クリエーターのデスクチェア選び【イトーキ サリダチェア YL9】レビュー

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個人事業主は事務用品に投資する余裕がない!?

私は、自宅兼事務所で原稿執筆・写真撮影・動画編集などの仕事に携わっています。撮影機材やコンピューターなどにお金がかかるため事務商品に投資する機会は皆無でした。机は手作り。デスクチェアは地元のホームセンターで販売している1万円前後のデスクチェアを、3年から5年程度の間隔で取り替えて使用していました。

ホームセンターで買ったイスは1年程度でヘタりやすい!

安価なデスクチェアを3年から5年程度で買い換えていた理由は、1年程度でヘタリが生じ始め、3年程度で不具合が出始めるからです。座面がペチャンコに潰れ、昇降機能のガスが抜けて機能せず、背もたれもへたれてきます。冷静に判断すると「ベストな状態は半年程度」しかないと言えるかもしれません。不具合の状態で使い続け「もうダメだ!」と心が折れた時に買いなおす悪循環の無限ループですです。

安価なデスクチェアは座面が大きく座高も高めな印象です。世界中に輸出するため大柄な欧州人の体型に最適化されていることが推測できます。日本人の小柄な体格には、ちょっと大きすぎるんですよね。

事務機器メーカーの製品は個人向け販売店が少ない

デスクチェアを購入するにあたり簡単な事前調査をしました。有力ブランドは、事務機器全般を扱うオカムラ、コクヨ、イトーキなど。海外メーカーだとハーマンミラーやエルゴヒューマンなど憧れのブランドもあります。

問題は「どこから購入するか」です。事務機器は販売店が限定され、大規模な上場企業だと大幅値引きがありますが、取引実績のない個人事業主は、高値で購入しなくてはならない傾向です。事務機器業者からすれば個人事業主は警戒されますし、取引実績のない業者から上から目線で購入したくありません。

というわけで、今回はアマゾンで購入できるデスクチェアから選択することにしました。商品検索するとイトーキの通販モデル!?である「サリダチェアシリーズ」が目に止まりました。商品特徴を読み解くと、法人オフィス向け製品よりも耐久性を若干落とし、適度な耐久性を備えつつコストパフォーマンスに優れた製品と理解できました。

これこそ予算が限られた個人事業主に最適な製品ではありませんか! コスト削減モデルでありがならも「3年保証」が付帯するので、アマゾンセールで安く販売されるタイミングに購入しました。

サリダチェアYL9はどんな製品?

イトーキサイダチェアは、機能や価格が異なるモデルが数種類発売されています。私が購入したモデルは「サイダチェア YL9」で、シリーズ上位モデルになります。標準モデルのカラーは、ブラック、ネイビー、ホワイトの3色用意、私はシンプルで飽きのこないブラックをチョイスしました。

機能や装備

●背もたれとヘッドレストにエラストマー素材採用
●体重可能式のシンクロロッキング
●9段階で高さ調整できるアジャスタブル肘掛
●座面の奥行調整機能
●アルミ鋳造の脚
●高さ&角度調整可能なヘッドレスト

注目すべきは、背もたれとヘッドレストにエラストマー素材を採用している点。安価なメッシュ素材は経年変化たるみが生じてくるので、へたり向上の新素材として期待したいところです。その他、座面の奥行調整は、ホームセンターで販売している安価なチェアには採用されない機能であり、快適性を大きく左右する機能になります。

標準モデルとゲーミングタイプの違い

サイダチェアYL9は、標準モデルとゲーミングタイプの2種類あります。主な違いは下記3箇所です。価格は、標準タイプが3万9900円に対してゲームタイプは4万2900円と3,000円高くなります。

●肘掛が前後・角度調整可能
●座面クッションが標準対応より15mm厚い
●フレームの一部に赤色樹脂を採用

マウスの操作性を重視する人は、ゲーミングタイプの肘掛は魅力的な機能になるかも知れません。また、標準タイプの座り心地は硬めの印象なので、ソフトな感触を重視するならゲーミングタイプの方が適しているかも知れません。

サリダチェア 開封&組み立て

イトーキ・サイダチェア YL9の商品到着から組み立ての過程を紹介します。

▲商品は巨大な段ボール箱に分解された状態で届きました。運送業者はヤマト運輸。重量は25kg近くあるので、一人で持ち上げるのはけっこう大変です。女性の方は無理かも知れません。

