Text:ちゃんまさ 記事流用しないでね!
Topaz Video AI(旧:Topaz Video Enhance Ai)は、最先端のAI技術を活用した、動画や映像の画質を簡単操作で向上できるアプリです。
ちゃんまさは、DaVinci Resolve Studio(有料版の方)を所有しており、標準で「手ぶれ補正、ノイズ低減、シャープネスフィルター」が搭載されているので編集で困ることはありませんが、それでもTopaz Video AIは欠かせないアプリになっています。
そこで本ブログ記事では現役ユーザーのちゃんまさが・・・
- 価格・基本機能・追加された新機能や変更点
- 使い方
- プレビュー設定と操作方法
- ファイル保存方法
- メリット・デメリット
初心者が知りたい「Topaz Video AIのすべて」を、1つずつ順序を立ててわかりやすく完全解説。このブログ記事が、購入前の疑問や不安を解消し、Topaz Video AI導入のきっかけになれば嬉しく思います。
- Topaz Video AIはどんなソフト?
- Topaz Video AIの処理イメージ
- Topaz Video AI 5に追加された新機能と変更点
- Topaz Video AI 5の使い方
- Topaz Video AI 5のプレビュー設定
- Topaz Video AI 5のファイル保存方法
- Topaz Video AIの日本語化
- Topaz Video AIのおすすめ設定
- Topaz Video AIの価格
- Topaz Video AIの購入方法
- Topaz Video AIの有料アップグレード方法
- Topaz Video AI 5の無料体験版・入手方法
- Topaz Video AI 高性能GPU搭載が高速化に効果的
- Topaz Video AI 5のシステム要件と対応OS
- Topaz Video AIの最新アップデート情報
- Topaz Video AIの評判や口コミ
- Topaz Video AIのよくある質問
- まとめ
Topaz Video AIはどんなソフト?
Topaz Video AIは、編集前の映像素材にAI処理を駆使した品質改良処理をおこない、高品質な動画素材を生成する「機能特化型ソフトウェア」です。低画質な古い動画を最大8Kまで、各種フィルターを適用しながらスケールアップできます。
同社によると「Amazon、IMAX、NASA、Netflix、Nikeなどの大企業をはじめ、世界中にプロアマ問わず150万人以上の顧客がいる」とアナウンスしています。
進化の過程で、旧名称「Topaz Video Enhance AI」から新名称「Topaz Video AI」へ変更されました。現在は、PC版のみの設定で、モバイル版はリリースされていません。
Topaz Video AI できること
- 低画質映像のFHD化や4Kアップスケール
- シャープネス向上
- 手持ち撮影で生じた手ブレの安定化補正
- 輝度ノイズやカラーノイズの除去
- 顔を自動認識して自動修復
- インターレース除去(インターレース映像のプログレッシブ化) など
- フレーム補完時の欠損フレームをAIで自動生成
Topaz Video AI できないこと
- 動画編集やカット編集
- 音声編集
- カラーコレクション など
Topaz Video AIの公式動画チュートリアル
VHSに記録した映像をハイビジョンにアップスケールする方法が解説されています。言語は英語ですが、翻訳機能を有効にすれば、なんとなく内容を理解できます。
Topaz Video AIの処理イメージ
初心者も上級者も共に満足できる操作性と品質
Topaz Video AI 5の画像処理は、基本プリセットを使った簡単処理と、AIモデルやパラメーターを手動調整する2つの方法に対応します。
初心者は基本プリセットによる高画質処理、上級者や業務用途では完全マニュアルにより極限まで画質を引き出すことができます。
AfterEffectsとDaVinci Resolve Studioのプラグイン
Topaz Video AI 5は、アプリ単体はもちろん、人気動画編集ソフト「Adobe AfterEffectsやDaVinci Resolve Studio」のプラグインとしても利用可能。
処理方法を2種類用意
プリセットによる簡単処理
あらかじめ用意されたプリセットを選択し、目的の映像に変換します。専門知識がない初心者にオススメです。
完全手動による高度な処理に対応
任意のエフェクト、AIモデル、パラメーターを個別に設定し、より専門的な処理を実行します。
多彩なエフェクトで画像の問題点を解決
シャープネス向上
解像感が劣る映像を、独自のAI処理により高精細な映像に品質改良します。
ノイズ低減
カラーノイズや輝度ノイズが目立つ映像を、独自のAI処理により滑らかな映像に品質改良します。
