天の川や日の出を撮影するとき、車中泊で朝を迎えることが多いですよね? 今話題のアイテム「ポータブル電源」があると、極寒の車内でも電気毛布を使用して快適に睡眠できます。また、車内でお湯を沸かせば暖かいコーヒーを飲み気分をリフレッシュできます。
カメラマンとポータブル電源は相性抜群! というわけで、カメラマン目線で「製品選びのコツ」や「商品を買ってできること」をわかりやすく紹介します。
Text/Photo:ちゃんまさ 機材協力:BLUETTI JAPAN
人気急上昇中のポータブル電源
ポタ電人気の理由とは?
ここ最近のガジェット系アイテムで人気急上昇中のアイテムが「ポータブル電源」です。ひと昔前までの蓄電池は「特殊用途や防災用品」のイメージが強く、一般人が気軽に導入するアイテムではありませんでした。ところが、数年前より小型軽量の製品が10万円を切る価格で市場に流通し始めると、屋外で電化製品が使える利便性に注目が集まり、車中泊ユーザーやキャンパーを中心に一気に普及しました。
現在は、技術発展による内蔵バッテリーの転換期にあります。安全性や高寿命をアピールする製品が続々発売されているので、これから新規購入する人や買い替えを検討中の人にとって絶好のタイミングといえます。
多様な電気機器に同時給電可能
ポータブル電源は、電源ポートが異なる複数の電気機器を接続し、同時給電(充電)できる蓄電池です。いわゆるモバイルバッテリーの大型版です。
- AC100Vコンセント ※一般的な家庭用コンセント規格
- USB-C ※パワーデリバリー規格含む
- USB-A
- シガーソケット ※車載用の電源ポート
- DC12Vポート ※DC5521プラグなど
- ワイヤレス充電
※上記はポータブル電源の出力ポート一覧です。機種によっては搭載されていないポートもあるので、購入前に必ず確認ください。
安全性&高寿命を両立する次世代バッテリーが普及
ポータブル電源が内蔵するバッテリーは、従来機は小型軽量と高効率を両立する「三元系リチウムイオン電池」が主流でした。このタイプのバッテリーは、エネルギー密度が高く軽量化できる反面、電池寿命が短く、使い方を誤ると発火しやすいデメリットを併せ持っていました。
現在は、安全性と耐久性を重視した「リン酸鉄リチウムイオン電池」に移行中であり、主要メーカーの多くが新製品を発売中です。
私の主観は「正しく利用すれば安全性に問題ない」という認識です。三元系バッテリーは「短寿命」といわれますが、仲間内で電池寿命を迎えた人はひとりもいません。三元系とリン酸鉄系を比較した場合「三元系=3.7V、リン酸鉄系=3.2V」という電圧の違いがあり、リン酸鉄系バッテリーは「製品重量が重くなる傾向」にある点も付け加えておきます。
また、蓄電池の進化は止まることを知らない状況にあり、リン酸鉄リチウムイオン電池が最新であり続ける保証はありません。使用用途とコストに見合う製品を購入すれば「ポータブル電源の恩恵」を得られるので、まずは第一歩を踏み出すことが重要です。
カメラマン視点でポータブル電源選びを考察
ポータブル電源は、防災からキャンプまで、ジャンルごとに異なるスペックが求められます。ネット検索すると、YouTune動画やブログ記事の多くは「キャンプ目線」のポータブル電源選びが紹介されがちですが、すべての用途に該当するとは限りません。
カメラマンがポータブル電源を使用する場合、調理家電の優先順位は低くなります。カメラマンが重視すべきは「野外撮影と車中泊」に特化したポテンシャルが必要だからです。接続機器は、ガジェット類(ミラーレスカメラ用バッテリー・撮影補助製品・ノートPC・スマホなど)への給電や充電が中心。充電ポートは、AC100Vコンセントの数よりUSBポート(PD対応)が複数あった方が利便性が高くなります。
本体充電は、自宅のAC100V充電を基本にしつつ、外出先ではシガーソケットによる追い充電が想定されます。カメラマンは1箇所のロケ地に止まらず頻繁に移動するので、ソーラーパネルを設置した太陽光充電は現実的に難しくなります。
というわけで、カメラマンがポータブル電源を導入することで得られるメリットを具体的に解説しましょう。
人里離れた場所でもバッテリー充電できる