▲箱を開くとご覧の通り。肘掛やヘッドレストが現れます。

▲段ボールを1枚めくると背もたれが現れました。

▲全ての部品を箱から取り出してみました。驚くべきは座面の重さで想像以上の重量感。剛性が高そうなので思わずニンマリです。

▲組み立てはネジを使用します。六角レンチは付属していますが、プラスドライバーは付属していません。一番大きなプラスドライバーを用意しましょう。小さなプラスドライバーでは十分なトルクで締め付けられません。

▲まずは座面と背もたれの接合から。座面を裏返し、作業台の上に置いた状態で作業するとスムーズに組み立てられます。座面は想像以上に重いので腰を痛めないでくださいね!

▲6角ボルト(M8×L20)3本をバネワッシャーとワッシャーを挟んだ状態で固定します。意外と緩いやすい箇所なので強めの締め付けトルクで締め付けます。

▲アルミ鋳造の脚に支柱を取り付けます。この部品は、一度組み付けると抜けなくなります。アルミの表面はポリッシュ加工が施され鏡面の輝きを放ちます。

▲アジャスタブル肘掛を座面裏側に固定します。プラスネジ(M6×L30)3本にワッシャーを挟み固定します。肘の固定部には左右方向にクリアランスがあります。シート側に寄せた状態で固定するのが正解です。

▲座面に支柱を接続します。取説では支柱に座面を乗せるように指示されていますが、私は写真のように逆さまで合体しました。

▲作業台からシートをひっくり返しました。椅子らしくなってきましたね。

▲背もたれにヘッドレストを組み合わせます。差し込む時、ツメを引っ掛けることがポイントです。プラスネジ(M6×L20)で固定します。

▲ネジ固定部を隠すヘッドレストカバーをスライドさせて被せます。

▲完成です! 10分程度で組み立てることができました。

住宅の階段を運ぶ時、製品サイズが大きくなるので壁などと干渉して相当苦労しました。私は写真撮影のため組み立て作業を2階でおこいましたが、完成状態で階段を曲がることができず、背もたれを分解して運びました。重量が相当あるので腰など痛めないようにご注意ください。

レビュー

まずは個人的な感想を述べたいと思います。

●背もたれとヘッドレストにエラストマー素材採用
エラストマー樹脂は、ゴムとプラスチックの中間の硬さをもった素材です。固すぎず柔らかすぎず絶妙な感覚です。あくまでも推測ですがヘタリづらい材質だと思います。質感に関しては、若干チープな印象を受けます。

●体重可能式のシンクロロッキング
リクライニング時に適度なトルクを感じつつ体勢を変えることができます。マイナス点は、フルリクライニングすると肘掛の高さが上がり、机の天板と接触することです。

●9段階で高さ調整できるアジャスタブル肘掛
机の天板の高さに合わせて調整できます。マウス操作がラクチンになります。肘掛の天板部分は適度な柔軟性があります。マイナス点は、シートを前に出すと机の天板に干渉しやすくなる点。もう少し後方でも良さそうな気がします。

●座面の奥行調整機
私は身長が165cmと小柄なので、背もたれは一番前に設定しました。ホームセンターなどで販売している安価なチェアは奥行きが驚くほどあり太もも裏に圧迫感を感じますが、このシートは小ぶりなので絶妙なマッチングです。

座面の硬さについては、皆さんのレビュー通り硬めの印象です。現在は3cmほどの厚みのスポンジ状シートをひいて運用しています。

極楽の瞬間

イトーキ・サイダチェア YL9を購入して大満足な点は、体重可能式のシンクロロッキング機能です。原稿の校正や動画編集後のチェック時などに、背もたれをフルリクライニングしてチェックすると最高に快適です。オットマンが欲しくなります。

まとめ

イトーキ・サイダチェア YL9は、ギリギリですが3万円台で購入できる「基本性能の高さとコストパフォーマンスを兼ね備えたモデル」です。ホームセンターの安価な椅子を定期的に買い換えるぐらいなら、思い切ってサイダチェアを導入した方が長期的には安上がりかも知れません。

サイダチェアYL9の座り心地は硬めの印象です。座り心地を重視するなら3,000円のコスト増加を惜しまずゲーミングタイプを選択した方が幸せになれるかも知れません。

導入後、まだ1ヶ月しか経っていません。半年後、1年経過後に印象が変わっていれば加筆したいと思います。

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