【2024年版】Adobe Lightroomの種類・プラン選び・購入方法を解説

Mac
LightroomとLightroom Classicの違いを解説するページのタイトル画像

RAW現像ソフトの定番ソフト「Adobe Lightroom」ですが、LightroomLightroom Classicが混在し「違いがわからない!」という声をよく聞きます。

初心者の方がわからない状態で購入すると「Lightroomを買ったのにLightroom Classicが使えない」という事態に陥ることも。どうせ購入するなら失敗せず気持ちよく導入したいですからね。

というわけで「LightroomとLightroom Classicの違い」や「どのプランを選択すればLightroom Classicをお得に導入できるか?」をわかりやすく解説。記事を最後まで読んでいただければ「迷いや不安が解消」され、最適なプランを選択できるはずです。

※2024年3月5日に価格改正されました。

Text:ちゃんまさ

まずは結論

・Lightroom Classicのみは販売されていません。
・Lightroom Classicのパッケージ版は販売されていません。
・Lightroom Classicの買い切り版は販売されていません。

Lightroom Classicを含む販売プランを購入することになります。

Adobe Lightroom の種類

LightroomとLightroom Classicが別ソフトであることを解説する画像

Adobe Lightroomは、LightroomLightroom Classicの2種類あります。どちらもRAW現像に特化したソフトウェアですが、運用方法がまったく異なる別ソフトなので、購入前にそれぞれの違いを理解しておかないと「ドツボ」にはまります。

共通点は、編集過程で元データが変更される心配がなく、元画像データを保持したまま編集できることが特徴です。Photoshopは、編集途中に誤操作などで保存すると元データが上書き保存される可能性があり、オリジナルデータを失う可能性があります。

Photoshopとの違いは、Photoshopは画像合成や加工、文字を使った編集がおこなえるのに対し、Lightroomは、明るさやカラー調整がメインになります。また、Photoshopは1枚ずつ丁寧に作り込む作業に向き、Lightroomは大量の写真の一括処理が得意です。

LightroomとLightroom Classicの違いは、下記表にまとめました。

Lightroom Classic Lightroom
作業する場所 パソコン専用 タブレットやスマホを想定
OS Windows / Mac デスクトップ版:Windows / Mac
モバイル版:Android / iOS
オリジナル画像の
保存場所
内蔵ドライブや外部ドライブ Adobe専用クラウドストレージ
機能 フル機能が使える 一部機能が使えない
使いやすさ 本格フォトグラファー向け 初心者でも扱いやすい

Lightroom Classicとは?

Lightroom Classicの特徴を文字で抜粋

Adobe Lightroom Classicは、おもにデスクトップパソコンノートパソコンで画像編集することを目的に開発されました。プロが「Lightroom」と言ったら例外を除き「Lightroom Classic」のことを指します。

パソコンの高度な処理能力を活かし、RAW現像ソフトの機能をフル活用できます。

Lightroom Classicの運用例を図形化

編集前のマスターデータは、デスクトップパソコンやノートパソコンの内蔵ストレージやパソコンと接続したストレージに保存し、現像作業をおこないます。起動ディスクに保存することもできますが、外部ストレージにマスターデータを保存した状態で作業するのが正しい運用方法になります。

RAWデータの保存場所は、ローカル環境のストレージに保存します。容量は、HDDを交換すれば手軽に容量アップできます。案件ごとにHDDを使い分けることも可能です。

マイナス点は、操作ミスや衝撃等でデータが消える可能性がゼロではないことです。自己バックアップで備える必要があり、RAIDシステムを導入すると10万円単位のコストがかかります。

写真を仕事や趣味でしっかり現像したいなら・・・Lightroom Classic一択

Adobe Lightroomとは?

Lightroomの特徴を文字で解説

Adobe Lightroomは、おもにタブレットスマホなどで編集することを目的に開発されたソフトウェアです。RAW現像ソフトとしての機能を備えていますが、高機能なLightroom Classicと比較すると省略された機能があります。

Lightroomの運用例を図形化

RAWデータなどの画像素材は、インターネット経由でAdobeの専用クラウドストレージにアップロードして保存します。編集作業は、専用クラウドストレージに保存する必要があり、ローカルストレージの素材は編集できません。画像アップロードには、インターネット回線が必要になり、モバイル回線を使用すると通信料がかかります。

メリットは、外部ストレージを用意する必要がなく、データが消失するリスクも低くなります。その反面、クラウドストレージの空き容量が少なくなった時、Adobeに追加料金を支払いクラウドストレージ容量を増やす必要があります。

