月が出るか出ないか? 超私的な気象判断方法を公開【岐阜城と月】

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撮影スポット

岐阜城と月を撮影しはじめて1年半が経過しました。最近では、気軽に会話できる人(名前は知りませんが)が増えてきました。撮影直前の会話内容は「今日、月出るかな?」が多いような気がします。

名古屋市や大阪市から訪れる人もおられます。天候に恵まれず、手ぶらで帰宅されることも多いと聞きますので、超私的な気象判断法を公開します。信じるか信じないかはあなた次第! 自己責任でお願いしますね。

気象情報はWEBを有効活用する!

今の時代、リアルタイムな気象情報はインターネットで無料で入手できます。

いきなり話が脱線しますが、仕事でスーパー耐久というレース現場に行くことがあります。チームの頭脳であるチーフエンジニアは複数台のPCを持ち込み、1台は雨雲の動きをリアルタイムで表示させ、刻々と変化するレース運営に活用されています。

そのような運用方法を学び、岐阜城と月の撮影にネット情報を「お金をかけずに」活用したのが今回の方法になります。

海外サイトを活用

私が岐阜城と月の撮影で利用するサイトは、海外資本が運営する「windy.com」です。

このサイトは、大気の流れやスピードを視覚的に閲覧できる特徴があります。サーフィンやヨット、撮影ジャンルにおいては飛行機撮影で超人気サイトです。

windy.comは基本的にパソコンにて利用しています。スマホは、無料ダウンロードできるスマホ専用アプリが用意されているため、外出時はコチラで運用中です。

アプリ版のダウンロード方法

アンドロイドの場合「Playストア」経由でダウンロードできます。検索画面に「windy」と入力すると下記の候補があわられます。

複数表示されるので、赤色のアイコン「Windy.com-風、波とハリケーン・・・」と表示されたアプリを選択してダウンロードします。

利用方法

雲の分布予想を見る方法

雲の分布予想は「最寄り空港」の気象情報をチェックすると閲覧できます。スマホアプリの設定方法は下記の通りです。

1 画面右下の「メニューアイコン」をタップする

▲メニュー画面を下側にスクロールして「メニュー」アイコンを選択します。

2 飛行場を表示する

▲メニュー画面を下側にスクロールして「空港」アイコンを選択します。地図上に空港を示す「○マーク」が表示されます。

3 航空自衛隊岐阜基地を選択する

地図を岐阜市周辺まで拡大すると各務原市付近に航空自衛隊岐阜基地を示す「○マーク」が表示されます。マークを選択すると「RING-QGU Gifu Airport」の表示画面に切り替わります。下の○マークは県営名古屋空港になるのでお間違えなく。

3 空港周辺(各務原)の気象状況が表示

月撮影で活用するのは、画面最下部「METEOGRAM」の図です。時間ごとの天気、風向きと強さ、雲の高度別分布図が表示されます。

雲の分布図は、真横からの断面図で、上下は高度、色が濃くなるほど雲の厚みになります。

色が濃くなるほど雨が降る可能性が高くなり、快晴の場合は無表示になります。

衛星画像を見る方法

雲の衛星画像は「雲と雷のアイコン」をチェックすると閲覧できます。

1 画面右下の「雲と雷のアイコン」をタップする

▲雲の衛星画像を見る方法は「雲と雷のアイコン」をチェック。「気象レーダー 衛星」と表示されるので「衛星」を選択します。

2 画面を岐阜県から長野県まで確認できる大きさに拡大する

▲地図の上に衛星画像がレイヤー表示されます。拡大することができるので、岐阜市から南アルプスを表示します。

画面下側の再生ボタンを押すと、2時間前から現在までの雲の動きをアニメーション再生できます。無料閲覧できる衛星画像は約30分前までになります。この動画を参照して「雲の流れる方角や雲の増減量」から撮影時刻の気象状況を推測します。

遠方から撮影する場合のコツ

岐阜城と月を、仰ぎ角2度程度の距離から撮影する場合、ちょっとしたノウハウが必要です。

岐阜城上空の雲も重要ですが、私が重視するのは東濃エリアや中央アルプス上空の雲。岐阜城を遠方から撮影する場合、背景に写る雲は東濃エリアや南アルプス上空の雲になるからです。

仰ぎ角2度の地点から撮影した時の岐阜城背景の雲 ※可能性です
恵那市上空の場合 約2000mの雲 御嶽山上空の場合 約3000mの雲

航空自衛隊岐阜基地の気象情報から、撮影時刻の雲の高度分布と発生量を調べます。続いて岐阜城と撮影場所の対角線上にある東濃エリアや中央アルプスの雲を衛星画像で確認します。

仰ぎ角が2度の場合、岐阜城上空に雲がなくても、東濃エリアや中央アルプスに厚い雲があると、満月パワーがあっても雲の厚みで遮断され、撮影することはできません。

雲の有無がわかりやすい作例

快晴

▲快晴に撮影した写真。安心して撮影できますが、平凡な写真に仕上がる確率が高くなります。

東濃エリアに若干の雲

▲雲が脇役として演出効果が得られた一例。ドラマチックな撮影に仕上がります。

東濃エリアに雲

▲雲の厚みに阻まれ、あと一歩のところで月がでない一例。

東濃エリアに厚い雲

▲撮影ポイントの天候は晴れですが、東濃エリア上空の雲が厚いとお手上げです。

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