージョンの所有者は、新規ライセンスの購入が必要となります。

DxOソフトウェアの購入方法やアップグレード手順については、以下のブログ記事で詳しく解説しています。「DxO PureRAW|購入方法やアカウント登録〜インストール&認証まで解説」もあわせてご覧ください。

アドバイス
Nik Collection 8の購入には、クレジットカードまたはPayPal決済が必要です。
コンビニ支払いなどには対応していません。

ライセンス

Nik Collection 8は、買い切り型の永久ライセンスです。そのため、初回に代金を支払えば、永続的に利用できます。サブスクリプションのように毎年料金を支払う必要はありません。

クロスライセンスにより、1つの契約でmacOSとWindows(3台の作業環境)にインストール可能です。3台目以降にインストールする場合は、古いパソコンのライセンスを失効させることでインストールできます。詳細はDxO公式サイト「コンピューター数」で確認できます。

万が一、古いパソコンのライセンスを失効し忘れても、移行は可能です。ただし、同時起動はできません。

システム要件

Nik Collection 8のシステム条件は、DxO公式サイト「システム要件とシステム情報」で公開しています。Apple macOSの場合「macOS 14 (Sonoma)以上」が条件になっているのでご注意ください。

利用可能な言語

Nik Collection 8で利用可能な言語は、下記に対応します。

英語、フランス語、ドイツ語、日本語、簡体中国語 、繁体中国語、オランダ語、イタリア語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、タイ語、トルコ語。

Nik Collection 8はPhotoshopのプラグインコレクション

Nik Collection 8は、Photoshopのプラグインとして動作するだけでなく、スタンドアロン(単独機能)としても利用できる、高度な画像編集を提供するプラグイン集です。

DxOのプロダクトディレクターであるBoris Oliviero(ボリス・オリビエロ)氏は、新商品発表会で次のように述べています。

「Nik Collection 8では、創造性と効率性の両方を向上させたかった」

とのことです。その目標を実現するために・・・

「Photoshopのワークフローを全面的に再構成しました。強力なエフェクトを適用したり、緻密な部分調整を行ったり、プラグイン間をシームレスに移動したりといった作業を、かつてないほど簡単に実現できるようになりました」

と、公式にアナウンスしています。

プラグインに対応するソフトウェア一覧

Nik Collection 8のプラグイン対応状況は、DxO公式サイト「互換性のあるホストアプリケーション」で公開しています。

  • DxO PhotoLab 7、8
  • Adobe Photoshop 2024または2025
  • Adobe Photoshop Elements 2024または2025
  • Adobe Photoshop Lightroom Classic 2024または2025
  • Serif Affinity 1.8 以降、Serif Affinity 2.0(注意:Nik HDR Efex のマージ機能と Nik Collection のプラグイン切り替えはAffinityと互換性がありません)

Nik Collection 8は、ソフトウェア単体としての動作に加え、上記のソフトウェアにプラグインとしてもシームレスに使用できます。

Nik Collection 8に搭載された7つの新機能

こちらは、Nik Collection 8をPhotoshopプラグインとして利用した時のデスクトップ画面です。

デスクトップ画面と作業の流れ

Nik Collection 8をPhotosjopプラグインとして利用する時のデスクトップ画面です。

拡大するとこのようになります。新しいPhotoshop用パネル(上記の写真)は、ボタン操作で表示・非表示を切り替えることができます。

パネル内の9種類のアイコンをクリックすると、Nik Collection 8の各機能画面が新たに立ち上がります。作業が完了すると、Nik Collection 8で作成したデータはPhotoshopのレイヤーへエクスポートされ、Photoshopでの作業を続行できます。

1:新しい強力なマスクオプション

Nik Collection 8は、Photoshopの強力な選択ツールを最大限に活用できるようになり、Photoshopで作成したマスクをNik Collectionプラグインに直接インポートできるようになりました。

また、部分調整パネルの新機能により、ユーザーはマスクをプラグイン間で簡単に転送でき、フォトグラファーはNik Collectionで作成したマスクをさらに細かく修正するために、Photoshopに直接戻すことができます。

Nik Collection 8では、PhotoshopやNik Collectionプラグインで作成したマスクを、編集作業のあらゆる段階でシームレスに活用できるようになりました。

2:よりスマートで柔軟なPhotoshopとの連携

Nik Collection 8で作業した編集内容をPhotoshopに戻す操作が、より直感的に進化しました。

  • 編集内容をスマートオブジェクトに変換し、非破壊的編集を可能に
  • 現在のレイヤーに変更を適用するか、または新しいレイヤーを作成する
  • 新しいレイヤーとマスクを生成し、柔軟性の高い編集を実現

