TEXT:ちゃんまさ 記事流用しないでね!
Topaz Gigapixel 7は「価格が高価なので買って後悔しないかな?」と購入をためらう人も多いです。ブログ管理人も、ソフトウェアを購入する時、絶対に失敗したくなですからね〜
Topaz Gigapixelは、このような用途に最適です。
- AI画像生成した写真をスケールアップしたい。
- 商業印刷入稿時に写真の解像度が足りない。
- 古い人物写真の顔を高品質に自動修正したい。
このようなニーズにオススメです。というわけで、Topaz Gigapixel 7の情報を網羅的に紹介します。
Topaz Gigapixel 7の公式紹介ページ→ Topaz Labs公式サイト
価格:99ドル アップグレード価格:79ドル
Gigapixel 7はAI生成画像のスケールアップに最適!
AI画像生成が普及するにつれて「1024×1024ピクセルの画像では小さすぎる」という不満と解決策を求める需要が高まりつつあります。具体的には、Web用途なら問題なくても、印刷用途で解像度が足りない点が問題点になります。
◆画像生成AI「ImageFX」の登場がTopaz Gigapixel 7の追い風に!
Googleの画像生成AI「ImageFX」の登場により生成画像の精細度が一気に高まりました。そのため、Topaz Gigapixel 7の優れた補間技術を用いることで、印刷に耐えられる解像度に拡大できるようになりました。ブログ管理人は、この運用方法を提案します。
◆正方形から長方形化で足りない部分は「Photoshopの生成拡張」で自動生成!
Googleの画像生成AI「ImageFX」で生成される画像は正方形です。長方形の写真で使いたい時は、Photoshopの切り抜きツールを使い、塗り部分を「生成拡張」処理を行うことで、AIが足りない部分を違和感なく自動生成できます。このワークフローにTopaz Gigapixel 7を加えることで、画像生成AIの活躍の場が格段に広がります。
◆AI生成画像の拡大処理なら「Topaz Gigapixel」で十分
Topaz Labsの画像ソフトは、Topaz GigapixelとTopaz Photo AIの2種類あります。生成画像の正方形から長方形化にPhotoshopを併用する場合、Topaz Labsに求める性能は拡大補間処理になります。生成画像の補正には、ノイズ除去やシャープネス処理の重要度は低くなるので、価格が安価なTopaz Gigapixelを導入すれば必要十分です。
デザイナーな看板・印刷業者にもおすすめ
デザイン制作の現場では、提供される画像が印刷サイズに満たさないことがあります。その場合、Photoshopで拡大補完して解像度を水増ししますが、細部ディテールが甘くなったり、圧縮ノイズが強調されがちです。
その点、Gigapixel 7を使った拡大補間処理は、細部が甘くなりづらく、圧縮ノイズを目立たないレベルに抑えることができます。また、顔の修正機能は、モザイクレベルの解像度から、驚くほど高画質な画像にアップスケールできます。デザインや印刷業務全般で役立つソフトといえるでしょう。
Gigapixel 7の価格
Gigapixel 7は、Topaz Labs公式ショップのみの限定販売のため、家電量販店などでパッケージ版を購入することはできません。
新規購入の価格は99ドル
Topaz Gigapixel 7の販売価格(新規顧客向け)は99ドルです。 1ドル145円の為替換算で14,355円になります。ちょっとお高い印象ですね。
Gigapixel 7 新規購入 | 99ドル |
Gigapixel 7 アップグレード | 79ドル |
有料アップグレード・手動更新 | 価格 79ドル |
有料アップグレード・自動更新 | 価格 64ドル |
◆買い切りで永続利用できる
Topaz Gigapixel 7は、業務用途のPRO版を除き、すべて買い切りで永続利用できます。サブスクリプション契約のような「解約忘れによる料金引き落とし」や「契約終了と同時にアプリが使用できなく」といった心配がありません。
◆購入後1年間無料アップデートできる
発売時期を問わず1年間確実に最新バージョンを使用できる点は大きな魅力です。「セール期間で買ったら数ヶ月後に新バージョンが発売され、更新に追加料金が必要だった」といった不安がありません。モデルチェンジの時期を気にせず購入できます。
◆日本語対応している?