写真を気軽に現像したいなら・・・Lightroom

写真を極めたいならLightroom Classicを選ぶ

ミラーレス一眼を購入し、写真を本格的に楽しみたいなら、パソコン環境でプロレベルのRAW現像が楽しめる「Lightroom Classic」を導入するのがベストです。

パソコンを購入する予定がなく、写真現像をスマホやタブレットで手軽に楽しみたいなら「Lightroom」を導入しましょう。

Lightroom Classicを含む販売プラン

Adobeで販売中の主要プランを抜粋しました。

その中で、Lightroom Classicが使用できるプランは「Creative Cloudコンプリートプラン・フォトプラン1TB・フォトプラン 20GB」の3タイプに限定されます。

Lightroom単体契約を選択すると Lightroom Classicは使えないので要注意です!
プラン Lightroom Lightroom
Classic
クラウドストレージ
容量
生成クレジット
Creative Cloud
コンプリートプラン
100GB 毎月
1000生成クレジット
フォトプラン 1TB 1TB 毎月
100生成クレジット
フォトプラン 20GB 20GB 毎月
100生成クレジット
Lightroom単体 × 1TB 毎月
100生成クレジット
Photoshop単体 × × 100GB 毎月
500生成クレジット

Lightroom Classicが使えるおすすめプラン早わかり!

Lightroom Classicが使えるおすすめプラン早わかりチャートを作成しました。質問に対してYes/Noで答えていくと、おすすめプランを絞り込めます。

LightroomとLightroom Classicの選び方を図形化

Adobe Creative Cloud コンプリートプラン

Adobe Lightroom Classic → 使用可能
Adobe Lightroom → 使用可能
Adobe Photoshop → 使用可能

Adobe Creative Cloud コンプリートプラン Adebe公式サイトで購入する

使用できるソフトウェア 契約形態 販売場所 支払い方法と価格
2024年3月5日価格改正
Lightroom Classic
Lightroom
Photoshop
Illustrator
InDesign
PremierePro
AfterEffects
など
サブスク
リプション
Adobe直販
Amazonなど
月契約・月々払い:12,380円
年契約の月々払い:7,780円
年契約・一括払い:86,880円

メリット
・Adobeのソフトウェアがほとんど使える
・月契約が選択できる

・Amazonで貯めたポイントを活用して購入できる

デメリット
・Lightroomメインで使用するにはクラウドストレージ容量が少ない

・価格が高価

Adobe  Creative Cloud コンプリートプランは、ほぼすべてのAdobe製ソフトウェアを使用できる最強プランです。契約形態はサブスクリプションのみで、Adobe直販やAmazonなどで購入できます。

コンプリートプランは、写真編集のほか、イラスト・広告制作、動画・映像、モーショングラフィック制作など、あらるゆクリエイティブな作業が可能です。

クラウドストレージ容量は標準契約では100GBと少なく、Lightroomで大量の画像処理をしたい人には容量が足りない可能性があります。オプションでストレージ容量を増やすことはできますが、追加費用がかかります。

注意 年契約の月々払い契約で途中解約すると違約金が発生します。

Adobe フォトプラン 1TB

Adobe  Lightroom Classic → 使用可能
Adobe  Lightroom → 使用可能
Adobe  Photoshop → 使用可能

Adobe フォトプラン 1TB Adebe公式サイトで購入する

使用できるソフトウェア 契約形態 販売場所 支払い方法と価格
2024年3月5日価格改正
Lightroom Classic
Lightroom
Photoshop など
サブスク
リプション
Adobe直販
Amazonなど
月契約・月々払い:選択不可
年契約の月々払い:2,380円
年契約・一括払い:28,480円

メリット
・Lightroom ClassicやPhotoshopが使える

・クラウドストレージ容量が大容量
・価格が比較的安い

・Amazonで貯めたポイントを活用して購入できる

デメリット
・途中解約で違約金が発生する場合あり

Adobe フォトプラン1TBは、Adobeがフォトグラファー向けに企画した戦略プランです。写真編集に欠かせない「Lightroom Classic・Lightroom・Photoshop」を驚くほど低価格で使用できます。契約形態はサブスクリプションのみで、Adobe直販やAmazonなどで購入できます。

フォトプラン1TBは、クラウドストレージ容量が標準契約で1TB使用できます。Lightroomをメインで使用するユーザーには朗報です。HDDドライブの購入に費用を使いたくない人やデータバックアップを重視する人におすすめです。

注意 契約形態は年契約のみ。年契約の月々払い契約で途中解約すると違約金が発生します。

Adobe フォトプラン 20GB

Adobe Lightroom Classic → 使用可能
Adobe Lightroom → 使用可能
Adobe Photoshop → 使用可能

Adobe フォトプラン 20GB Adebe公式サイトで購入する

使用できるソフトウェア 契約形態 販売場所 支払い方法と価格
2024年3月5日価格改正
Lightroom Classic
Lightroom
Photoshop など
サブスク
リプション
Adobe直販のみ 月契約・月々払い:選択不可
年契約の月々払い:1,180円
年契約・一括払い:14,080円