アップスケール
インターレース除去
フレーム補完・スローモーション
手ぶれ補正
古いアニメーション映像の品質向上
古いテレビやDVD映像の画質復元
Topaz Video AI 5に追加された新機能と変更点
- ユーザーインターフェースの一部変更
- Enhancementに、フレーム補完に特化した新AIモデル「Rhea」採用
- AIモデルのProteusとIrisは、映像の細かいディテールをより正確に引き出し、文字の崩れを抑えます。
- アルファ (透明) レイヤーのサポート
Topaz Video AI 5の使い方
操作画面
Preset 基本プリセットによる簡単処理
Topaz Video AI 5.2は、映像サイズやフレームレートの細かな設定を簡素化した9種類の基本プリセットが設定されています。初心者は、目的にあったプリセットを選択すれば、専門知識がなくても高品質な映像に変換できます。
基本プリセットの設定項目
基本プリセットの内容は、下図のとおり。目的に合ったセットを選択します。
None | プリセットを利用しない ※上級者向け |
4x slow motion | 元映像を4倍スローに補間変換 |
8x slow motion | 元映像を8倍スローに補間変換 |
Auto crop stabilization | 自動クロップありで手ぶれ補正 |
Convert to 60 fps | フレームレートを60fpsに変換 |
Deinterlace and upscale to HD | インターレース映像をFHDプログレッシブに変換 |
Remove noise | ノイズ除去 |
Upscale to 4K | 元映像を4Kサイズに拡大 ※フレームレートは維持 |
Upscale to 4K and convert to 60 fps | 元映像を4Kサイズ拡大し、フレームレートを60fpsに変換 |
Upscale to HD resolution | 元映像を高解像FHDに拡大 |
Adjustments / Codec settingsを調整する
▼Adjustments(調整項目) ※手動設定の時に使う項目
▼Codec settings(コーデック設定) ※動画コーデック・品質・コンテナなどを設定する項目
Codec settings 選択時の設定項目
Output type | Video = 動画書き出し Image sequence = 写真書き出しCodec |
Codec | ProRes / H264 / H265 / AV1 / FFV1/ VP9 / QuickTime V210 / QuickTime R210 / QuickTime Animation |
※コーデックは、一般的にはH264、Mac環境で動画編集する時はProResを選択する場合が多いです。
▼例:H264書き出し時の設定項目
Codec | H264 |
Profile | High |
Bitrate | Dynamin / Constant ※任意で選択 |
Quality level | Low / Midium /High ※任意で選択 |
Audio mode | Convert / Copy / None / mov ※任意で選択 |
Codec | AAC / AC3 / PCM ※任意で選択 |
Bitrate | 128/ 160 / 192 / 256 / 320 ※任意で選択 |
Container | mov / mkv / mp4 ※任意で選択 |
Apply LUT | LUTを選択 ※任意で選択 |
Enhancementを調整する
ビデオタイプを設定する
Progressive | プログレッシブ映像 |
Interlaced | インターレース画像 |
Interlaced Progressive | インターレース除去せず誤った方法でプログレッシブ化した映像 |
Progressiveで選択できるAIモデル一覧
- Proteus → ほとんどの動画の高画質化に適した汎用AIモデル
- Iris → 顔の品質向上に適したAIモデル ※低〜中画質映像向け
- Nyx → ノイズ低減に適したAIモデル ※高画質映像向け
- Rhea → 4倍アップスケールに適したAIモデル ※アップスケール向け
- Artemis → ノイズ除去とシャープネス向上に適したAIモデル ※中〜高画質映像向け
- Gaia → 高品質なアニメーション・CGのアップスケールに適したAIモデル ※アニメ向け
- Theia → 高い忠実性と精細度に適したAIモデル ※マニュアル志向
Interlacedで選択できるAIモデル一覧
- Dione DV → ハイビジョン以前のアナログ映像に適したAIモデル
- Dione TV → テレビ映像(VHS・地デジなど)に適したAIモデル
