「70-180mm F/2.8 Di III VXD」の仕様は、海外販売店の情報を機械翻訳して抜粋しました。大本営発表があれば差し替えます。噂程度に留めていただけると幸いです。
追記 2020年4月7日に正式発表されました。発売日は2020年5月14日。価格は15万円(税別)です。
基本スペックを比較
メーカーの仕様が公表されました。
70-180mm F/2.8 Di III VXD | SEL70200GM | SEL70200G | |
発売日 | 2020年5月14日 | 2016年9月30日 | 2014年3月20日 |
レンズマウント | ソニー Eマウント | ソニー Eマウント | ソニー Eマウント |
画面サイズ | 35mmフルサイズ | 35mmフルサイズ | 35mmフルサイズ |
焦点距離 | 70-180mm | 70-200mm | 70-200 |
レンズ構成 | 19群14枚 | 18群23枚 | 15群21枚 |
高性能ガラス | LDガラス×5 XLDガラス×1 GM(非球面)ガラス×1 複合非球面ガラス×2 |
スーパーEDガラス×2 EDガラス×4 超高度非球面レンズ×1 非球面レンズ×2 |
スーパーEDガラス×1 EDガラス×2 高度非球面レンズ×2 非球面レンズ×1 |
コーティング | BBAR-G2コーティング フッ素コーティング |
ナノARコーティング フッ素コーティング |
ナノARコーティング |
開放絞り | F2.8 | F2.8 | F4 |
最小絞り | F22 | F22 | F22 |
絞り羽根 | 9枚 | 11枚 | 9枚 |
フォーカス | ー | インナーフォーカス | インナーフォーカス |
フォーカスホールドボタン | ー | ○ | ○ |
AF/MFスイッチ | ー | ○ | ○ |
最短撮影距離 | 0.85m(AF/全域) 0.27m(MF/70mm) |
0.96m | 1〜1.5m(AF時) 1〜1.35m(MF時) |
最大撮影倍率 | 0.21倍(AF/全域) 0.5倍(MF/70mm) |
0.25倍 | 0.13倍 |
フィルター径 | 67mm | 77mm | 72mm |
手ぶれ補正 | ー | レンズ内手ブレ補正方式 | レンズ内手ブレ補正方式 |
モーター | VXDリニアモーター×2 | リングドライブSSM×1 リニアモーター×2 |
リニアモーター×1 |
テレコン | ー | SEL14TC SEL20TC | ー |
外形寸法 | 81×149mm | 88 x 200mm | 80 x 175mm |
三脚座 | ー | ○ | ○ |
重量(g) | 810g | 1480g (三脚座別) | 840 (三脚座別) |
出典:photo-univers.fr https://www.photo-univers.fr/
70-180mm F/2.8 Di III VXDの噂
「70-180mm F/2.8 Di III VXD」の基本スペックを抽出しました。
基本的な仕様
ソニーEマウント向けに開発された100%互換を謳ったレンズ。
焦点距離は70〜180mmのズーム式で解放絞り値はF2.8。全長は149mmで、重量は810gの軽量化を実現する。フィルターは67mmで同社FEシリーズF2.8系ズームと共通になる。ズームリングにはズームロックスイッチを装備し、運搬時の伸びを抑制する。
モーター性能
タムロンは、このレンズのため新開発VXDリニアモーターを開発して搭載。2つのVXDリニアモーターを制御することで高速かつ動画撮影時に静かで高精度なフォーカスを実現した。
画質
レンズ構成は19群14枚。特殊低分散系レンズ6枚、非球面系レンズ3枚を採用し、BBAR-G2コーティングを施す。これらの効果により色収差を補正し、ゴーストや反射が最小限に抑えた高画質を実現した。
近接撮影
全焦点範囲にわたって0.85mの近接撮影に対応。 広角端の70mmではマニュアルフォーカス(MF)に設定すると0.25mの近接撮影が可能です。
防滴設計
レンズ各部にシールを施し、湿気や雨滴の侵入を防ぎ耐湿性のある構造を採用する。フロントレンズの表面は、撥水撥油性に優れたフッ素コーティング処理を施し、汚れ、湿気、指紋などのダメージを受けにくく容易なメンテナンスを実現します。
簡素化された機能の有無が妥協できるか?
「70-180mm F/2.8 Di III VXD」は安価かつ高性能を両立するため、妥協された部分があります。妥協できるか否かのポイントを挙げてみました。
レンズ内手ぶれ補正がない
「70-180mm F/2.8 Di III VXD」はレンズ内手ぶれ補正機能が搭載されていません。ボディ内手ブレ補正付きの機種なら補うことができますが、α6300/6400などと組み合して使用する人は要注意です。
また、レンズ本体にAF/MF、AFリミッター、フォーカスホールドボタンが付いていません。α7iii系のボディならC3ボタンでフォーカスモードが切り替えられるので問題ありませんが、α6100などAFモード切り替えボタンが簡素化された機種は、切り替えが面倒になりそうです。
三脚座がない
三脚座が簡素化され、オプション設定もありません。三脚に固定する時はカメラ底に固定することになりますが、雲台の形状によってはレンズと雲台が干渉し、装着できないことがあります。
フォーカスリングがカメラ側に配置
フォーカスリングがカメラ側に配置されています。オートフォーカスを多用する人は問題ありませんが、手持ちでマニュアルフォーカスする人は操作性を確かめる必要があります。
インナーフォーカスではない
ソニー純正レンズのSEL70200GMやSEL70200Gは、ピントやズームリングを操作しても全長が変化しないインナーフォーカス・インナーズーム式を採用しています。「70-180mm F/2.8 Di III VXD」はズーム操作でレンズの前玉が伸びる構造です。
簡素化の影で期待できる点は?
新開発モーターは期待大!?
SEL70200GMは、3つのモーターを内蔵する豪華な仕様ですが、リング式超音波モーターを採用するなどスペックは旧態化しています。静音駆動や動画撮影時の追従性は最新型に劣ります。
その点「70-180mm F/2.8 Di III VXD」は新開発VXDリニアモーターを搭載し、高速かつ動画撮影時に静かで高精度なフォーカスをアピールしているので注目です。
レンズ枚数が少ない点は逆にメリットも!
レンズ内手ぶれ補正機能が搭載されていませんが、逆に手ぶれ補正用の光学ユニットを削減できるメリットがあります。SEL70200GMのレンズ枚数は23枚、SEL70200Gは21枚のレンズを使用しますが、「70-180mm F/2.8 Di III VXD」は14枚に抑えられています。
その内、高性能なレンズを9枚用いているので、抜けの良さや解像度の向上が期待できます。また、レンズが少なくなればモーターの負担ができるので、AFスピードや追従性の向上に寄与するかもしれません。
まとめ
「70-180mm F/2.8 Di III VXD」が正式発表されました。ニュータイプ567の影響もあり、品薄になることは必至ですね。

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