インクジェットプリンタが壊れました【1】2022年1月23日

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撮影日記

タイトル通り、インクジェットプリンタが壊れました。現在、事務所にインクジェットプリンタがない状態で不自由しています。原稿の確認やイラストレーター出力はレーザープリンタで出力できるので問題ありませんが、写真が出力できないと寂しいものです。

購入候補は?

インクジェットプリンタは、これまでA4機をメインに過去5台で購入。インクジェットのA3機を購入したのは人生で1回きりです。

今回もA4プリンタを購入する予定でしたが、手元に高画素機のα7RIVがあるだけにA2プリントが視野に入ってきます。コストを考慮すれば「撮影頻度の少ないA2プリントは外注する」のがベストでしょう。しかし、コスト度外視でロマンを求めたくなるもの。

A2プリンタ「imagePROGRAF PRO-1000」が候補です。

運用コストが高額との情報

imagePROGRAF PRO-1000は、業務向け製品です。ホームページも企業向けページに掲載されています。ネット情報は皆無に等しく「インク消費が激しい」という書き込みが目立ちます。

ジャンル的には、顔料インクの12色機。顔料インクは「ノズル詰まりしやすい」傾向があり、PRO-1000はノズル詰まりを抑えるため、定期的なノイズクリーニングを行います。

インク単価は1本あたり5000円前後と高額。全色揃えると実売価格で5万5000円。定期的に廃インクタンク(実売2000円前後)の交換が必要になります。

国内情報が少ないなら海外情報を! さっそくググってみました。

海外掲示板情報まとめ

海外(imagePROGRAF PRO-1000)ユーザーが計測・確認したデータを収集しました。

参考になりそうな内容を箇条書きで抜粋しました。

インク容量

インクカートリッジ+インクの重量=117g 空のカートリッジ重量=32g  インク残り=1〜2g
※メーカー公称のインク容量80g

インク残量に「!マーク」が点灯した時、インクカートリッジ内に20cc(12色で240cc)前後のインク残量あり。

インク少量は、全色満タン状態で960cc。

初期充填時のインク残量

初期セットアップ完了時のインク残量は半分程度になる模様。
※カートリッジ内のインクは、チューブ経由で補助タンク(攪拌機能あり)に送られ、そこからノズルに供給され用紙に噴射されます。

印刷枚数とインク消費の実例

imagePROGRAF PRO-1000は、ノズルを詰まらせないためノズルクリーニング用に用いられます。

インク消費は、印刷消費分とクリーニング廃棄分に分類されます。

●ケース1

4年間にA2カラー写真を1070枚出力したケース

総インク消費量=5328cc(クリーニング廃棄分込む)
A2カラー写真1枚あたり
クリーニング廃棄分=7.78cc
印刷のみのインク消費量=不明

4年間のインク内訳(印刷/クリーニング)
インク消費=50.8/49.2 ※半分がクリーニングで消費
最高パフォーマンス 1ヶ月にA2 100枚印刷時 インク消費=80/20
最低パフォーマンス 1ヶ月にA2 6枚印刷時 インク消費=30/70

コメント 4年間の蓄積データなので信頼性が高いですが、撮影枚数1070枚は業務的な運用方法ですね。

●ケース2

半年間にA3カラー写真を34枚出力したケース

インク消費=195cc(印刷分=52cc、クリーニング廃棄分=143cc)

A3カラー写真1枚あたり
クリーニング廃棄分=5.74cc
印刷のみのインク消費量=1.52cc

コメント 半年間にA3カラー写真を34枚は一般的な使い方かも。インク消費は印刷分の3倍をノズルクリーニングで消費します。

●ケース3

A3カラー写真を26枚出力 ※期間不明

インク消費135cc(印刷分=125cc、クリーニング分=10cc)
※クリーニング2回作動

A3カラー写真1枚あたりのインク消費内訳
クリーニング廃棄分=5.19cc
印刷のみのインク消費量=4.80cc

コメント クリーニング用のインク消費が少ないので連続出力時のデータかもしれません。

●ケース4

ノズルクリーニングと経過時間の関係

0〜6時間後に出力 0g
6時間後に出力 +0.9g(合計0.9g)
12時間後に出力 +1g(合計1.9g)
24時間後に印刷 +2g(合計3.9g)
2日後に印刷 +2g(合計5.9g)
3日後に印刷 +3.17g(合計9.07g)
11日後に印刷 +3.3g(合計12.37g)

●ケース5

購入後3.5ヶ月時点でメンテナンスカートリッジに約220ccのインク廃棄。

1ヶ月のノズルメンテナンスに約36ドルのインクコスト(廃棄分)
A4カラープリント1枚のインクコスト 0.36ドル
※電源の常時ONでインク消費を低減

●ケース6

9ヶ月後のインク消費

使用頻度は1週間に2〜3回プリント。16日間、9日間使用しない日あり。
A3とA2の合計290枚印刷

プリントの総インク消費量=517cc、メンテナンスボックス内の廃棄インク量=470cc
A2プリント印刷分のインク消費=約6cc

消費の大きい色の順番 CO、G、Y、MB、PG、PB、C、B、R、PM、PC、P

●ケース7

3ヶ月間にA2カラー印刷を2〜3枚の頻度

A2カラー印刷(7枚前後)のインク廃棄分を含む印刷インクコストは50ドル
※定期的にディープクリーニングが自動動作

用紙メーカーのデータ

アメリカ「RED RIVER PAPER社」公表のインクコスト
※8×10サイズのサンプル画像を200枚出力

プリンタ 4×6 5×6 8×10 11×14 13×19
PRO-1000 0.22ドル 0.32ドル 0.72ドル 1.4ドル 2.24ドル
PRO-G1 光沢 0.24ドル 0.32ドル 0.81ドル 1.57ドル 2.52ドル
PRO-G1 マット 0.21ドル 0.29ドル 0.69ドル 1.29ドル 2.08ドル
PRO-S1 光沢 0.18ドル 0.25ドル 0.59ドル 1.14ドル 1.82ドル
PRO-S1 マット 0.20ドル 0.29ドル 0.67ドル 1.29ドル 2.06ドル
PRO-10 0.34ドル 0.49ドル 1.12ドル 2.16ドル 3.47ドル
PRO-1 0.25ドル 0.37ドル 0.84ドル 1.62ドル 2.61ドル
SC-PX1VL
フォトB
0.17ドル 0.25ドル 0.56ドル 1.08ドル 1.74ドル
SC-PX1V
フォトB
0.39ドル 0.56ドル 1.30ドル 2.51ドル 4.03ドル

まとめ

もう少し情報を収集したいと思います。

 

 

 

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