Topaz Gigapixel 7は、英語表示のみの設定で、多言語表記に対応していません。「ホームページ・ショップ・ユーザーサポート・使い方ガイド」なども、すべて英語表記になります。
◆ライセンスについて
- Mac版とWindows版あり
- 1ライセンスで2台のパソコンにインストール可能(2台同時利用可能)
- クロスライセンスでMac版とWindows版を利用できる
Topaz Gigapixel 7は、Mac版とWindows版があり、1ライセンスで両方のコンピューターで利用できます。
◆プラグイン経由で使用できる
Topaz Gigapixel 7は、アドビPhotoshopと/Lightroom classicのプラグインが用意されています。Gigapixel 7単体またはプラグイン経由で使用できます。
◆購入後30日以内の全額返金制度
Topaz Gigapixel 7は、何らかの理由で満足できない場合、30日以内にサポートへ連絡すれば全額返金されます。
◆体験版を無料で試用できる
Topaz Video AI購入前に無料体験版をインストールして、じっくり購入検討できます。
セール情報
Topaz Labsのセール情報や購入方法を解説するページはこちらとこちらから
Gigapixel 7 購入方法
Topaz Labs公式サイトは英語表記なので敷居が高いですが、下記に購入マニュアルを参照すれば購入できます。
Topaz Labs公式サイトにアクセスします。Gigapixel 7ページに行き「Buy now」ボタンをクリックします。
アプリ購入からインストール完了までの工程を別ページで詳しく紹介
アプリの購入方法やインストールのやり方、アクティベート方法を詳しくまとめたブログ記事を制作しました。下記の内容を詳しく解説しています。
関連記事 新規購入やアップグレード、インストールのやり方からライセンス認証まで解説
Gigapixel 7 無料試用版
Topaz Gigapixel AIは、無料体験版(フリートライアル)を用意しています。入手方法やインストール手順は、別記事で詳しく解説しています。
体験版導入までの工程を別ページで詳しく紹介
Topaz Gigapixelとは
Topaz Gigapixelは、5年以上にわたる高度なAIトレーニングにより生み出された独自のAIモデルを使い、写真のアップスケールに特化した画像補完の専用ソフトウェアです。
Topaz Labsの画像補完ソフトは、Topaz Photo AIにもGigapixel同等機能が搭載されていますが、シャープネス機能やノイズ低減機能も搭載されているため、価格が199ドルと高価です。「画像補完ソフト」だけが必要な人にとって、99ドルで購入できるGigapixel 7の登場は朗報といえるでしょう。
ピクセル補完専用ソフト
写真を拡大する時、ディテールと解像度を強化して大判プリント用の鮮明な画像を生成します。Photoshopなどの写真編集ソフトと比べ、高品質な画像に仕上げられる特徴があります。
Gigapixel 7 特徴・できること
今回リリースされたGigapixel 7は、開発元のTopaz Labsが公式に「クラス最高の製品」をアピールしています。旧バージョンと比べてプログラムがPC環境に最適化され、これまで以上に高速処理できるようになりました。
Gigapixel 7は、Stable DiffusionでAI生成した画像の拡大処理に有効なソフトウェアですね。
AI生成画像の品質改良
Gigapixel 7は、AIにより生成された低解像度画像を、クリーンかつ高品質で高解像化できます。
●毛皮や羽のディテールを強化
●テクスチャを改良し、より滑らかなエッジを生成
●精細かつリアルで自然なディテールを追加
●アニメの線をより綺麗に生成
低解像度画像のアップスケールを強化
低品質画像をアップスケールする時、細部のディテールをAIが生成し、圧縮アーティファクト(圧縮にともなう解像度低下やトーンジャプ)を排除。画像に顔が含まれる時は、AIが顔のディテールをリアルに復元します。
●ディテールや解像度を損なうことなくデジタルズーム
●過度な圧縮に伴う圧縮アーティファクトを修正
●低品質なイラストをクリーンアップ
●昔の写真の細部を復元する
Gigapixel 7 使い方
Gigapixel 7の使い方を簡単に説明します。
画像取り込み
画像ファイルを作業画面のプレビューエリアにドラッグ&ドロップします。または、「画像の参照」 からファイルを選択するとインポートできます。
操作画面
Gigapixel 7の操作は、上図「7エリア」に分かれています。頻繁に使用する箇所は、6(機能パネル)と7(表示オプションとズーム)になります。
1 メインメニュー | Gigapixel 7の環境設定・表示設定・ショートキーなどの設定するときに使用します。 |
2 プレビュー画面 | プレビュー画面には、インポートされた画像、処理後の画像などが表示されます。 |
3 ナビゲージョン | プレビューをズームインしたときのエリア表示や、プレビューしたい領域を手動選択できます。 |
4 リサイズ&トリミング | 仕上がりサイズ・トリミングを指定します。 |
5 ファイルリスト | インポートした画像の各パラメーター値などが表示されます。 |
6 機能パネル | 画像に適用できるすべてのAIモデルが表示されます。 |
7 表示オプションとズーム | 画像処理前と後の画像を比較することができます。 |
プレビュー画面は3つの方法で表示や比較ができます。
単一ビュー | 編集後の写真がプレビュー表示されます。 |
分割ビュー | 画像は白い線で分割され、オリジナル写真が左側、編集後が右側に表示されます。画像上で線を移動させ、編集内容を確認できます。 |