ミラーレス一眼カメラは、バッテリー残量がなくなるとまったく機能しません。最新カメラは電気消費量が大きく「1日バッテリー持つかな!?」と心配な気持ちになりがちですが、ポータブル電源があれば、野外撮影時でも空き時間や移動中にフル充電または追い充電できるので、バッテリー切れによる不安から解放されます。
ノートPCを電池残量を気にせずストレスフリーで使える
カメラマンは、遠征撮影時にデータバックアップ用にノートパソコンや保存用メディアを持参する傾向があります。ノートPCでWEB閲覧する程度の用途なら内臓バッテリー駆動で問題ありませんが、バスパワー式ハードディスクやポータブルSSDを接続すると消費電力が増加します。
WEB閲覧程度なら消費電力は低く抑えられますが、PhotoshopやライトルームでRAW現像したり動画編集すると内臓バッテリーで1日作業するのは困難です。
ポータブル電源があれば給電しながら高負荷作業を長時間おこなえるので、バッテリー切れによる不安から解放されます。
秋冬の車中泊で電気毛布が使える
カメラマンの多くは、山や海へ早朝・深夜に出かけ、ワンチャンスの感動を撮影する機会が多くなります。前日夜に現地入りして、車内で翌朝まで過ごす機会が多くなります。ところが10月〜3月にかけての車中泊はとにかく寒い。冬用寝袋を持参しても寒く感じることがありますからね。
ポータブル電源があれば、秋冬の車内で電気毛布が使用できます。「足先が寒くて寝れない」という最悪の事態を未然に回避できます。
ポータブル電源+IHクッキングヒーターがあれば屋外でお湯が沸かせる
風景写真の有名撮影スポットは、コンビニはもちろん、自動販売機が無いことも珍しくありません。ポータブル電源があれば、車内や屋外でお湯を沸かすことができます。
「お湯?」と思われるかもしれませんが、暖かい飲み物(インスタントコーヒー、コーンポタージュ、味噌汁)を簡単につくることができます。暖かいカップ麺を作れば小腹を満たすことができるので、屋外撮影をより快適に楽しむことができます。
ポータブル電源は最大出力と容量で選ぶ
ポータブル電源をネット通販サイトで検索すると数多くの製品が表示されます。初心者は何を基準に選択すれば良いかわかりませんよね?
初心者の方がポータブル電源選びで後悔しないために、私なりの主観でカメラマンに適したポータブル電源選びを紹介します。
個人的主観でポータブル電源を「3タイプ」に分類
ポータブル電源は、出力や容量に応じて3つに分類できます。
用途 | 定格出力 | 容量 | サイズ |
大出力・大容量ポータブル機 (防災・家庭常設用) |
1500W以上 | 1500Wh以上 | 大型(20kg以上) |
小型・大容量ポータブル機 | 600〜800W程度 | 600〜800Wh程度 | 中型(10kg以下) |
小型・小容量ポータブル機 | 500W以下 | 200〜500Wh程度 | 小型(5kg以下) |
※上図は「個人の主観」で作成したものです。すべての人に当てはまらない可能性があるので、あくまでも目安としてご理解ください。
屋外で電子レンジやクーラーを使用するなら「大出力・大容量ポータブル機」の一択
Photo:BLUETTI AC200MAX
個人の主観ですが、ポータブル電源選びで重要なのは、車中泊で「電子レンジや小型携帯クーラーを使用する予定があるか?」を購入前に明確にすることです。電子レンジは、利用時間が短時間なので容量はさほど消費しませんが、定格出力1500W程度の出力を安定供給できるポテンシャルが必要です。
また、小型携帯クーラーは、コンプレッサー起動時に大電力が必要な傾向があり、しかも長時間駆動が前提になるのでハードルが一気に高くなります。本格的な暖房機器も同様です。
発熱系家電を長時間利用する予定があるなら「大出力・大容量ポータブル機」から選択することになります。
価格は10〜20万円前後が主流です。
電気毛布やIH機器を使用するなら小型・大容量機の「余裕」が欲しい
Photo:BLUETTI EB70S
「電気毛布を使って寒い夜でも快適に眠りたい」や「お湯を沸かしたい」という目的があるなら、最高出力600〜800W程度の小型・大容量ポータブル機が狙い目です。家庭用電気ケトルの多くは1000W以上消費するので使用できませんが、800W以下で稼働する電気ポットや出力調整機能を備えたIHクッキングヒーターを厳選すれば問題なく使用できます。お湯を沸かすだけなら比較的短時間で済むため、大出力が必要ですが容量は少なくて済みます。