ユーザーは、上記の操作で利便性の向上を体験できます。

3:Nik Collection 8の編集内容をレイヤーとしてPhotoshopに送信する

Nik Collection 8では、Nik Collectionで作業した編集内容を新しいPhotoshopレイヤーとしてPhotoshopに直接送信できるようになりました。Photoshopに戻れば、Nik Collectionでの作業の続きを継続して編集できます。

4:効率を追求した新しいPhotoshop用操作パネルの実装

Nik Collection 8は、従来のNik Paletteに代わり、自由にカスタマイズ可能でドック可能なPhotoshopパネルを導入しました。

  • 表示するプラグインを選択できるため、画面スペースを有効活用できる
  • ワンクリックでプラグインを起動でき、よりスムーズなワークフローを実現
  • レイヤーとマスクを管理するためのコントロールが簡単にアクセス可能

ユーザーは、上記の操作で利便性の向上を体験できます。

5:Nik Silver Efexの大規模アップグレードを実施

モノクロ編集ツールである「Nik Silver Efex」が、使いやすさと機能の面で大幅に進化しました。

カラーリファレンス画像:モノクロでの編集作業中に、元のカラー画像を表示できるようになりました。これにより、カラーフィルターの適用やフィルムタイプフィルターでの感度スライダー調整など、元のカラー画像を参照しながら直感的に操作できます。

練されたインターフェイス:インターフェイスの構造を、Nik Color EfexやNik Analog Efexと統一。画像編集に実際に適用されるまで、フィルターは左側に保持されます。

プリセットを適用時のロジカルな挙動:プリセットを選ぶと、関連するフィルターだけが右側に表示され、無駄なスペースが減少。

新たな部分調整:ClearViewと選択的トーン補正フィルターを部分的に適用可能。

新しいフィルタールック:各フィルターには、すぐに使える多彩なプリセットオプションが用意されました。

6:Nik Color Efexで精密な編集を可能にする新カラーマスクを搭載

編集する色の範囲を細かく選択でき、部分調整をより精密にピンポイントで適用できるようになりました。任意の色をクリックし、ハンドルを必要に応じて調整するだけで、部分調整を開始できます。

7:ワークフローを高速化するクイックエクスポートの進化

Nik Collection 8は、[クイックエクスポート]ボタンでより迅速にTIFF形式への切り替えが可能になりました。さらに、エクスポートオプションへのアクセスがよりスムーズになり、メニューを開くことなく、クイックエクスポート設定を直接調整できるようになりました。

Nik Collection 8に搭載されたエフェクト一覧

Nik Collection 8には、7つのエフェクトが搭載されています。それぞれのエフェクトで「できること」を解説します。

NIK COLOR EFEX

カラー補正全般を行う高機能エフェクトとプリセットコレクション

NIK COLOR EFEXは、カラー補正全般を行うためのプリセット集および調整ツールです。豊富なフィルターを活用し、画像の色調や雰囲気を自在に調整できます。

使い方は、DxO公式サイト「NIK 8 Color Efex」で確認できます。

NIK SILVER EFEX

モノクロ補正全般を行う高機能エフェクトとプリセットコレクション

NIK SILVER EFEXは、カラー画像から高品質なモノクロ画像に変換するためのプリセット集および調整ツールです。多彩なフィルムスタイルやトーンを使って、印象的なモノクロ写真を作成できます。

使い方は、DxO公式サイト「Nik 8 Silver Efex」で確認できます。

NIK ANALOG EFEX

アナログ写真の補正全般を行う高機能エフェクトとプリセットコレクション

NIK ANALOG EFEXは、カラー画像を「フィルム調の描写」「光漏れ」「ビンテージの雰囲気」など、アナログ風に変換するためのプリセット集および調整ツールです。懐かしい写真風の効果を簡単に実現できます。

使い方は、DxO公式サイト「Nik 8 Analog Efex」で確認できます。

NIK VIVEZA

コントラストや階調の補正全般を行う高機能エフェクトとプリセットコレクション

NIK VIVEZAは、コントラスト、階調、トーンなどを微細に調整するためのプリセット集および調整ツールです。選択的に調整を加えることができ、画像の一部だけを強調することができます。

使い方は、DxO公式サイト「Nik 8 Viveza」で確認できます。

NIK DFINE

ノイズ処理を行う高機能エフェクト

NIK DFINEは、最適なノイズ除去処理を施すためのフィルターです。AI処理とは異なり、不自然な描写を避け、自然な仕上がりを保ちながらノイズを低減します。

使い方は、DxO公式サイト「Nik 8 Dfine」で確認できます。

NIK SHARPENER

シャープネス処理を行う高機能エフェクト

NIK SHARPENERは、画像をプリント向けやデジタルディスプレイ向けに、最適なレベルのシャープネス処理を施すためのフィルターです。AI処理とは異なり、文字が破断しづらい独自のテイストが特徴です。