- Dione Dehalo → 色にじみが目立つアナログ映像に適したAIモデル
- Iris LQ → 低品質映像に含まれる顔の修正に適したAIモデル ※低画質映像向け
- Iris MQ → 中品質映像に含まれる顔の修正に適したAIモデル ※中画質映像向け
- Proteus → 全般的な映像の画質改良に適したAIモデル
Interlaced Progressiveで選択できるAIモデル一覧
インターレース映像を誤った方法でプログレッシブ化した映像の修復に効果的なモデルです。
- Dione Robust → インターレースの修正に適したAIモデル
- Dione Robust Dehalo → 色のにじみ除去に適したAIモデル
- Iris LQ → 低品質映像に含まれる顔の修正に適したAIモデル
- Iris MQ → 中品質映像に含まれる顔の修正に適したAIモデル
- Proteus → 全般的な映像の画質改良に適したAIモデル
パラメーター
パラメーターや設定項目は、入力ビデオタイプや選択したAIモデルごとに異なります。
参考
- Add Noise → 映像に人工的な擬似ノイズを付け加えたい時に使用します。
- Recover Detail → 細部の精細度を高めたい時に使用します。
- Focus fix → ピントが曖昧な時に使用します。
Frame Interpolationを調整する
おもにスローモーション映像の生成や60P化による滑らかな映像を作成したい時に使用します。簡単なフレーム補間とは異なり、存在しないフレームを独自生成するため、24Pから60Pなどの変換でも高品質が得られます。
【Frame rate】でフレームレートを設定する
Frame rateのプルダウンメニューを開き、書き出し時のフレームレートを設定します。デフォルトは、入力映像の設定を保持します。
Freme rate | 23.976/24/25/30/50/59.94/60/90/120 |
【Slow motion】でスローを設定する
Slow motionのプルダウンメニューを開き、書き出し時のスローモーションを設定します。デフォルトを維持したい時は、Noneを選択します。
Slow motion | 2x/3x/4x/8x/10x/12x/16x |
【AI model】で補間処理方法を設定する
AI modelのプルダウンメニューを開き、補間処理に適用するAIモデルを設定します。
Apollo | スローモーション変換時に、前後フレームの情報を元に存在しないコマを予測して、オリジナルのコマを生成します。8倍スローモーションに最適 |
Apollo Fast | Apolloの処理速度を優先したバージョン |
Chronos | 24Pから60Pへの変換など、複雑なフレーム補間に対応 |
Chronos Fast | Chronosの処理速度を優先したバージョン |
Aion | 重複フレームのない真の16倍スローモーションを実現 |
その他設定
Duplicate Frames → 重複フレームの除去 ※Replaceにチェックを入れる
Sensitivity → 処理感度 ※ノイズの感度ではありません。
Stabilizationを調整する
【Method】でクロップ方式を設定する
Methodのプルダウンメニューを開き、手ぶれ補正時のクロップ処理の方法を設定します。
Full Frame | 画角を維持しながら、足りない部分を自動生成する方式で手ぶれを軽減します。プレビュー生成・書き出し時間とも処理時間が長くなります。 |
Auto Crop | 画像をクロップ(拡大)することでイメージサークルを確保し、手ブレを軽減する一般的な方法です。プレビュー生成・書き出し時間とも高速処理できます。 |
【Strength】で手ぶれ補正の効きを設定する
Strengthで手ブレ補正の効きを設定します。ただし、効きを強く設定すると、中央復帰で画像がカクつくことがあります。
【Rolling Shutter】でローリングシャッター歪みを軽減する
ローリングシャッター歪みを軽減 ※Apply Correctionにチェックを入れる
【Jittery Motion】で映像のカクツキを軽減する
不規則なギクシャクした動きを軽減 ※Apply Correctionにチェックを入れる
Motion Deblurを調整する
Motion Deblurで選択できるAIモデル
AI Model | Themis |
Grainを調整する
Topaz Video AI 5のプレビュー設定
注意 Topaz Video AIは、フィルター適用後の映像をプレビューするには「レンダリング作業」の一手間が必要です。
画像解像度やフィルターを適用した状態にする
前項で解説したコントロールサイドバーで、画像解像度やAIフィルターを適用した状態にします。
レンダリングの開始場所を設定