厄介なのは電気毛布。最高出力50〜80W程度なので問題なく動作しますが、一晩使用すると大容量が必要です。小型機の中でも、600〜800Wh程度の容量を備えた製品を導入すれば、電気毛布を一晩使っても翌日分の電源が残るので安心です。
価格は5〜8万円前後が主流です。
カメラ&ノートPCの充電なら小型・小容量機でOK
Photo:BLUETTI EB3A
利用目的がバッテリー充電のみなら、小型軽量が際立つ「小型・小容量ポータブル機」がオススメです。感覚的には「モバイルバッテリーの大型版」で、小型・小容量ポータブル機ならノートPCの給充電に対応します。2〜3万円台から購入できるので敷居も低くなります。
電気毛布は問題なく作動しますが、一晩(6時間)使用すると、単純計算で300Wh近く容量を消費します。小型・大容量ポータブル機なら半分以上の容量が残りますが、小型・小容量ポータブル機は電源がゼロになる可能性がある点には注意が必要です。
また、小型・小容量ポータブル電源は「電気残量との戦い」になります。バッテリー切れの不安が頭をよぎるため、人によってはストレスを感じたり節電を意識するあまりポータブル電源の魅力を十分楽しめない可能性があります。小型・小容量ポータブル機の個人的な主観は「上級者向けのサブバッテリー」という印象です。
価格は3〜5万円前後が主流です。
ポータブル電源の人気メーカー
- Jackery
- JVCケンウッド
- Anker
- EcoFlow
- BLUETTI
ポータブル電源で実績のあるメーカーは上記5メーカーです。各社とも日本法人を設立しており、日本語によるサポートを受けることができます。カメラメーカーに例えると、キヤノン・ソニー・ニコン・フジ・OMシステムのようなもので、製品品質に問題なく「独自機能・容量・デザイン」を好みで選べば問題ないと思います。
問題は購入場所。家電量販店はポータブル電源の扱いが少なく、旧製品が継続販売されていることがあります。個人的にはアマゾンまたはメーカー直販ショップから「最新モデル」を購入することをおすすめします。
小型大容量ポータブル電源のおすすめはコレ!
BLUETTI EB70S
個人の主観ですが、1台目のカメラマン向けポータブル電源として1泊2日で「電子レンジや小型携帯クーラーを使用しないこと」を前提に、BLUETTI EB70Sを候補に挙げたいと思います。
製品スペック
商品名 | BLUETTI EB70S |
容量 | 716Wh |
定格出力 | 800W(瞬間最大1,400W) 正弦波 MPPT制御方式 |
内蔵バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン電池(充放電サイクル2,500回以上) |
質量 | 9.7kg |
外形寸法 | 320×217×222mm |
放電温度/充電温度 | −20〜40℃/0〜40℃ |
カラー | スチールグレー/ミントグリーン |
保証 | メーカー2年保証付 |
付属品 | ACアダプター(200W)・カーチャージケーブル・ソーラー充電ケーブル(MC4からDC7909)・取扱説明書・保証書 |
価格 | ¥7万9800円(税込) |
出力スペック
AC100Vコンセント | → 4個 合計800W サージ1,400W |
USB-C(PD) | → 2個 100W パワーデリバリー3.0対応 |
USB-A | → 2個 5V3A |
シガーソケット | → 1個 12V10A Max120W |
DC12Vポート(DC5521) | → 2個 12V10A Max120W |
ワイヤレス充電 | → 1個 15W |
入力スペック
AC充電 | 12V〜28V Max200W 充電時間:約4時間 ※200W充電時 |
ソーラーパネル充電 | 12V〜28V Max200W 充電時間:天候により大きく左右 |
CAR充電(12V・24V) | 12V・24V 充電時間:約7時間 ※12V充電時 |
下記ボタンをクリックするとBLUETTI公式サイトで商品情報をご覧になれます!
BLUETTI EB70Sは最新トレンド搭載機!
