【小松基地 前川梯川堤防】絶対に失敗しないカメラマン情報

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撮影スポット

航空自衛隊小松基地(小松空港)といえば、アグレッサー部隊が在籍していることはみなさんご存知ですよね。敵役を演じるために塗装されたカラーリングが印象的。被写体映えする機体だけに「晴天の青空をバックに豪快な捻りを撮影したい!」と思う人も多いのでは? それなら、スカイパークこまつ共生の丘から徒歩1km圏内の「前川堤防」からの撮影がおすすめ。お決まりの写真を撮影するためのカメラマン向け情報をお伝えします。

共生の丘から歩いて行ける! 捻り撮影のド定番スポット(RW06運用時)

基本情報

小松基地

住所 石川県小松市向本折町戊267番地 ※戊の読み方=ぼ
飛行群 第6航空団飛行群 第303飛行隊(F15)・第303飛行隊(F15)
飛行教導群 小松救難隊など

小松空港

住所 石川県小松市浮柳町ヨ50
営業時間 06時40分~21時30分
就航 JAL・ANA ※海外便は運行中(2021年5月時点)

撮影ポイント 前川・梯川(かけはしがわ)堤防

前川は小松空港の東側を流れる河川です。河川敷は、市民の方が気軽にサイクリングやランニングできるように舗装され、綺麗な状態に整備されています。車両進入禁止の道路なので、クルマを気にせず安全に写真撮影できます。しかし、夕方になると学生がランニングしたり、地域住民の方が散歩で利用されます。道幅は広くありませんので、道路を占領せず一般の方への配慮もお忘れなく!

▲前川堤防の雰囲気

▲前川堤防から梯川堤防(城南橋)を望む


アクセス

スカイパークこまつ共生の丘からの距離は、おおよそ800〜900mといったところ。徒歩10分程度で移動できます。近隣には駐車場や自動販売機等はありません。

町内会でカメラマンの路上駐車が問題になっているとの話も聞きますので、徒歩またた自転車による移動を推奨します。

撮影装備

必要装備

●カメラ&レンズ(テレコン)
●記録メディア
●予備バッテリー
●受信機 ※推奨
●折りたたみ自転車 ※推奨

レンズは500〜840mm推奨

アグレッサーの捻り写真をフレームいっぱいに収めるのなら、レンズは500mm以上が必須。性能的には、500〜600mmのレンズでMTF曲線30本/mmの性能に優れるレンズがおすすめです。1.4倍のテレコンがあると便利です。
手持ち撮影が基本になるため、手ブレに要注意。1/2000秒あたりからスタートして、テクニックに応じてISO感度とのバランスを調整しましょう。

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撮影チャンスはRW06運用日の午後

この撮影ポイントは、いつでも綺麗な写真が撮影できるわけではありません。前川堤防沿いからの撮影は、午前中は逆光。知らずに出向くと、真っ暗な写真を量産することになります。
撮影に適した時間帯は午後以降。アグレッサーを撮影するなら、平日の3rdまたは夏季の夜間飛行に限定されます。お盆、年末年始、年度末などは、平日でもあっても飛ばないことがあります。地元公立学校の入学式、卒業式、入試のほか、市議会本会議開催日も自粛される傾向にありまますのでご注意ください。

天気予報と風向きを計算しながら「午後晴天&RW06運用」を見極める必要があります。

小松空港の1時間天気 週末の天気【空港の天気】 - tenki.jp
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陽炎の影響はさけられない

天気の良い日は陽炎の影響を受けやすくなります。高性能なレンズを用いても、陽炎が発生すると高精細な写真を撮影するのは困難です。残念ですが対策法はありません。カメラ設定でアンシャープマスクを強く設定すること、若干ですが解像度が増します。

高速書き込み対応メディア

高画素機で連写する場合、大容量かつ高速書き込みに対応したメディアがあると頼もしいです。バックアップの時間が短縮できるメリットもあります。
私は、下記のSDカードで運用中。コストパフォーマンスと信頼性を両立するお勧めのメディアです。

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ProGrade Digital

キングストンCanvas React Plusシリーズは、低価格ですがトラブルは出ていません。UHS-II対応カードリーダーが付属するので、初めての高速SDカード購入としてもお勧めです。

作例(アグレッサー捻りの聖地)

▲前川堤防から撮影【午後】 α7RIV+SEL200600G(トリミングあり)

▲前川堤防から撮影【午後】 α7RIV+SEL200600G(トリミングあり)

エアバンド対応受信機の必要性

撮影時にあると便利な装備がエアバンドに対応した受信機。前川堤防に待機していると飛行場の状況がまったくわかりません。早い時期に受信機の導入をお勧めします。小松空港は風向きが頻繁にかわる土地柄、ランチェンが頻繁に行われます。受信機を持っているとランチェンを知ることができます。撮れ高に直結するだけに必須ですよね。

受信機を持っていると離陸を告げるコールが察知できます。余裕を持って撮影準備するためにも受信機は欠かせません。
ただし、タワーよりもグラウンドの電波は強くありません。グランド波の「リクエストタクシー」でハイレートクライムの有無が確認できるので、ここがしっかり聞こえなくては意味がありません。

堤防から小松タワーまでの直線距離 約2,700m
堤防からRW06ホールディンクポイント
(離陸直前の機体)までの直線距離
約4,200m

この約4,200mという数値は全国屈指の長距離であり、中間地点に旅客ターミナルの障害物があります。アンテナは、高感度タイプへ交換しましょう。

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キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
撮影ポイントの移動は、折り畳み式自転車がお勧め。この製品は、私も所有していますがフレームがアルミ製なので軽くて便利。重量は10kgまでが一つの目安。6段変速は必要ないと思います。唯一の弱点は、椅子が硬くてお尻が痛くなること。ママチャリ用のサドルを同時購入することをお勧めします!

その他、有力撮影ポイント

スカイパークこまつ共生の丘 離陸時は500mm以上、着陸時は200mm前後の望遠レンズが必要。小松空港の定番撮影スポット
RW06エンド 離陸時は500mm以上、着陸時は200mm前後の望遠レンズが必要
スカイパークこまつ翼 運動場南側のフェンス越しに撮影。離着陸とも500mm以上の望遠レンズが必要。5段以上の脚立必須。足場が悪いので高さ調整式がオススメ。終日逆光。
小松空港送迎デッキ 送迎デッキのフェンス越しに撮影。離着陸とも500mm以上の望遠レンズが必要。終日逆光。
前川新橋周辺 主にRW24運用時の着陸を撮影するポイントですがRW06運用時の離陸も撮影できます。600mm以上の望遠レンズが必要。順光で撮影できる貴重なポイント。

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