タイムラインの進行バーを、レンダリングを開始したい場所に移動します。
プレビュー生成時間を設定
再生ボタンを押す
プレビュー表示の切り替え
イン点・アウト点の設定
Topaz Video AI 5のファイル保存方法
Topaz Video AIの日本語化
Topaz Video AIは、アメリカ企業が開発したソフトウェアのため、ユーザーインターフェースの多言語表示に対応していません。
2024年9月時点で、Topaz Video AI 5の操作画面を日本語表示することはできません。
ネット検索しましたが、個人が製作した日本語パッチも流通していない状況です。
Topaz Video AIのおすすめ設定
関連記事 【Topaz Video AI】AIモデルのおすすめ設定を解説
Topaz Video AIの価格
Topaz Video AI 5とTopaz Video AI 5 PROの価格プラン
Topaz Labs公式のTopaz Video AI 5販売価格は299ドルです。 1ドル145円の為替換算で43,355円になります。ちょっとお高い印象ですね。
Topaz Video AI | 価格 299ドル |
有料アップグレード・手動更新 従来の買い切り | 価格 179ドル |
有料アップグレード・自動更新 実質サブスクリプション契約 | 価格 149ドル |
※2024年10月3日より、アップグレードが自動更新と手動更新に細分化され、それに伴い、従来の手動更新は、値上げされました。
自動更新は実質的にサブスクリプション契約です。Topaz Video AI PROなどがサブスクリプション契約に移行したので、現役ユーザーとしては嬉しくないサービスですね。
Video AI 5 Pro 追加リリース
2024年8月、業務用途を想定したVideo AI 5 Proが追加販売されました。通常版との違いは、マルチGPUレンダリングに対応し、レンダリング速度を最大10倍高速化できます。また、4K/8Kの映像を最大解像度24Kへのアップスケールに対応しました。
注意点は、PRO版のライセンスは買い切りではなく、サブスクリプションによる1年解約になります。ライセンス料金は、驚くほど高額です。
Video AI Pro | 価格 1099ドル/年 |
Video AI Pro Teama | 価格 4999ドル/年 |
Video AI Pro Enterprise | 価格 問い合わせ |
Topaz Video AIの購入方法
販売はTopaz Labs公式ショップ限定
Topaz公式ショップ リンクはこちらから
2:アプリ紹介ページの「Buy」ボタンをクリック
3:登録情報とクレジットカード情報を入力・決済
Email address | 登録するEメールアドレスを入力します。アクティベートで使用します。 |
Last name | 苗字 ※ローマ字入力 |
First name | 名前 ※ローマ字入力 |
Country/Region | Japan |
Postcode/ZIP | 郵便番号 ※〒マークは不要 |
Town/City | chiyoda,chiyoda-ku ※千代田区千代田の場合 |
Prefecture | Tokyo ※東京都の場合 |
Street address | 1−1−1 ※1丁目1の1の場合 |
Phone | 電話番号を入力 ※任意です |
Credit CardまたはPayPal | 支払方法を選択する。PayPalとPayPayは異なります。 |
Credit or debit card | クレジットカード番号と有効期限を入力する ※備考欄のチェックを入れる |
4:メールアドレスにパスワードが届く
登録したメールアドレス宛に決済情報やパスワードが届きます。
Topaz Video AIの有料アップグレード方法
有料アップグレードの方法を完全ガイド
有料アップグレードの方法を詳しくまとめたブログ記事を制作しました。下記の内容を詳しく解説しています。
関連記事 新規購入やアップグレード、インストールのやり方からライセンス認証まで解説
Topaz Video AI 5の無料体験版・入手方法
Topaz Video AIは、無料体験版(フリートライアル)を用意しています。
Topaz Video AI 無料体験版 リンクはこちらから
体験版導入からインストールまでの全工程を別ページで詳しく紹介
Topaz Video AI 高性能GPU搭載が高速化に効果的
Topaz Video AIを極めるなら高性能クリエーターPCが必須
Topaz Video AIは、事務用途の安価なパソコンでは快適に処理できません。高性能なグラフィックボードを搭載したゲームPCやクリエイターPCが必須です。