リン酸鉄リチウムイオン電池採用で安全&高寿命化を実現
BLUETTI EB70Sは、内蔵バッテリーにリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。従来の三元系リチウムイオン電池搭載機に比べ、信頼性と耐久性が大幅に向上しました。バッテリー寿命は、メーカー公称値で2,500回以上の高寿命を誇ります。
定格出力800W・容量716Whの余裕
定格出力800W(サージ1,400W)の電化製品に対応。電子レンジ・家庭用電気ケトル・ヘアドライヤーなどの電化製品は使えない可能性が高くなりますが、IHクッキングヒーター、電気ポット、電気毛布は、定格出力を考慮した製品選びをすれば実用的に使用できます。大容量なので、電気毛布を一晩使用しても十分な残量を確保できます。
最大12台のデバイスに同時給電可能
フロントパネルに11ポート、本体上面にワイヤレス充電1ポート、合計12個の給電ポートを搭載。多種多様な電化製品に給充電できます。
USB-C(PD3.0 100W対応)を2個装備
PD3.0 100W対応のUSB-Cポートを2個装備しています。MacBookProを使用しながらiPhoneまたはiPadを同時充給電できるメリットがあります。USB-C充電はEUの標準規格に採用されたので、今後対応機器が増加するのは必至だけに2個ある点は魅力です。
高出力充電器(AC100V 200W)を標準装備
AC100V(200W)充電器を標準装備。家庭の100Vコンセントで充電した場合、約4時間でフル充電できます。
※下位モデル「BLUETTI EB55」付属充電器は、小出力なので充電に時間がかかります。
カメラマンに優位なポイント
車両移動中にシガーソケット経由で本体充電できる
本体残量が減った時、移動中にシガーソケット経由で充電できます。フル充電できなくても、次の撮影スポットへ移動するとき追い充電すれば、たとえ10%でもバッテリー残量を確実に増加できます。
電源ポートが前面集中型なので壁沿いに設置しやすい
狭い車内にポータブル電源を設置する場合、壁沿いや四隅に本体を配置したくなります。BLUETTI EB70Sは、本体前面に出力ポートと入力ポートが集中した構造なので、狭い車内の壁沿いに設置できます。
ただし、本体側面に電動ファンの排気口があります。荷物や壁で排気口を塞くと内部が発熱する恐れがあるので通気を確保することが重要です。
本体上面に物が置けるフラット構造
個人的には本体上面がフラットな点をメリットとして挙げておきます。電化製品が置けるスペースが確保できる点は、狭い車中泊で見逃せないポイントです。
安全性&長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池採用
リン酸鉄リチウムイオン電池採用による安全性や充電回数2,500回以上対応の高寿命も魅力的です。私の運用方法では、充電回数2,500回に到達することは無さそうですが・・・。
パススルー充電に対応
BLUETTI EB70Sは、パススルー充電対応機なので、車両移動中にシガーソケット経由で本体充電しながら接続機器への同時充電や同時給電がおこなえます。ただし、バッテリーを痛める要因になるので、ポータブル電源を大切に使いたい人は緊急時以外は避けた方が無難です。
開封
梱包
▲商品元箱は、ホワイト基調のシンプルなデザインで好印象です。
▲元箱内部は、極厚の梱包材で本体がガッチリ保護されています。
製品外観
▲本体カラーは、スチールグレーを選択。カラーはプラスチック素材に練り込まれているので、塗装のようにハゲる心配はなさそうです。
▲本体裏面はいたってシンプルな印象。素材は耐火素材の「PC+ABS樹脂製」を採用します。
▲両側面に電動ファン付きの吸排気ポートが備わります。空気は左側から吸い込み右側から排出されます。
▲取っ手を立てた状態。握り心地が良いため重量の重さを感じさせません。
▲取っ手を収納すると上面がフルフラットになります。ワイヤレス充電ポート(15W)を内蔵します。
▲メイン画面を点灯した状態。電力が約80%充電された状態で納品されたので、開封後即使用できました。
出荷時の本体設定は「ECOモード=ON」「周波数=50Hz」に設定されていました。60Hz専用家電を使用する時は下記の方法で簡単に変更できます。
周波数&ECOモードの変更方法
- スクリーン画面が点灯した状態でACスイッチを押してメイン電源をOFF。そこからACスイッチとDCスイッチを同時に2秒間押すと周波数&ECO設定モードに入ります。
- スクリーン右下に現在の周波数が表示されます。ACスイッチを押すと周波数が切り替わります。
- スクリーン左上にECOマークが表示されます。DCスイッチを押すとECOモードのON/OFFを切り替えできます。
- ACスイッチとDCスイッチを同時に押すと周波数&ECO設定モードが終了します。