使い方は、DxO公式サイト「Nik 8 Sharpener」で確認できます。

NIK HDR

HDR(高色域)処理を行う高機能エフェクトとプリセットコレクション

NIK HDRは、1枚の画像または複数の画像から、ハイパーダイナミックレンジの画像を生成するためのプリセット集および調整ツールです。鮮やかな色合いと豊かな階調を持つ画像を作り出します。

使い方は、DxO公式サイト「Nik 8 HDR Efex」で確認できます。

Nik Collection 8の実用例

Nik Collection 8を活用した実際の応用例を紹介します。今回は、本ブログ記事のサムネイル制作過程でNik Collection 8を使用した一例を見ていきましょう。

1、元画像の選定

まず、こちらの画像を元に使用します。オリジナルのままでも十分素敵なカットですが、Nik Collection 8を使って少し手を加えてみましょう。

2、NIK ANALOG EFEXで加工

Nik Collection 8のエフェクトから「NIK ANALOG EFEX」を選択し、プリセットの「オートクローム2」を適用します。以下がその時の作業画面です。

3、Photoshopでのレイヤーエクスポート

この画像をPhotoshopのレイヤーとしてエクスポートして画像統合。TIFF形式で書き出します。

5、Illustratorでのタイトル配置

次に、Illustratorを開き、Nik Collection 8で作成した背景画像を配置します。タイトル文字を入れたら、作業は完了です。

6、サムネール完成

こうして、背景画像をNik Collection 8でかっこよく加工することで、注目度の高いサムネイル画像が完成しました。

Nik Collection 8がオススメなユーザーは?

Nik Collection 8の導入をオススメしたいユーザーについて、ブログ管理人が考えてみました。

Nik Collection 8がオススメなユーザー3選

  • デザイナー
  • SNS・Youtubeなどの情報発信者
  • ブロガーなどのコンテンツ・クリエーター

これらのユーザーは、他のコンテンツに埋もれることなく目立つ必要があります。オリジナルの写真に少し手を加えて、注目度をアップする目的でNik Collection 8は非常に効果的です。特に、これらのユーザーはすでにPhotoshopを使いこなしていることが多く、Nik Collection 8との親和性も高いでしょう。

Nik Collection 8とRAW現像ソフトの違い

  • Nik Collection 8 → 素材写真をオリジナルにレタッチ
  • RAW現像ソフト → 正確な色や精細な品質が求められる傾向

このように、両者の役割は異なります。RAW現像ソフトで高品位なオリジナル写真を作成し、その後Nik Collection 8を使って個性を引き立てるというワークフローが理想的です。

そのため、Nik Collection 8はRAWファイルを直接扱うことはできません。

Nik Collection 8の推奨ワークフロー例

【RAWファイル】のワークフロー例

  • RAWファイル → PureRAW → Phoroshop → Nik Collection 8 → Phoroshop → 出力
  • RAWファイル → PureRAW → Lightroom classic → Nik Collection 8 → Phoroshop → 出力
  • RAWファイル → DxO PhotoLab → Nik Collection 8 → DxO PhotoLab → 出力

【JPEG/TIFF画像】のワークフロー

  • JPEG/TIFF画像 → Phoroshop → Nik Collection 8 → Phoroshop → 出力
  • JPEG/TIFF画像 → DxO PhotoLab → Nik Collection 8 → Phoroshop → 出力

上記のワークフローでは、RAWファイルやJPEG/TIFF画像を処理し、最終的な画像を生成する流れになります。

まとめ

Nik Collection 8は、豊富なプリセットが揃っており、適用するだけでかっこよく仕上げることができます。実際のサムネイル制作にかかった時間は、約15分程度でした。これだけでも、Nik Collection 8のプリセットの力がどれだけ作業時間の短縮に役立つかがわかります。

実際に作業を体験してみての印象は、Nik Collection 8はデザイナーやコンテンツクリエーターにぴったりのソフトウェアだということです。カメラマンがオリジナルに忠実で高品質な素材を制作するのに対し、Nik Collection 8は、完成した素材に最適なアレンジを加える作業に非常に効果的だと感じました。

Nik Collection 8:2万999円(クーポンコード適用で1万6800円!)
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この記事を書いた人
ちゃんまさ

雑誌編集部勤務を経て、個人制作会社を設立。30年以上にわたり雑誌取材、企業の企画執筆・写真撮影・TV番組の撮影などに従事。業務で得た経験や知見をもとに、カメラ・写真レタッチ・動画編集・商品レビューなどの情報を発信します。

ソニーイメージングプロサポート会員 NPS会員

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