Topaz Video AI 4.0.2から、NVIDIAのTensorRTを使ったAI処理に対応し、処理速度が最大50%高速化されました。新規購入するなら、TensorRTを搭載するGeForce RTX 4070 SUPER以上のモデルで「CUDAコア数、TensorRTコア数・VRAM容量・メモリバススピードが高速なモデル」を導入するのがベストです。
Topaz Video AI 5とMac(アップルシリコン搭載モデル)相性は、現時点では悪く、GeForce RTX搭載マシンに比べて処理速度が遅くなります。
AIモデルと処理時間の関係
処理時間は、使用するAIモデルによって大きく変化します。複数のAIモデルを試し、処理後の品質に大差ないなら処理スピーが速いAIモデルを選択するのが現実的です。
パソコンスペックと処理時間の目安を、公式掲示板から抜粋しました。
1920× 1080 |
Ryzen 9 7950X GeForce RTX 4090 |
Core i9-14900K GeForce RTX 4090 |
Ryzen 7 5800X GeForce RTX 4080 |
Ryzen 5 5600X GeForce RTX 3070 |
Artemis | 約45 fps | 約39 fps | 約30 fps | 約13 fps |
Iris | 約44 fps | 約39 fps | 約32 fps | 約13 fps |
Proteus | 約40 fps | 約33 fps | 約21 fps | 約12 fps |
Gaia | 約15 fps | 約15 fps | 約10 fps | 約4 fps |
Nyx | 約18 fps | 約17 fps | 約12 fps | 約5 fps |
フレーム補間と処理時間の関係
もっとも高速なのはAremisとIrisで、PC環境で逆転することがあります。NyxとGaiaは、処理時間が2〜3倍遅くなるので、長尺映像の変換には時間を要します。
Topaz Video AI 5のシステム要件と対応OS
Topaz Video AI 5は、Windows版とMac版が用意されています。
Windowsの対応OSは、Windows10とWindows11が対象。Macの対応OSは、アップルシリコン搭載機の場合、macOX Big Sur以降に対応します。Windowsの場合、ディスクリートGPU(CPU内蔵式ではない単独搭載されたもの)が必要です。
公式ページで最新のシステム要件を確認する 公式サイト
Topaz Video AIの最新アップデート情報
Topaz Video AIの最新バージョンアップが公開されました。内容は以下の通りです。
バージョン 5.3.3 公開日:2024年9月25日
今回の更新は、バグ修正が中心のようです。正規ユーザーの方は、更新をお勧めします。
2024年後半のバージョンアップ予定
新しいビデオプレーヤーの採用
ビデオプレーヤーのパフォーマンスを向上させるため、GPUアクセラレーションを活用した新しいプレーヤーへの移行を予定しています。これにより、2つの高解像度ビデオをスムーズに再生しながら比較することが可能になります。
Hyperion SDRからHDR model
HDRディスプレイの普及に伴い、SDRコンテンツをHDRコンテンツに簡単かつ自動的に変換する方法を検討中です。
進化したAIモデル「Rhea v2」の採用
最新のエンハンスメントモデル「Rhea」は、これまでで最も優れたビデオAIモデルです。このモデルの映像品質と処理速度をさらに最適化した「Rhea v2」のリリースを予定しています。
AIモデルの比較方法を模索中
ビデオAIに含まれるさまざまなモデルについて、より多くのユーザーに認知してもらうことが私たちの優先事項です。そのため、デザインチームは一部のユーザーと協力し、モデルのテストおよび比較プロセスをさらにスムーズに進める方法を模索しています。
Topaz Video AIの評判や口コミ
良いコメント
画質向上が素晴らしい
アナログ映像やDVD映像の解像度が向上し、映像品質がすばらしいと評価されています。
使いやすさ
プロではない一般の人から、インターフェースを直感的に操作できる点が評価されています。
充実した手動設定
プロやマニアから、設定をきめ細かに調整でき、多様なニーズに対応できる点が評価されています。
その他のコメント
・業務レベルの画像品質
・アップデート期間が過ぎても使用できる
・最大8Kまでアップスケールできる
・スローモーションを動画を作成できる
気になるコメント
処理速度が遅い
一般ユーザーを中心に、映像処理に時間がかかるという不満の声があがっています。
価格が高価
割高な料金設定を嘆くユーザーが多いです。
システム要件が厳しい
高解像度映像を快適に処理するには「高性能なパソコンが必要」との不満の声があがっています。
その他のコメント
・高性能GPUが欲しくなる
Topaz Video AIのよくある質問
自動更新とは何ですか?