付属品
▲ACアダプター充電器(200W)、MC4ソーラー充電ケーブル、カーチャージケーブル、結束バンド、取扱説明書、保証書が付属します。
▲日本語の取扱説明書や保証書が付属。安心です。
各種機器を接続してみた
300Wモノブロック(プロペット製)に給電
▲モノブロックをポータブル電源で使用できるか? モノブロック発売元に確認すると「正弦波で定格出力の2倍程度の出力があれば使える可能性が高い」と回答が得られました。使えそうな予感です。
▲プロペット「モノブロック300W」をAC100Vポート経由で給電しました。50Hzと60Hzでチャージスピードが異なるため、チャージ時間が緩やかな50Hzに設定しました。また、モデリングライトONにすると約150W(2灯合計)を消費するため、ストロボ発光時にモデリングライトの併用は控えました。
1灯を接続して最小パワーで発光テストを行うと正常動作。フル発光しても正常動作しました。最終的には、2灯フル発光しても動作することを確認。ただし、チャージ音がぎこちない印象です。
LED照明(Aputure AL-528S)に給電
▲LEDライト「Aputure AL-538S」2灯をAC100Vポート経由で給電しました。最大調光時の消費電力は、2灯合計で66W前後で正常動作しました。卓上計算ですが10時間近く利用できそうです。
ソニーα純正バッテリーを充電
▲ソニーα用バッテリー「FZ-100」を社外デュアルUSB充電器を使い、USB-Aポート経由で充電しました。消費電力7Wと表示され、正常に充電できました。
業務用ビデオカメラ用バッテリーを充電
▲パナソニック業務用ビデオカメラをAC充電器を使い、AC100Vポート経由で充電しました。消費電力14Wと表示され、正常に充電できました。
MacBookProに給充電
▲MacBookPro13をUSB-Cポートに接続し、Webサイトを閲覧しました。消費電力17Wと表示され、正常動作しました。
▲グラフィックソフトを実行すると消費電力53Wまでアップしますが、正常動作しました。
単三充電池(エネループ)を充電
▲エネループ4本(単三)をAC充電器を使い、ACポート経由で急速充電しました。消費電力10Wと表示され、問題なく充電できました。
▲約20cmの延長コード併用で問題を解決できました。
IHクッキングヒーターに給電
▲ドリテック社製IHクッキングヒーター「Piccolino」をAC100Vポートに接続し、お湯を沸かしてみました。この製品は定格出力1,000Wですが、火力設定が10段階(100W〜1,000W)の範囲で調整して使用できます。火力設定7(700W)に設定すると、本体画面に消費電力738Wと表示され、正常動作しました。
ちなみに火力設定8(800W)でも動作しましたが動作保証外なので推奨しません。
▲火力設定10(1,000W)に設定すると、本体画面に「OVERLOAD」と表示され停止しました。
電気毛布に給電
▲電気毛布をAC100Vポート経由で給電。消費電力78Wと表示され、正常動作しました。
デメリットは?
本体重量が若干重い
リン酸鉄リチウムイオン電池採用のデメリットとして電池密度が低いことが挙げられます。そのためEB70Sは、本体重量が9.7kgとちょっと重めです。
エントリーモデル「EB3A」の本体重量4.6kgと比較するとズシリと重く感じますが、一旦クルマに積んでしまえば頻繁に持ち運ばないので及第点に収まります。
残量表示が20%単位でわかりづらい
残量表示が20%単位なのが個人的な残念ポイント。几帳面な日本人は「1%表示」を好む人が多いかもしれませんね。
ただし、BLUETTI EB70Sは0%表示になってからも相当粘る印象です。「実際の残量は表示以上に残っている」点は嬉しい誤算でした。しかし、取扱説明書には「バッテリー残量が20%以下になったら本体充電を推奨」と記載されているので、常用しない方が良さそうです。
AC100V充電時に電動ファンが唸る
本体充電する時、ACアダプターと本体内蔵の電動ファン(合計3箇所)から作動音が発生します。本体充電は無人部屋でおこなうようにしています。
BLUETTI製品販売店
BLUETTI最新製品が購入できるネットショップ
- Amazon BLUETTIストア
- BLUETTI JAPAN ヤフーショップ
- BLUETTI JAPAN 楽天市場
- BLUETTI 公式サイトなど
〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町14番地
営業時間:10:00〜17:00 定休日:土・日・祝日
アクセス:JR秋葉原駅昭和通り口から徒歩約7分
JR神田駅東口から徒歩約6分
都営新宿線岩本町駅A5口から徒歩約3分
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