真夏の屋外撮影は、想像以上に過酷です。照りつける日差し、アスファルトやアンツーカーからの照り返し、汗だくになりながら重たい機材を持ち歩く―― そんな現場で意外と効いてくるのが「水分補給」と「飲み物代」の積み重ね。
1日に何本もペットボトルを買えば出費はかさみ、ぬるくなった飲み物では体も冷えません。
そんな悩みを一発で解決してくれるのが、サーモスの真空断熱スポーツジャグ(3Lモデル)です。
この記事では、実際の現場で検証済みの使い方や、なぜ「3L」なのか、コスパや体調管理をどう両立するのかを詳しく解説。
熱中症と無駄な出費に悩むすべてのカメラマンへ── 今こそ「最強ジャグ」の導入時ですよ。
【現場あるある】真夏の撮影で一番しんどいのは「水分確保」
真夏のロケ現場では、撮影に集中しているうちにいつの間にか喉がカラカラに。気づけば頭がボーッとして、軽い熱中症のような症状に襲われることもあります。
撮影地に自販機があるとは限らず、あっても1本150円以上。1日数本購入すれば、飲み物代だけで1,000円を超えることも珍しくありません。しかも、買ったばかりの飲み物がすぐぬるくなると、飲む気も失せてしまいます。
屋外撮影において、水分補給は命綱。しかし、カメラ機材には気を遣っても、自分の体調管理が後回しになっている人は意外と多いものです。
熱中症対策とコスト管理。この2つの課題をどう乗り越えるかが、夏場の現場を無事に乗り切る鍵となります。
ブログ管理人の体験談
三重県にある超有名サーキットで、真夏に8時間連続で行われるレース撮影に挑んだときのこと。ここは、カメラマンにとって「過酷すぎる撮影現場」です。
敷地内の自販機は「観光地価格」に設定されており、500mlのペットボトルを6本買えば1,200円。2日間の撮影で消費した飲料代(2,400円)は自己負担となり、ギャラを圧迫します。
さらに、スポーツ飲料は想像以上に糖分が多く含まれており、3本目あたりから体が受け付けなくなります。代わりにお茶を飲みすぎると、今度は体内の塩分が不足して体調が悪化します。
何より、ぬるくなった飲料水ではカラダを冷却されず、実際に軽度の熱中症になった経験があります。
こうした経緯から、真夏の水分補給を模索。最終的にたどり着いたのが「3Lの真空断熱スポーツジャグ」を現場に持ち込むことが、2025年時点の最適解になっています。
大容量真空断熱スポーツジャグにたどり着くまでの過程
小型真空断熱スポーツボトルによる運用
500mlや1,000mlの小型真空断熱スポーツボトルを購入しましたが、真夏の撮影においては容量が全く足りませんでした。氷を増やすと液体容量が減るという落とし穴もあり「焼け石に水」の印象です。
とくに真夏の過酷な時期は、容量不足を痛感しました。
ウォータジャグタンクによる運用
小型真空断熱スポーツジャグの反省を生かし、3Lの容量を確保できるウォータジャグタンクを購入しました。ロックアイスと2Lの水を注入するスタイルで、1日の水分を確保することができました。
弱点は密閉性が悪く、車内で転倒するとトランク内が水浸しになります。また、構造的に全ての水を注げず、内部に水が残る構造的欠陥(現在は対策された製品もあり)も気になるポイントです。
運搬のシビアさが仇となり、使用を断念した経緯があります。
※運搬しない前提なら十分ありな選択だと思います。
小型クーラーボックスと保冷剤による運用
比較的長期間運用していたのが小型クーラーボックスと保冷剤による運用です。保冷剤を2個入れれば朝から夕方まで冷たさをキープできます。
しかし、保冷剤を2つ以上使うと空きスペースが減少します。結果的に500mlペットボトル5本程度が限界になり、公称内容量と保冷剤を考慮した実用スペックで乖離があることを実感しました。
コーラなどのジュース類を持ち運べる反面、キンキンの冷たさをキープするのは難しい印象です。また、ジュースを飲みすぎると太る原因になります。
サーモス真空断熱スポーツジャグのスペック紹介
水分管理とコスト削減、さらに携帯性も兼ね備え最適解が「サーモス真空断熱スポーツジャグ」を活用した飲料水の確保です。スポーツジャグとは、直接飲むことができる「水筒」です。
このタイプの魅力は、圧倒的な保冷力と携帯性を両立できること。真夏の炎天下でも、朝に入れた氷が夕方までしっかり残るほどの断熱性能で、火照ったカラダを効率よく冷却できます。
容量は2リットル以上が理想であり、3Lモデルなら1日分の水分補給に十分対応可能です。ワンタッチで開閉できる飲み口は片手でも操作でき、撮影の合間の水分補給もスムーズです。
また、頑丈なステンレスボディは衝撃にも強く、倒れた状態でも内容物が漏れません。まさに、ハードな現場に最適な「相棒」なのです。
出典:https://www.thermos.jp/product/series/fjq-00.html
ブログ管理人が愛用中の製品は、サーモス真空断熱スポーツジャグ「FJQ-3000 BK(写真右)」です。ブログ管理人は、3Lモデルのブラックを、アマゾンで購入(5,009円)しました。
サーモスジャパン → 公式ホームページで仕様を確認する
品番 | FJQ-2000 (写真左) |
FJQ-2500 (写真中央) |