メリット
・Lightroom ClassicやPhotoshopが使える
・価格が安い

デメリット
・クラウドストレージ容量が少ない
・Adobe直販のみ
・別途HDDを購入する必要がある

・途中解約で違約金が発生する場合あり

Adobe フォトプラン20GBは、Adobeがフォトグラファー向けに企画した超戦略プランです。写真編集に欠かせない「Lightroom Classic・Lightroom・Photoshop」が使用できるのはフォトプラン1TB同様ですが、クラウドストレージ容量を20GBに大幅削減することで驚愕レベルの低価格を実現しました。契約形態はサブスクリプションのみで、販売はAdobe直販に限定されます。

クラウドストレージ容量は、標準契約で20GB使用できます。Lightroom Classicをメインで運用する場合、クラウドストレージは使用しないので大歓迎と言えますが、Lightroomメインで運用する人には容量不足が懸念されます。

Adobe Lightroom Classicはローカル環境にストレージ容量を確保するため、大容量HDDを購入する必要があります。また、データを安全に保存するには、RAIDシステムを導入して万が一の喪失に備えなくてはなりません。

注意 契約形態は年契約のみ。年契約の月々払い契約で途中解約すると違約金が発生します。

Adobe Lightroom 単体

Adobe Lightroom Classic → 使用不可
Adobe Lightroom → 使用可能
Adobe Photoshop →使用不可

Adobe Lightroom 単体 Adebe公式サイトで購入する

使用できるソフトウェア 契約形態 販売場所 支払い方法と価格
2024年3月5日価格改正
Lightroomのみ サブスク
リプション
Adobe直販
Amazonなど
月契約・月々払い:選択不可
年契約の月々払い:1,180円
年契約・一括払い:14,080円

メリット
・クラウドストレージ容量が大容量
・Lightroomのみの利用ならベストかも
・Amazonで貯めたポイントを活用して購入できる

デメリット
・Lightroom Classicが使えない
・途中解約で違約金が発生する場合あり

Adobe Lightroom単体は、Lightroomのみが使用できるソフトウェア単独プランです。Lightroomのパソコン用とモバイル用が使用できますが、Lightroom Classicは使用できません。契約形態はサブスクリプションのみで、Adobe直販やAmazonなどで購入できます。

クラウドストレージ容量は、標準契約で1TB使用できます。Lightroomをメインで使用するユーザーには朗報です。HDDドライブの購入に費用を使いたくない人やデータバックアップを重視する人におすすめです。

Lightroom以外のソフトウェアは使用できません。

注意 契約形態は年契約のみ。年契約の月々払い契約で途中解約すると違約金が発生します。

買い切り版やパッケージ版は?

Adobeが販売スタイルをクリエイティブクラウドに移行する前は、Lightroomがパッケージ版として店頭販売されていました。クリエイティブクラウド移行後もパッケージ版は継続販売されていましたが、Lightroom 6を最後に販売およびサポートを終了。現在はサブスクリプションのみ販売しています。

 Adobe Lightroomが買える場所

Adobe公式サイト

Adobe公式サイトで購入できる「Lightroom Classicが使えるプラン」は下記4点。

Creative Cloud コンプリートプラン → Adebe公式サイトで購入する
フォトプラン 1TB → Adebe公式サイトで購入する
フォトプラン 20GB → Adebe公式サイトで購入する
Lightroom 単体 → Adebe公式サイトで購入する

Amazonなら貯めたポイントを利用できる!

Amazonで購入できるLightroom Classicが使えるプランは下記3点です。

公式価格よりリーズナブルに設定されています。日頃からアマゾンを利用する人は、AmazonポイントをAdobeソフト購入代として補填できます。

Adobe Lightroom 無料体験版のやり方

Adobe公式フォトプランページ → こちらから

無料体験はAdobe ID作成と仮契約が必須

フォトプランは、契約前の無料体験が用意されています。

一般的にソフトウェアの試用版は未契約時でも簡単に試用できますが、Adobeの無料体験は【ID登録】および【仮契約】しないと無料体験版がダウンロードできない仕組みになっています。

仮契約時にはクレジットカード登録が必要

無料体験期間は7日間。そのまま契約する場合、放置すれば本契約が締結され自動的に料金が請求されます。

契約を望まないと判断した場合、キャンセルを行わないと自動的に本契約になるので注意が必要です。

Adebe公式サイトの購入方法

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