2024年10月3日より、有料アップグレード購入時に「自動更新」と「手動更新」が選択できるようになりました。自動更新を選択すると価格が安価ですが、実質的なサブスクリプション契約になるので要注意です。
編集機能がない
Topaz Video AIは、動画編集機能は備えておらず、別途「Premiere Pro・DaVinci Resolve・FCPX」などのソフトウェアを組み合わして運用します。別途動画編集ソフトが必須です。
カスタマーサポートが英語対応
メーカーサポートは英語によるコミュニケーションになります。
サポートは、基本的にメールによる英語対応になります。カスタマーサービスは複数人いるのでスタッフにより対応は異なりますが、日本語翻訳のテキストを添付してくれる気が利く人も在籍します。英語で返信されても、テキストをネット翻訳すれば意味は理解できるので問題ありません。
私は何度もサポートを利用しましたが、経験的に「質問事項を日本語作成したものと、ネット機械翻訳で英訳したものを両方添付する」という方法で落ち着いています。「やあ、ちゃんまさ〜」といった感じのラフな会話が続きます(笑
日本語テキストのみの送信は絶対NGです。相手のPC環境で文字化けが発生し、解読できない恐れがあるからです。
Topaz Labsのカスタマー対応は飛躍的速く返事がもらえる印象です。日本の上場企業よりも断然スピーディーな対応で好印象です。ただし、エラー発生時にログデータの送信を求められた時などは、解析に時間がかかり回答が遅れることがあります。
割引クーポンによる割引は?
クーポンコードによる割引販売は、2024年9月時点、Topaz Labs社の販売方針により一切おこなわれていません。
まとめ
Topaz Video AIの総括
Topaz Video AIは、最新AI技術を活用した動画素材の品質改良をおこなうソフトウェアです。動画制作の現場でも活躍中です。
ただし、高度な演算処理をおこなうため、高性能パソコンが必須です。とくにグラフィックスカードの性能が重要で、最低でもRTX3060以上のグラフィックボードを搭載していないと、快適に処理することは困難です。
フレーム補完によるハイスピード処理は、用途がハマると効果的です。動画制作を本格的に始めるなら、価格は高価ですが導入しても後悔することはないでしょう。
コメント
『Topaz Video AIは、2台のパソコンで使用できます。3台目以降のPCは、使用しないPCライセンスを無効化することでアクティベートできます』
ライセンスの無効化ができるなんて知りませんでした。
まだライセンスを購入したての頃に低スペックのPCにインストールしてしまい、ライセンスを1つ無駄にしてしまったと思っていました。
しかしながらアプリ上やアカウントページのどこを探しても無効化の手続きができそうな場所が見つかりません。
可能でしたら、その手順を教えていただけますと助かります。
3台目のパソコンでアクティベートすると、現在アクティベート済みのパソコンが表示されるので、使用しないパソコンを無効化すると新しいパソコンが有効化されるはずです。
早速のご返信ありがとうございます。
どうりで探しても出てこないわけですね。よく分かりました。