FJQ-3000 (写真右) |
実容量(L) | 2.0 | 2.5 | 3.0 |
保冷効力(6時間) | 9度以下 | 9度以下 | 9度以下 |
口径(約cm) | 7.4 | 7.4 | 7.4 |
本体寸法 | 16.0×13.0×30.0 | 16.0×13.0×35.5 | 17.5×14.5×35.5 |
本体重量(約kg) | 0.9 | 1.0 | 1.2 |
カラー | 黒・青・赤 | 黒・青 | 黒・赤 |
サーモス 真空断熱スポーツジャグ 3L BLACK FJQ-3000 BK
3Lは真夏の長丁場でも安心できる大容量
2L〜3Lサイズのジャグなら、屋外ロケやイベント撮影など、1日がかりの現場でも安心です。こまめな水分補給ができて、自販機を探し回る必要もありません。
3L飲みきった場合でも氷は残るため、水を継ぎ足せばプラス500ml程度を冷たく飲むことができます。
ネット検索すると、建築関係の職人さんや運送業界の長距離ドライバーさんの多くが「1日3L」を目安にしているようです。
夕方でも氷が残り冷たいままをキープ
朝に氷を入れておけば、夕方でもキンキンに冷たいままです。35度を超える気温の中でも冷たさが続き、コップなしでも飲みやすく、体力の維持にもつながります。
溶けた氷が無駄にならない点も魅力です。
運搬が楽で倒れても液漏れしない
この製品は密閉度が高く、本体を横置きしても内容物が漏れ出す心配がありません。蓋にはロック機能が搭載されており安心です。
本体に取っ手が付いているので、少し重たいですが持ち運びも苦になりません。
口径が広くロックアイスを入れやすい
本体はステンレス製で耐久性が高く、落下や衝撃にも強いです。口径も広く、ロックアイスが入れやすく、内部をしっかり洗えるので衛生面も安心です。
スポーツ飲料対応
この製品は「スポーツ飲料OK」と明確に記載されています。
サーモス真空断熱スポーツジャグの運用方法
ブログ管理人によるサーモス真空断熱スポーツジャグの運用方法を紹介します。
ロックアイス+2Lの水(200円)が基本セット
ブログ管理人が現場で使っている運用法はシンプル。3Lのジャグに「1Lのロックアイス」と「2Lの水」を入れるだけ。
ロックアイスと水は撮影日の前日にドラッグストア(両方で200円程度)で購入し、当日の朝に充填します。冷凍庫がないホテル泊などでは、コストがかさみますがコンビニでも簡単に入手できます。
氷が長時間残るサーモスなら、真夏の午後でも氷が残った状態で、しっかり冷たい水が飲めます。準備も手軽で、コストはわずか数百円程度。都度、ペットボトルを自動販売機で購入するより、はるかに経済的です。
【水で運用する理由】味変え自由で飽きずに飲める!
現場では同じ味の飲み物を飲んでいると、だんだん飽きてきます。そこで活躍するのが粉末飲料。スティックタイプの粉末飲料には、インスタントコーヒー、お茶、スポーツドリンクなどがあり、数種類のスティックを事前に用意しておけば、その時の気分で味を変えられます。
あえて「水」を選んでいる理由は、飽きずに飲める自由度が高いから。水だからこそ、自由なカスタマイズが可能になるわけです。数十円レベルので安価なコストで、飲み飽きないのが大きなメリットです。
粉末飲料おすすめ3選
ポカリスエット イオンウォーターパウダーは冷水でもよく溶けます。このスポーツ飲料は、もともと味が薄いですが、ブログ管理人は規定量の2倍にうすめて飲んでいます。
お茶は、この商品が無難ですね。
ネスカフェ ゴールドブレンドスティックは冷水でもよく溶けます。朝イチや終了後に飲むキンキンに冷えたブラックコーヒーは、至福の時間に浸れます。
【併用テク】500mlのスポーツボトル併用でフットワークを軽く!
3Lジャグは容量的に頼もしいですが、常に持ち歩くには大きくて重たいです。そこでおすすめなのが500mlサイズの小型スポーツボトルとの併用です。
3Lジャグはベース(機材置き場や車内)に置き、冷たい飲料を小型ボトルに小分けして持ち歩くことで、撮影中のフットワークを軽快に保てます。
500mlならリュックやボディバッグに入れても邪魔にならず、移動しながらも片手で給水できます。小容量ですが、ベースに戻れば再補給や味変えできるメリットがあります。
【買うならココ】おすすめ購入方法と選び方
購入はAmazonや楽天市場が圧倒的に便利です。というのも、ホームセンターなどでは1L以下の小型モデルの品揃えが中心で、3Lクラスの大型モデルはほとんど扱っていないからです。
真空断熱スポーツジャグはサーモス製が絶対ではなく、他メーカーでも構いません。製品選びのコツは、液漏れのリスクがある安価な製品は避けたほうが無難です。また、スポーツ飲料対応の製品から選ぶことが重要だと思います。
まとめ
真夏の屋外撮影は、熱中症とコストの両面で体力を削られます。そんな中で、冷たさが長時間続く「サーモス スポーツジャグ 3L」は、水分補給の効率と経済性を一気に高める最強の相棒。
運用方法を工夫すれば、使い勝手も抜群です。現場にぜひ取り入れてみてください。
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