並べて表示 | オリジナル写真と編集後を並べて表示し、比較できます。 |
仕上がり後の画像倍率を設定する
機能パネルの「Resize Mode」タブを開き、処理後の画像サイズを設定します。サイズ指定は4つの方法で設定可能です。
Scale | 1倍・2倍・4倍のほか、任意の数値(最大6倍まで)を設定 |
Width | 処理後の横幅をピクセル単位で設定 |
Height | 処理後の縦幅をピクセル単位で設定 |
AIモデルを設定する
機能パネルの「AI Model」タブを開き、画像処理に適したAIモデルを選択します。処理内容が異なる8つのAIモデルが用意されています。
低解像度の画像をピクセル単位で修復
Standard | 標準的なAIモデル |
High Fidelity | 高忠実な処理を行うAIモデル |
Low res | 低解像度の画像に最適なAIモデル |
Text & shapes | テキストと図形に最適なAIモデル |
Art & CG | イラストやアニメーションに最適なAIモデル |
Recovery (BETA版) | 低解像度の画像をピクセル単位で修復 |
Recovery(ベータ版)はPCパワーを必要とします。最長辺が1000 ピクセル未満の画像に対してRecoveryは有効です。これより大きい画像は、処理速度が大幅に遅くなります。
稲妻マークをONにするとAIが最適なモデルを自動選択します。処理後のイメージが気に入らない時は、手動で変更できます。
AIモデルのパラメーターを設定する
機能パネルの「Settings」タブを開き、「AI Model」ごとに用意されたパラメータを調整します。AIモデルにより、調整できる項目は変動します。
Minor Denoise | ノイズを除去する 調整範囲:1〜100 |
Minor Deblur | シャープネスを調整する 調整範囲:1〜100 |
Fix Compression | 圧縮ノイズを低減する 調整範囲:1〜100 |
稲妻マークをONにするとAIが最適なパラメーターを自動選択します。処理後のイメージが気に入らない時は、手動で変更できます。
Face Recovery
画像内に人間の顔が含まれる場合、AIが顔をリアルに再現します。
Face Recovery Strength | 顔の品質を向上する 調整範囲:1〜100 |
1枚の写真の中に、複数の顔が写っている時「Select faces to recover」ボタンを押し、選択または除外することができます。
Ganma Colection
画像のガンマ(色のにじみ)をAIが最適に調整します。
Gigapixel 7 画像の保存方法
機能パネル最下段にある「Save Images」ボタンをクリックします。
「Export Settings」が開きます。ファイルの保存名・保存場所・フォーマットを設定します。
FILENAME | デフォルトはオリジナル名に適応したAIモデル名が追加されます。 独自のルールに変更することもできます。 |
SAVE TO | 画像の保存場所を指定します。デフォルトはオリジナル画像と同じフォルダ内に保存されます。任意フォルダを指定することもできます。 |
FORMAT | JPEG・PNG・TIFFが選択可能。圧縮率やBit数を指定することもできます。※DNG書き出しはサポート終了しました。 |
Saveボタンを押すを処理が開始し、画像が保存されます。
Gigapixel 7 システム要件
Windows 最小ハードウェア要件
OS | Windows 10/11 |
CPU | Intel (AVX 命令付き) または AMD (AVX 命令付き) (3.0GHz 以上) 2013年以降のCPU |
システムメモリ(RAM) | 16GB以上 |
グラフィックスカード(NVIDIA) | NVIDIA GTX960Ti 以降、6GB VRAM |
グラフィックスカード(AMD) | AMD Radeon 570以上、6GB VRAM |
グラフィックスカード(INTEL) | Intel UHD 600 グラフィックス以上、16GB VRAM |
Mac 最小ハードウェア要件 Intel CPU搭載機
OS | 11 Big Sur以降 |
CPU | AVX 命令を搭載した Intel (3.0 GHz 以上) |
システムメモリ(RAM) | 16GB |
グラフィックスカード | Nvidia GTX 740 または AMD 5870 |
ビデオRAM | 6GB |
Mac 最小ハードウェア要件 Apple アップルシリコン搭載機
OS | 11 Big Sur以降 |
CPUとグラフィックスカード | Appleシリコンプロセッサー |
システムメモリ(RAM) | 8GB |
公式ページで最新のシステム要件を確認する 公式サイト
よくある質問
自動更新とは何ですか?
2024年10月3日より、有料アップグレード購入時に「自動更新」と「手動更新」が選択できるようになりました。自動更新を選択すると価格が安価ですが、実質的なサブスクリプション契約になるので要注意です。
- Auro-upgradesにチェックを入れる → 自動更新
- Auro-upgradesにチェックを入れない → 手動更新
まとめ
Gigapixel 7の総括
Topaz Gigapixel 7は、本来フォトグラファーが使用するアプリですが、優れたアップスケール技術は、イラストや図形の拡大処理にも効果的です。
デザイナーが入稿データを作成するとき「素材の解像度が足りない」といった時にも、Topaz Gigapixel 7は絶大な効果を発揮してくれるでしょう。
こちらから→ Topaz Labs公式サイト
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